カテゴリ:埼玉県( 6 )

ヘラサギ(Eurasian Spoonbill)~2014.01

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昨年より飛来しているというヘラサギを見に行ってきました。数年前に琵琶湖で観察して以来、今回で2度目となります。世界的にはヘラサギよりも数が少ないと言われるクロツラヘラサギは、ここ数年関東周辺で比較的観察例が多くなりましたが、ヘラサギが関東周辺で観察されるにはかなり希です。事前にほかの方のブログの写真を見て、幼鳥だということは承知していました。やはり迷行して関東にやってくる個体は幼鳥が多いですね。前回琵琶湖で観察したのは成鳥の冬羽。それに比べると特徴である嘴が成長は黒ベースに先端に黄色い部分が入るのに対して幼鳥は全体的に黒みを帯びたピンク色。体色も風切先端が黒く、さらに羽を広げると羽軸にも黒い部分が見られました。これはクロツラヘラサギにも同じ特徴が見られます。


朝方、現地に到着したときは岸辺で寝ていましたが、しばらくすると動き出し、活発に餌を探していました。特徴である嘴を水の中に入れて左右に振るように採餌するする行動はやはりユーモラス。
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夕方にもう一度現場に戻ってみると午前中よりさらに活発なヘラサギの行動を見ることができました。
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このヘラサギ、我々が観察した日を最後にこの場所から移動したようで、おそらく同じ個体とおもられるヘラサギが今度は神奈川に出現しているようです。

2014年1月上旬・撮影地埼玉県伊佐沼
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by hideaki0310 | 2014-01-27 07:00 | 埼玉県 | Trackback | Comments(0)

キガシラシトド

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この冬、関東で発見された「キガシラシトド」。「シトド」とはホオジロ類の古称である。本来の生息地は北米であるため、日本で目にする機会のほとんどないが、驚いたことに関東では今季もう一羽発見されたという。こちらはまだ発見されてから日が浅くお決まりの餌付けもされていなかったため姿を見るのには苦労したが、美しい夏羽を見ることができた。

ホオジロ類なので冬の間、種子のたねを食べるものとばかり思っていたが、この個体はこの時期だけかもしれないが、芽吹いたばかりのクコの葉っぱを盛んについばんでいた。生態は、もう一か所の個体と同じように藪の中を潜行する。たまに枝先にでてきてこの時期ならではの囀りを披露していた。
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別個体なので単純な比較はできないが、1月に撮影した第一回冬羽と比較をすると明らかに頭頂の黄色が鮮明になり、頭の黒い部分と顔のグレーとの境界がはっきりとしている。
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下の写真は、今年の1月に千葉県で撮影した際のもの。
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2011年4月中旬・撮影地埼玉県
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by hideaki0310 | 2011-04-17 09:00 | 埼玉県 | Trackback | Comments(6)

アリスイ

この鳥の存在はその鳴き声で気がつくことが多い。「キッキッキッキッーッ」というこの小さな体からは想像できないような響く鳴き声だ。アリスイはその地味な姿と細い枝が込み合うような場所を好む習性からなかなか見つけるのが難しい。アリスイとはなかなか縁がなく近くで撮影したことはいまだにない。この時も少し離れた灌木に現れた。
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同じ場所で見られたヤマシギ。結構粘ったがついに開けた場所には出てこなかった。
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2011年1月下旬・撮影地埼玉県
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by hideaki0310 | 2011-03-04 22:43 | 埼玉県 | Trackback | Comments(2)

オジロビタキ

オジロビタキ。
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オジロビタキは関東では近年毎年のようにどこかで越冬したという話を耳にするようになった。発見されていないものや私の耳に届かないものなどを含めるとかなりの数のオジロビタキが関東で越冬していることになるのかもしれない。舳倉島などでも渡りの時期に定期的に観察されているようだ。日本に渡来するオジロビタキは亜種オジロビタキ(Taiga Flycathder)と亜種ニシオジロビタキ(Red-breasted Flycatcher )があるが、関東で観察されるのものほとんどが亜種オジロビタキのようだ。両亜種の違いは♂成鳥であれば喉の橙色部分が広いのがニシオジロビタキとなるのであるが今回の個体は雨覆いの縁に白班があり、全体的にバフ色がかっているという点から第1回の冬羽の若い個体だろう。幼鳥となると識別は難しくなるが嘴部分が黒っぽく、喉が白くみえる点から亜種オジロビタキの可能性が高いと思われる。しかしながら胸のバフ色がやや目立つのでニシオジロビタキの可能性も捨てきれない。
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地鳴きはかなり早口で「ジッジッジッジッジッジッジッ」と聞こえた。木陰で休んでいるときは鳴かずに活発に飛び回るときに盛んに鳴くようだった。両亜種間では地鳴きも異なるとのことで両方を聞き比べた方の話によるとニシオジロのほうがテンポが遅く、一回の長さが短いとのことだった。
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オジロビタキといえばこのピンと尾を立てて、翼を下に下げるポーズが定番だ。定番だとわかっていてもやはりこの瞬間をねらってしまった。
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2011年1月上旬・撮影地埼玉県
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by hideaki0310 | 2011-01-10 23:27 | 埼玉県 | Trackback | Comments(0)

