クロガモです。クロガモは北日本に多いといわれており、関東周辺ではなかなか目にする機会が少ない鳥です。今回、荒波が打ち寄せる冬の太平洋でクロガモに会うことができました。フィールドに着くと沖から大きなうねりが岸に向かって打ち寄せています。想像以上に波が高く、堤防の上にいる私にも波しぶきがかかりそうです。堤防の上から海上を見渡すと、いました!クロガモです。荒れた海の波間に結構な数のクロガモが浮かんでいます。
クロガモは名前の通り全身が黒く、くちばしの黄色いこぶが特徴です。
結構な波が岸辺に打ち寄せるのですが、クロガモには特に問題はないようで沖から高い波が打ち寄せると波が巻き込む直前にすっともぐってしまい、波が去った後に海上に姿を見せます。当たり前ですが上手なもんです。
このフィールドは見渡すかぎり海岸線が続いています。地元である湘南の海とは違って人影も少なく、とてものんびりした雰囲気が素敵です。この日はお目当ての鳥に会えただけでなく、早春の海をたっぷりと堪能できました。次回は同じ場所で撮影したシノリガモをご紹介します。