この日の漁港は非常にカモメの数が多く、修復が終わった有名ポイントの堤防では数えきれないほどのカモメが羽を休めていた。ほとんどがセグロカモメ、オオセグロカモメ、ウミネコ、カモメ、ユリカモメである。その中にシロカモメ、ワシカモメがぽつぽつ、さらにカナダカモメなどの希少種が混じる。カモメは基本種でも年齢の差や個体差が大きく識別は難しいが何度かじっくりと見ていると違いがだんだんとわかってくる。スコープ、双眼鏡、図鑑はカモメ観察には欠かせない。
ワシカモメ。この日は比較的近い場所に成鳥が止まってくれた。
この日はワシカモメの幼鳥が多く第1回の冬羽と思われる個体はあちこちで見ることができた。
シロカモメ成鳥。このシロカモメは小型の亜種でぱっと見は珍種のアイスランドカモメに似ているためびっくりするが頭の形、尾羽の色などで判断することができる。
ウミネコ成鳥。ごく普通の鳥だが識別の際には普通種が基本となるため、特徴をしっかり覚えておくことが珍種の発見につながる。
2011年2月上旬・撮影地千葉県