カテゴリ:神奈川県( 62 )

コシャクシギ(Little Curlew)~2017.04

地元でコシャクシギの情報をいただき、早速見に行ってきました。
場所は河川敷にある芝のグランドでした。この場所は週末ともなると少年野球などのスポーツを楽しむ人々でにぎやかですが、私が訪れた平日の昼間はひっそりしていました。そんな場所で目的のコシャクシギは盛んにミミズなどを採餌していました。以前、舳倉島でみたコシャクシギはじっとしていて草むらからでてこなかったので、活動的なコシャクシギを観察したのは初めての経験です。

コシャクシギはチュウシャクシギとは異なり、乾燥した開けた場所を好みますので、今回の場所はその条件を満たすような場所です。おそらくこの場所でコシャクシギが記録されたのは初めてだと思いますが、普段もひと知れずこのような鳥たちが通過しているのでしょう。
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2017年4月下旬/撮影地神奈川県/ニコンD500・AF-S NIKKOR 500mm f/4G ED VR
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by hideaki0310 | 2017-04-24 23:00 | 神奈川県 | Trackback | Comments(0)

ヒクイナ(Ruddy-breasted crake)~2014.03

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久しぶりにヒクイナを観察することができた。横浜市郊外の貯水池の一角。比較的きれいな水辺と枯れた葦がまばらに生えた環境。おそらくこの場所で越冬したものと見られるが、近年このような越冬個体が発見されることが多くなった。

以前の記事でも書いた記憶があるが、私が鳥を見始めた30年前は関東ではヒクイナは夏鳥という認識が強かった。地元の周辺でも酒匂川沿いの栢山地区などの田んぼでは繁殖期の夕方、「キョッ、キョッ、キョッ、キョッ」というヒクイナ独特の鳴き声をしばしば耳にしたものだ。それでもこの手の種類の生態からはっきりと姿を見ることは希で、4~5年前に東京で出現した越冬個体を見たのが、はっきりと姿を観察した初めての経験だった。以降、毎年どこかで越冬個体のヒクイナの話を聞くようになったが、繁殖期の生息状況はどうなのだろう。30年前に比べれれば都市化により圧倒的に少なくなってしまった田園地帯。その僅かに残された場所であの独特の声を聞くことはできるのだろうか。。。
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2014年3月中旬・撮影地神奈川県横浜市
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by hideaki0310 | 2014-03-24 07:00 | 神奈川県 | Trackback | Comments(0)

トラツグミ(White's Thrush)~2014.03

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久しぶりにトラツグミを撮影できた。秋から春にかけての時期、漂鳥であるトラツグミを目にする機会は少ないわけではない。初夏、早朝や夕方に山を歩いていると独特の鳴き声を聞く機会も多い。しかしながら暗い破を好む性質からじっくりと観察できる機会はなかなかない。私などより仲間内で情報を交換し合っているカメラマンの方のほうが余程撮影機会は多いだろう。

今回、ウタツグミが出ている場所のすぐそばの松林で3羽のトラツグミを観察することができたのはラッキーだった。人が多いときは松の木の上で休んでいて、人気がなくなると地上に降りてきてミミズなどを探しているようだ。このトラツグミ、警戒心が薄いのか人馴れしているのかわからないが三脚を短くして座ってまっていると向こうから近づいてくる。行動は大型ツグミ共通の動きであるが、その大きさのせいか動き自体はゆっくりしてる。至近距離で観察できたことにより、改めてトラツグミの大きさを実感することができた。


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2014年3月中旬・撮影地神奈川県相模原市
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by hideaki0310 | 2014-03-20 07:00 | 神奈川県 | Trackback | Comments(0)

ウタツグミ(Song Thrush)~2014.03

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地元の先輩からウタツグミの話を聞いたときは、ウタツグミなど図鑑の中の話でまさか日本で、しかも地元神奈川で見られるとは思っていませんでしたので本当に驚きました。舳倉島などの日本海側の島嶼でならまだしも、神奈川県での記録(2例目だそうです)ですからますます驚きですね。本来の生息地はヨーロッパからアフリカにかけてですから、今回観察された個体はロシアなど比較的東寄りに生息していた個体が迷い込んだのかもしれません。肩羽と雨覆いの白斑から察するにおそらく第1回の冬羽を纏った若い個体と思われますが、図鑑などでは詳しく書かれていないので本場ヨーロッパの写真を参考にしました。

このウタツグミ、大きさはツグミよりもやや小さく、体つきもスマートです。行動はツグミと同様、小走りに移動しては止まって胸を張るポーズをとっていました。特徴は胸の斑ですが、よく見ると逆ハートマークになっていることがわかります。体色は頭から背中にかけて茶褐色で足はピンク色を帯びています。ヤドリギツグミによく似ていますが、両者の違いはまず大きさです。ヤドリギツグミのほうが明らかに大きく、またヤドリギツグミの体型はトラツグミに似て太めなのに対して、ウタツグミは逆に小型ツグミに似て細め。体色はヤドリギツグミのグレーに対してウタツグミは茶褐色、特徴である胸の班もヤドリギツグミは大きめの円形ですが、ウタツグミは逆ハート型、足はヤドリギツグミが黄色味を帯びるのに対して、ウタツグミはピンク色をしています。こういった違いはやはり実際に目でみるとはっきりわかります。

