北海道の代表選手、
シマセンニュウ。雨が多かった今回の行程ではその姿を見ることは少なかったのですが、唯一太陽が顔をだした最終日は日の高くなった昼間の時間帯でも目立つところでさえずる姿があちこちで見られました。鳥たちにとっても待望のお天道様だったのでしょう。
さてこの
シマセンニュウ、今回のように目立つ場所で囀っていれば間違えることはありませんが遠目で見ると
コヨシキリとよく似ています。北海道では生息域や生息環境が重なりますので両者が同じ場所で見られることも珍しくありません。その際は大きさで見分けるといいでしょう。大きさは
シマセンニュウの方が明らかに大きく、体型も
コヨシキリよりもスマートに見えます。
雨の野付半島で見つけた
シマセンニュウ。気温が低く鳥たちの姿はまばらでしたがよくさがすとブッシュの中で繁殖準備をしている姿を見ることができます。
コヨシキリ。
シマセンニュウよりも目立つ場所に出てくることが大きので姿は見つけやすいと思います。囀りも非常に賑やかです。写真は根室の温根沼周辺での撮影ですが、周辺ではちょっとした草地があれば道路脇だろうがなんだろうがそこらじゅうで
コヨシキリの賑やかな歌声を聞くとこができました。
2016年6月上旬・撮影地根室市・別海町/ニコンD500・ニコンD500+AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR