カテゴリ:群馬・栃木( 5 )

コミミズク

コミミズク。
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年が明け、初めて群馬方面に向かった。狙いはコミミズク。昨年度は何回か通ったもののコミミズクの飛翔シーンが撮れなかったので、今年こそはという気持ちで出かけた。途中何か所か寄り道したため、現場に到着したのが3時半。結果としては少し遅かったようだ。場所は堤防?の土手と葦原が広がる場所。やはりコミミズクはこういった場所を好むのだろう。地元神奈川にはこのような場所が残されていないのがなんとも残念だ。到着した時間にはすでにコミミズクは活動を始めていて、土手のはるかかなたにカラスに追われる個体が一羽。反対側にも止まり木に止まっている一羽が双眼鏡で確認できた。コミミズクは堤防の土手と葦原のちょうど境目を左右に飛び回り、げっ歯類を探している
ようだった。同行の友人はコミミズクを初めて見た印象を「人間の顔が飛び回っているみたい」と評していた。
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この日はコミミズク人気のため沢山の人が撮影・観察に訪れていた。コミミズクもそんな我々が気になるようで飛んでいるときには盛んにこちらを気にしていた。暗くなってくると人も減りコミミズクの動きはさらに活発になり、カメラを構える私のすぐそばまで飛んでくることもあった。羽を広げるとフクロウとそっくりであるが、コミミズクのほうが一回り小さく広げた羽が長く見える。羽がフクロウより長いのは餌を捕る場所や方法の違いからであろう。
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お気に入りの場所で一休み。この個体は羽角がなく顔がまんまるにみえる。コミミズクは表情の変化に富んでいて見ててあきない。
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夕陽に照らされたコミミズクと葦原は非常に美しかった。撮影には厳しい条件だっかが最後に見た夕焼けは忘れられない思い出になった。

2011年1月上旬・撮影地群馬県
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by hideaki0310 | 2011-01-13 20:48 | 群馬・栃木 | Trackback | Comments(4)

コクマルガラス

コクマルガラス。
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猛禽類狙いで立ち寄った耕作地でコクマルガラスを見つけた。昨年もこの場所でコクマルガラスを見ることができたが今年のほうが数が多いような感じがした。遠くにミヤマガラスの群れを見つけたので近寄っていくとすぐに白黒のコクマルガラスが2羽、目についた。よく見ると奥のほうにも1羽。さらに黒いので気づくのが遅れたが黒色型が多数。近くで撮影しようと近づくと群れでミヤマガラスとともに移動してしまう。警戒心は強い。が、農家の方が軽トラで近づいても作業をしていても逃げない。彼らはちゃんと地元農家の方とあやしいよそ者を識別しているのだろう。大したものである。
白黒型と黒色型がなにやら棒きれで遊んでいた。
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この個体は白い部分がちょっと汚れたようら白をしている。
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こちらはきれいな白。
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これは黒型軍団。
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ミヤマガラス。くちばしの根元が白いのが特徴だ。大きな群れを作り、警戒心は非常に強く安易に近づくとすぐに飛んでしまう。
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こちらの個体はくちばしの根元の白い部分がない。これは若鳥だ。
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2011年1月上旬・撮影地群馬県
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by hideaki0310 | 2011-01-12 21:56 | 群馬・栃木 | Trackback | Comments(0)

一味違います~ケアシノスリ

ケアシノスリです。
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ケアシノスリを一言で説明すると「白い尾の先に黒褐色の太い帯をもつ、白っぽいノスリ」という言い方になると思います。日本へは冬鳥として少数が主に北日本や日本海側の地方に渡ってきます。年によって渡来数が変化し、昨年度は関東周辺ではほとんど見られませんでした。ケアシノスリは大分前に愛知県の鍋田干拓地で目撃して以来ですので本当に久しぶりです。今回訪れた渡良瀬遊水地は一面に葦原が広がる広大な場所です。チュウヒやハイイロチュウヒで有名な場所です。
ポイントの着くと上空に何羽かの猛禽類が飛翔していましたのでプロミナーで探しますがトビやノスリばかりで目的のケアシノスリは見られませんでした。しばらく見ているとはるか彼方に白っぽいタカ類が飛んでいるのを発見しました。普通のノスリではないのはすぐに分かりました。明らかに白っぽく、尾羽が透き通って見えます。車で移動して見るとどうやら一度地面に降りたようです。降りた周辺で待っていると再び飛び立ち周辺を旋回し始めました。
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光の具合が良くなかったのですが、ケアシノスリの特徴である尾の先の黒い帯がはっきり確認でします。しばらく旋回したのち、ホバリングをはじめました。光の関係もありますが尾の部分が透き通って見えます。
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下から見ると普通のノスリに比べて白黒のコントラストがハッキリしているのと腹の部分の黒い班が大きいです。
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比較用にノスリを掲載します。ノスリは下面が全体的に白いです。
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しばらく観察しているとなんとこちらに向かってやってきます。
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ついに頭上までやってきました。近すぎてフレームアウトしてしまいそうです。ここまで近いと光彩の黄色も確認できました。
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同じ場所で観察したハヤブサです。
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成鳥に比べて全体的に褐色味が強いので若鳥だと思います。ミヤマガラスの群れの中に何度か突っ込んでいました。狩りの練習をしていたのかもしれません。
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この日はほかにハイイロチュウヒ、チュウヒも見られ猛禽類を満喫した一日となりました。