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こちらは先週撮ったヤドリギツグミ。上で述べた違いが分かっていただけると思います。
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今回鳴き声は聞くことはできませんでしたが、英名の「song ~」とは鳴き声が美しいところからきているのでしょう。ネットでウタツグミのさえずりを収録しているサイトがあったので聞いてみるとクロツグミに似た美声でした。
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2014年3月上旬・撮影地神奈川県
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by hideaki0310 | 2014-03-07 07:00 | 神奈川県 | Trackback | Comments(0)

ノビタキ(Common Stonechat)~2013.10

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三連休の最終日、午後に少し時間が空いたので地元の酒匂川へ。この時期の酒匂川は落ち鮎の時期で、川原はたくさんの釣り人が。。すすきの穂が実り、セイタカアワダチソウの黄色い花が目立つ川べりを河口から東海道線のガード下まで歩いてみましたが、カモ類ではエクリプスのヒドリガモ、コガモと常連のカルガモ、カモメ類ではウミネコとセグロカモメが見られましたが、まだまだ数、種類ともに少ない印象でした。他にはセキレイ3種、スズメ、ムクドリ、ホオジロ、イソシギ、カワセミ、コチドリ、コサギといった留鳥が中心でやはり冬鳥の姿はありません。この夏の暑さのせいで冬鳥の到来がやや遅れているようです。そんな中、川原の草むらにノビタキの姿を見つけました。この時期方々で渡り途中のノビタキを見かけますがここ酒匂川でも下流部から中流部にかけての川原でノビタキに会うことができます。この時期に会うノビタキはすでに衣替えを終え冬羽になっています。夏羽と違い雌雄とも似たような羽色になりますが、♂は冬羽でも顔や喉が黒く、♀は顔の黒さはなく喉が白いことから区別できます。♀は冬羽の方が脇の橙色が濃くなり夏よりややカラフルになります。
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草むらを飛び回りながら時折地面に降りてイモムシを捕食していました。
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この個体、撮影した時は喉の白さから♀だと思っていたのですが、お腹と腰の橙色がかなり鮮やかであることや真っ黒な尾が気になります。よく見ていると顔の部分もやや黒味があります。初列雨覆いにわずかですが白班が見られますので若い個体の可能性があり、♂第1回の冬羽かもしれないと思って調べてみましたが、図鑑などには♂第1回のはっきりした写真がなくわかりませんでした。
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2013年10月中旬・撮影地神奈川県酒匂川
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by hideaki0310 | 2013-10-18 07:00 | 神奈川県 | Trackback | Comments(0)

エゾビタキ(Grey-streaked Flycatcher)~2013.09

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秋晴れの週末、久しぶりに地元の山に向かいました。久しぶりに訪れるこの場所でしたが、期待通りたくさんのエゾビタキに会うことができました。水場にやってくるもの、木の枝からフライングキャッチを繰り返すものとさまざまな姿を観察することができました。今年の暑さのせいか、木々の色づきは今一つですがしばらくすると木々も色づき始め、冬鳥たちがやってくる季節になります。
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この時期に見るエゾビタキは若い個体が多いはずですが、今回見たエゾビタキは以前舳倉島で観察した今年生まれと思われる幼鳥に見られた雨覆と尾の白班がありません。といことはこれが第1回の冬羽?どのあたりが判断のポイントになるのでしょうか?残念ながら私の持っている図鑑にはそこまでの記述はありません。推測ながら、上の1枚目と3枚目(同一個体)は成鳥、4枚目は尾に白班が残っていることから幼羽から第1回の冬羽に移行中の個体ということになります。
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キビタキ♀。この時期になるとオスの姿は少なくなり♀をよく見かけるようになります。
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メジロ。この個体はそうでもありませんが、脇がかなり赤っぽい個体も数羽交じっていました。

今回はD7100の高感度のテストもかねて、あえて暗めの場所でISOを上げて撮影してみました。上の写真のうち。キビタキとメジロはISO1600での撮影です。あくまでも個人的な見解ですが、ISO1600までは気になるほどのノイズは浮きませんでしたが、ISO2000を超えてくるとさすがにノイズが気になります。D300Sもほぼ同じ特性だと思いますが、新しい分、ややD7100のほうが高感度域も強いようです。

2013年9月下旬・撮影地神奈川県
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by hideaki0310 | 2013-10-01 06:00 | 神奈川県 | Trackback | Comments(0)