アカエリヒレアシシギ

アカエリヒレアシシギは春と秋に日本近海を通過する旅鳥で、舳倉島航路などでは春に毎年100羽前後の群れを見かける。20年以上前の8月、北海道の礼文島に渡る航路で1万羽以上の大群に会い、しばし見とれた思い出がある。秋には台風などによって内陸まで飛ばされた個体を見ることが多い。地元の田園でも毎年少なくとも一回は話を聞く。今回撮影した個体もそういった個体であろう。怪我によりこの場所に2週間ほど滞在しているようだ。冬羽であるため名前にも付いている首から胸にかけての橙色は見られない。
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背の羽根の具合から第1回の冬羽であろうと思われる。大きさはかなり小ぶりで約18センチ。カルガモと比べるとこんなに小さい。
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体力の回復を図るために懸命に水面の餌をすくっていた。それにしても器用に泳ぐ。
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同じ仲間のハイイロヒレアシシギとくらべるとアカエリヒレアシシギのほうがやや小さく嘴を見るとアカエリヒレアシシギのほうが細く、色は黒一色(ハイイロヒレアシシギは基部が黄色)である。
ハイイロヒレアシシギ
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アカエリヒレアシシギ
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2010年10月上旬撮影
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by hideaki0310 | 2010-10-13 12:43 | 埼玉県 | Trackback | Comments(2)

赤色型~ツツドリ

ツツドリです。
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ツツドリは夏鳥として日本にやってきて繁殖します。ツツドリの名前の由来はその鳴き声で「ポポポポポ~」と竹筒を叩いたような声で鳴きます。ツツドリの仲間にはカッコウ、ホトトギスといった種類がありますが、この仲間に共通の特徴は「托卵」という習性です。「托卵」とは自分で子育てを他の鳥に任せてしまうというものです。したがって、自分たちでは巣作りなどは一切しません。卵を預ける相手をさがして、その相手の巣に自分の卵を産みつけます。ツツドリの場合には主にムシクイ類に預けることが多いようです。

そんなツツドリですが、普段は鳴き声ばかりで姿をみることはなかなか難しい種類です。しかし、ちょうど秋の渡りが行われる今の時期は都市公園などで見られることが多くなります。今回、隣県にちょっとめずらしい赤色型のツツドリが出ているとの情報をいただき行ってきました。ポイントに着くと栗の木の葉っぱの陰にツツドリが休んでいました。
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この仲間は外見が非常に似ていて識別が難しいのですが、カッコウ、ツツドリ、ホトトギスの中でホトトギスは一回り小さく、カッコウとツツドリ胸の横縞で判定します。個体差もありますが、ツツドリはカッコウに比べて横縞が太くはっきりしている傾向にあります。

下の写真は舳倉島で秋に撮影したホトトギスです。他の2種類にくらべてやや小さくスマートな印象です。ですが、正直、100%の自信はありません。この個体はおそらく幼鳥だと思います。
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これはカッコウです。北海道で撮影しました。ツツドリに比べ胸の横縞ははっきりせず縞の本数も少ないのがわかります。
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ツツドリに話を戻します。この個体のように赤味が強い個体を赤色型といいますがカッコウやホトトギスにも赤色型はいますが、ツツドリに比べるとその割合が少なく圧倒的に普通型が多い傾向にあります。
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木の間を飛び移りながら、獲物である毛虫をさがします。比較的動きはゆっくりしていました。
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夕方近くなってようやく隣の桜の木に移動してくれました。まだまだ桜の葉っぱが完全に枯れ落ちていないのでちょっと撮りにくいですが、なんとか全身を写せました。
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次は普通型のツツドリを狙いたいと思います。

2009年9月中旬撮影(埼玉県)
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by hideaki0310 | 2009-09-19 17:20 | 埼玉県 | Trackback | Comments(6)