ここ石垣島では本州で見られる野鳥の亜種を沢山見ることができる。今回見ることができた亜種はイシガキヒヨドリ、イシガキシジュウカラ、リュウキュウキジバト、オサハシブトガラス、シマアカモズ、ハチジョウツグミ、ホオジロハクセキレイ、リュウキュウアオバズク、リュウキュウサンショウウクイ、リュウキュウメジロなどである。シジュウカラ、ヒヨドリは本土のものより明らかに色が濃く、ハシブトガラスは本土のものより一回り小さいのですぐに分かった。が、サンショウウクイは距離が遠く鳴き声がちょっと違うかなという程度、キジバト、アオバズク、メジロに至っては違いがよくわからなかった。
市街地で見つけたシマアカモズ。石垣島では非常に数が多く、公園、住宅地、田んぼなどで複数個体を見ることができた。
本州で見られるアカモズのように背中は赤くなく、灰色をしている。よく見るとうっすら赤みが入っているのが分かる。
公園の芝生にいたハチジョウツグミ。石垣島では数が少ないということだったが、今年に限っては多いようで何個体か目にすることができた。
ホオジロハクセキレイ。この亜種は以前舳倉島で一度見ることができた。普通のハクセイキレイと違って顔の黒い過眼線がない。他にタイワンハクセキレイなどもいるらしいが今回は見つけることができなかった。
2010年12月中旬・撮影地石垣島