この秋、またまた珍客がやってきました。なんとセグロサバクヒタキが神奈川県に出現したのです。セグロサバクヒタキといえば、対馬や舳倉島などでは春の早い時期か秋の遅い時期、何年かに一度くらいの割合で話を聞く程度で、今までの記録をみても多くは日本海側での記録です。私が知る限り、おそらく神奈川県では初の記録になるのではないかと思われます。先週末に通過した台風18号の影響でこの場所にたまたまやってきたのでしょうか??今回、セグロサバクヒタキが発見された場所は、相模川中流域の周辺に広がる田園地帯の一角でした。この辺りは以前田んぼが広がっていて春や秋のシギチの渡りで有名な場所でしたが、現在は田んぼが減少し、畑や住宅が点在するような場所です。
今回飛来した個体ですが、尾羽の模様からセグロサバクヒタキで間違いないと思いますが、雌雄や月齢については言わるメスタイプのため、難しいところです。私の見解としては、胸や腰の茶褐色味から♀、雨覆いの幼羽から第1回の冬羽ということになります。
2013年9月下旬・撮影地神奈川県