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舳倉島~2014.5.17

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今シーズン2回目の舳倉島に渡った。今回も1泊の予定が輪島に到着した初日は欠航に見舞われ、またしても日帰りの日程となってしまった。今シーズンは天候が安定せず一度タイミングを外してしまうと2~3日続けて決行することが多かったらしく、島に閉じ込めたられてしまったバーダーも多かったらしい。日程を気にせず島に滞在できるのはいつのことか。。島に渡れなかった初日は金沢の普正寺の森でマミジロを、河北潟でも数は多くなかったがチュウシャクシギ、ケリなどを観察して過ごした。二日目の朝も予報を見ると天候は回復傾向にあるがまだ風が強く波の予報も3メートル後1.5メートル。船がでるか微妙な状態で祈るような気持ちだったが出航の朗報が入り港に向かった。予報どおり行きの船はかなりの揺れに見舞われたが。。。

前回から2週間たった島は草木の緑が濃くなっており初夏の装いであった。鳥の方はというと期待していたモズ類やトケン類の姿を見ることはなかったが、思いがけずヨタカを撮影できたことは幸運だった。他にも写真のムギマキ、キビタキ、オオルリ(♀のみ)、エゾビタキ、コサメビタキといったヒタキ類やコマドリ、シマゴマ、ノゴマといった小型ツグミ類はGWよりも多く目にすることができた。5月も半ばを過ぎると春の渡りも後半を迎え、鳥の数はともかく種類は少なくなる。前回は同じ日帰りで50種、今回が42種。今回はヨタカ、ムギマキ、シマゴマの撮影に時間を使ってしまい海岸沿いなどをあまり見ることができなかったので種類数が伸びなかったのかもしれないが、やはり5月の初旬の方が種類数は多く見られるようだ。今回もムシクイ類の出現に注意を払っていたが、観察できたムシクイはGWと同じキマユ、エゾ、センダイの3種のみでGWに多く見られたセンダイムシクイの数もぐっと少なかった。5月中旬ということでオオムシクイが渡っているかと思ったが「ジジロ、ジジロ」という独特の声を聞くことはなかった。やはりオオムシクイは5月の中旬以降に島を通過するようだ。


エゾムシクイ。地元ではムシクイの仲間の姿をじっくり観察する機会になかなか恵まれないが、島では比較的姿が見やすいので識別力向上に役立つ。
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エゾビタキ。関東では秋にしか目にしないが、舳倉島では春も秋も見ることができる。
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キビタキ♂。今回はこのような若い個体が多く見られた。
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一羽だけ見られたヒレンジャク。渡って来たばかりのようで木の上でウトウトしていた。
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コムクドリ。今回は2~3羽の群れがいくつか見られたのでシベリアムクドリが混じっていないか探してみたが残念ながらそのような幸運には恵まれなかった。
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2014年5月中旬・撮影地石川県舳倉島

(観察種)
オオミズナギドリ(航路)、アカアシミズナギドリ(航路)、ウミウ(航路)、トビ、ハヤブサ、アカエリヒレアシシギ(航路)、ジシギsp、ウミネコ、コゲラ、ヨタカ、ツバメ、キセキレイ、ハクセイキレイ、ビンズイ、サンショウクイ、ヒヨドリ、ヒレンジャク、コマドリ、シマゴマ、ノゴマ、ルリビタキ、ツグミ、ウグイス、カラフトムジセッカ、キマユムシクイ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、キビタキ、ムギマキ、オジロビタキ、オオルリ、エゾビタキ、コサメビタキ、メジロ、シロハラホオジロ、ホオアカ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、コムクドリ、ハシブトガラス(以上、42種) 目撃情報 マミジロキビタキ♀、ヘラサギ、ベニヒワ、アリスイ、ニシイワツバメ他
by hideaki0310 | 2014-05-19 07:00 | フィールドノート | Comments(0)
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