2017年 05月 13日 ( 1 )

舳倉島/ムシクイ類の識別Ⅱ

舳倉島では春秋の渡りの時期に多くのムシクイ類を観察することができます。その多くが今回取り上げるセンダイムシクイ、エゾムシクイ、メボソムシクイです。私の経験では春(GW前後)はセンダイムシクイ、エゾムシクイが多く、メボソムシクイはほとんど見かけませんが、秋は圧倒的にメボソムシクイが多く見られます。今回もその経験則の通り、エゾムシクイ、センダイムシクイが多く見られメボソムシクイは見かけませんでした。と思ったのですが家に帰って撮影した写真を見返してみると現場ではセンダイムシクイだと思っていた個体がメボソムシクイだったり、エゾムシクイだったりということががいくつかありました。地鳴きなど現場でのヒントがあるとまだわかるのですがやはりムシクイ類は難しいです。

センダイムシクイ。これはわかりやすい個体でした。上面(背中)が黄色みが強いオリーブ色で3種のなかで一番明るく見えます。下嘴全体が山吹色で暗色斑がないことも識別点になります。他には明瞭な頭央線があること、下面(おなか)が見えたなら黄色い下尾筒も有効な識別点です。

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エゾムシクイ。エゾムシクイの識別点はまず脚の色。基本3種の中で一番ピンク色です。私はまずここで判断します。また、比較的明瞭な翼帯が2本入ります。他の2種よりも黄緑味は少なく、下面は白っぽく見えます。頭が背中よりも暗色に見えることも有効な識別点です。
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下の写真は現場ではセンダイムシクイと思ったのですがよく見てみるとエゾムシクイの特徴を備えていました。
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メボソムシクイ。下の写真も現場ではセンダイムシクイだと思っていましたが、下尾筒の黄色み少ないこと、下嘴が暗色であることからセンダイムシイではないことがわかります。また、下面に黄色みがあり、脚も肉色であることからエゾムシクイでもないのでメボソムシクイと判断しました。
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秋に見られるメボソムシクイはわかりやすい個体が多いのですが、春のメボソムシクイはなかなか判断が難しいです。下の写真は秋に撮影したメボソムシクイです。
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撮影地/石川県舳倉島







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by hideaki0310 | 2017-05-13 14:00 | 舳倉島 | Trackback | Comments(0)