今回のクルーズでは夏羽のウミガラスに出会うことができた。ウミガラスと言えば、道北の天売島が有名であるが、近年天売島では個体数が激減しているという。ここユルリ島周辺ではエトリピリカと同様、少数が繁殖をしており、夏期でもその姿を見かけることが多い。
光線の具合で顔から背中にかけてチョコレート色に見える。深い霧の中、海中に首を突っ込んで潜水しながら餌を探していた。この海域では近い仲間のハシブトウミガラスも観察することができるが、ウミガラスの方が嘴が細くて長い。上嘴基部の白線もほとんど目立たない。
上の写真は、同じ海域で2月に撮影したもの。
2013年7月下旬・撮影地ユルリ島周辺海域