2010年1月下旬・撮影地群馬県渡良瀬遊水地
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by hideaki0310 | 2010-01-31 00:16 | 群馬・栃木 | Trackback | Comments(12)

冬の芦原にて~ハイイロチュウヒ・コミミズク

ハイイロチュウヒです。
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やはりこの時期は芦原の猛禽類ははずせんません。先週末はその中でもハイイロチュウヒとコチョウゲンボウを狙って出かけました。結果としてコチョウゲンボウには会えませんでしたがハイイロチュウヒを間近に観察することができました。ハイイロチュウヒの撮影となるとねぐら入りを狙うことが多いのですが、今回は明るいうちのハイイロチュウヒを狙って周辺を捜しました。広い芦原の中の水辺沿いを捜しているといました!ハイイロチュウヒです。
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先輩のSさんとHさんの意見で水路沿いを探索したのが正解です。やはり水路沿いはいろいろな動物たちが集まるので猛禽類も自然と集まってくるのでしょう。それにしても近い!目の前の対岸でホバリングをして獲物を狙っています。
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腰の部分が白いのはハイイロチュウヒの特徴です。チュウヒとはこの部分が白くありません。
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この個体、最初はメスかと思っていたのですが、詳しく見てみると虹彩が褐色(成鳥は黄色)、雨覆の褐色が強い、翼下面の横斑が不明瞭といった特徴がみられ若鳥ではないかという結論が出ました。チュウヒ類は同じ種類でもいろいろな模様をもつものがありますのでとても興味深いです。
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ハイイロチュウヒと同じ場所で見られたベニマシコです。この個体は懸命に道端の種子をついばんでいました。
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水路にいたカワセミです。夕日が当たってとてもきれいでした。
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芦原のそばの農耕地で見つけたコクマルガラスです。
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ミヤマガラスの群れに交じって淡色型が見られました。この周辺ではミヤマガラスの大きな群れが見られました。300羽以上いたと思います。また、コクマルガラス、ミヤマガラスともにカラスと思えないほど警戒心が強く近づくのに苦労しました。下の写真はミヤマガラスです。
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最後は久しぶりに観察できたコミミズクです。コミミズクは夕暮れとともに活動を始めます。この日も日が暮れる直前になって飛んでくれました。
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ちょっと距離がありましたが、目の前を飛んでくれたコミミズクに感謝です。

2010年1月初旬・撮影地群馬県・茨城県
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by hideaki0310 | 2010-01-11 23:31 | 群馬・栃木 | Trackback | Comments(17)

貴重な夏羽?~エリマキシギ

エリマキシギです。エリマキシギは北極圏で繁殖し、冬はオーストラリア南部に渡るという長距離の渡りをします。その途中で春と秋に日本でも見られる訳ですが、個体数はあまり多くなく、さらに春の渡りではあまり目にする機会はなくほとんどが秋の渡りの時期に見られます。エリマキシギは夏になると見事な繁殖羽を纏います。その繁殖羽がまるでカラフルな襟巻をしているように見えることからエリマキシギという名前がつきました。ただしこの見事な夏羽を日本で見かけることはほとんどなく、大部分が秋に見られる冬羽と幼鳥です。私も何度かエリマキシギを観察した経験がありますがすべて幼鳥でした。

そんなエリマキシギですが、今回一部夏羽が残った個体が近県に出ているとの情報をいただき早速行ってきました。フィールドについてしばらく観察していると目的のエリマキシギがアオシシギの群れとともに目の前の休耕田に降り立ちました。
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完全な夏羽ではありませんが、背中の色や首の周りにははっきりと夏羽が残っていました。このエリマキシギは5~6羽のアオアシシギと一緒に行動していました。
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いままで幼鳥しか見たことがなかったので一部とはいえ夏羽が残っている個体を観察できて感激です!
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このエリマキシギはしばらくこの休耕田で採食した後にどこかへ飛んでいきました。

以前の写真になりますが、地元で撮った幼鳥です。時期的にはもう少し遅い9月頃ですが幼鳥の姿からはエリマキシギの名前の由来はわかりません。
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このときはめずらしく10羽ほどの群れが休耕田で採食していました。エリマキシギは干潟などよりもこのような淡水を好むようです。
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いつの日か完全な夏羽を纏ったエリマキシギを撮ってみたいものです。

2009年8月中旬撮影(一部2007年9月初旬撮影)
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by hideaki0310 | 2009-08-31 00:42 | 群馬・栃木 | Trackback | Comments(2)