南西諸島の定番「白い」クロサギ。ここ奄美大島でも白色型と黒色型の両方が見られた。クロサギは南方系の種類であるため、関東などで見るクロサギは生息地の北限にあたる。和名は黒鷺だが、南西諸島では「白色型」の方を多く見かける。白色型はサンゴ礁の白い砂浜に適合し、黒色型は岩場の黒に適合しているらしいが同じ種類でこれだけ体色が異なるのは興味がわくところだ。共通点は、目の色と脚の色くらい。珊瑚礁のない、九州以北では白色型は本当に生息しないのか?白色型と黒色型のペアから生まれる個体が中間型と呼ばれる個体なのかなどなど。
黒色型。この生簀の周りには白色型が2羽、黒色型が一羽。さらにダイサギが2~3羽いたので、この黒色型の個体は目立つ存在だった。
2013年6月中旬・撮影地奄美市大熊漁港