セグロサバクヒタキ(Pied Wheatear)~2013.09

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この秋、またまた珍客がやってきました。なんとセグロサバクヒタキが神奈川県に出現したのです。セグロサバクヒタキといえば、対馬や舳倉島などでは春の早い時期か秋の遅い時期、何年かに一度くらいの割合で話を聞く程度で、今までの記録をみても多くは日本海側での記録です。私が知る限り、おそらく神奈川県では初の記録になるのではないかと思われます。先週末に通過した台風18号の影響でこの場所にたまたまやってきたのでしょうか??今回、セグロサバクヒタキが発見された場所は、相模川中流域の周辺に広がる田園地帯の一角でした。この辺りは以前田んぼが広がっていて春や秋のシギチの渡りで有名な場所でしたが、現在は田んぼが減少し、畑や住宅が点在するような場所です。
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今回飛来した個体ですが、尾羽の模様からセグロサバクヒタキで間違いないと思いますが、雌雄や月齢については言わるメスタイプのため、難しいところです。私の見解としては、胸や腰の茶褐色味から♀、雨覆いの幼羽から第1回の冬羽ということになります。
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2013年9月下旬・撮影地神奈川県
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by hideaki0310 | 2013-09-28 06:00 | 神奈川県 | Trackback | Comments(0)

アオバト(White-bellied green-pigeon)~2013.07

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地元大磯の照が崎。早朝にもかかわらず、駐車場は釣り客やサーフィンを楽しむ人たちの車でほぼ満車!そんな賑わう海岸を横目にアオバトの観察に向かう。この日ははるか南の海上にある台風の影響か波が高く、周辺は潮でモヤがかかるような天候ではあったが、6時半~9時の観察中、50羽を超えるアオバトの群れが何度もやってきた。ここ照が崎でアオバトの海水吸引が見られるのは初夏から秋にかけてだが、毎年6月の上旬から盛夏にかけてが飛来のピークを迎える。この日も延1,000羽以上のアオバトを観察することができた。
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上の写真がアオバトの♂。オスには写真のように羽が赤紫がかる。♀にはこの赤紫色はない。(下の写真)
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中には打ち寄せる波に飲み込まれてしまうものもいるが、たくましく波をかいくぐって飛び出してくる。
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2013年7月中旬・撮影地大磯照ガ先
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by hideaki0310 | 2013-07-18 07:00 | 神奈川県 | Trackback | Comments(0)

ササゴイ(Striated heron)~2013.07

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梅雨明け宣言があったこの土曜日、関東は今年初めての猛暑に見舞われた。少しでも涼しい場所へと地元の河川に向かった。この時期なると毎年ササゴイを撮影することが恒例となっている。このササゴイ、神奈川にはこの時期になるとやってくる夏鳥である。同じ仲間のゴイサギなどと比べると行動が非常にアクティブで長い時間観察していても飽きることはない。この日も2羽のササゴイが目の前で独特の行動を見せてくれた。
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川の中央部のブロックの上でじっと小魚を待つ。今の時期、酒匂川では鮎の遡上が見られ、ササゴイの獲物はその鮎。1時間ほど観察している間、3~4匹の鮎を見事に捉えていた。
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ブロックからブロックに器用に飛び移るのだが、その飛び方はなかなかユーモラス。
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2013年7月上旬・撮影地神奈川県酒匂川
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by hideaki0310 | 2013-07-07 06:00 | 神奈川県 | Trackback | Comments(0)

セアカモズ~2013.03

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かなり前から話題となっている、セアカモズと言われているモズ。噂が噂を呼び、セアカモスと認定されたとかされてないとかいろいろと言われているが、結論はでないのではないだろうか。私も2回ほど見に行ったが、一度目は時間がなく、二度目も識別の役に立てようと狙っていた飛翔写真が撮れず撃沈。結局、自分で撮影した写真と双眼鏡で見た印象をたよりにベテランの方々のブログを拝見し参考とさせていただくこととなった。。。
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この写真を見る限りではネットなどで公開されている2007年に香川県に出現したセアカモズとされる個体とは特徴が一致する。
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しかし、本来の生息地であるヨーロッパやアフリカで撮影されたセアカモズの写真と比べるとやはり違う。セアカモズではないのではないかという理由が次の理由だ。
①最外尾羽の外縁や尾の先端、尾羽基部の白班が確認できない←これが最大のポイントか?
②静止時に突出する初列風切の枚数が少ない(シマアカモズ?)
③初列風切基部の小さな白班(これはオリイモズの特徴だが、シマアカモズも白班がでる個体もあるらしい。海外の図鑑で見てみると日本未記録の種にこの特徴を持つものがある。)
が、この個体をシマアカモズとすると尾の長さが気になる。大きさもやや小さいのではないか。以前、石垣島で撮影したシマアカモズの成鳥の♂♀だと思われる個体。この写真を撮影した日は11月下旬だ。
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この写真をみると今回の個体はシマアカモズとするのには印象としてはかなり異なる。嘴の色は同じ(オリイモズは黒い)、腹のバフ色は似ているが、今回出現した個体のほうが遥かに色が濃い。さらに背中の色や風切の模様(これはセアカモズの特徴が出ている部分)もまったく異なる。今回の個体を成鳥と考えると上記の理由からシマアカモズではないことがわかる。ただし、先の理由からセアカモズとも言い切れない。となるとこの個体はやはりシマアカモズとオリイモス、又はシマアカモズとセアカモズとの混血なのだろうか??やはりもう一度見に行きたい。いつまでいてくれるのだろう。

2013年2月下旬・撮影地神奈川県
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by hideaki0310 | 2013-03-19 07:00 | 神奈川県 | Trackback | Comments(4)