秋の舳倉島はまさに渡り鳥の宝庫である。この島に来るとどうしても珍鳥ばかりに目がいってしまいがちだが、本土ではなかなか近くで見ることができない鳥たちを間近で観察できるもの魅力である。さらにいわゆる普通種でも気をつけてみていると思わぬ発見があるかもしれない。今回はそういった発見はなかったが普段からしっかり鳥を見ることによってそういった発見もできるようになるのだろう。
今回は島中がジョウビタキであふれかえっていた。本土でも目にするようになったが今年もジョウビタキの初認はこの舳倉島だった。
ノビタキ。すっかり秋の装いになっていた。春、秋ともにノビタキはよく見かけた。
タヒバリ。
今回、2日目にタヒバリの群れのなかにセジロタヒバリを発見した。船がでる直前であったため、私はカメラを持っておらず同行の弟に写真を撮ってもらった。しかし、逆光のため残念ながらわすかに確認できる程度の写真しか撮れなかった。この日に限って引き返しとは。。本当に悔しい。念のためその写真を掲載する。背中の黒い軸班の間に白いラインがはっきりとでている。
ツメナガセキレイ。すっかり冬羽になっていた。飛んだときに出す鳴き声はキセキレイなどとはちがって「ジジッ、ジジッ」という濁った?声なので何度か聞くとわかるようになる。
アオバト。今回は何羽か確認することができた。こういった鳥たちも海を渡っているのだ。
マヒワ。ジョウビタキとともに今回も数多く見られた。
2010年10月中旬・撮影地舳倉島