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一味違います~ケアシノスリ

ケアシノスリです。
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ケアシノスリを一言で説明すると「白い尾の先に黒褐色の太い帯をもつ、白っぽいノスリ」という言い方になると思います。日本へは冬鳥として少数が主に北日本や日本海側の地方に渡ってきます。年によって渡来数が変化し、昨年度は関東周辺ではほとんど見られませんでした。ケアシノスリは大分前に愛知県の鍋田干拓地で目撃して以来ですので本当に久しぶりです。今回訪れた渡良瀬遊水地は一面に葦原が広がる広大な場所です。チュウヒやハイイロチュウヒで有名な場所です。
ポイントの着くと上空に何羽かの猛禽類が飛翔していましたのでプロミナーで探しますがトビやノスリばかりで目的のケアシノスリは見られませんでした。しばらく見ているとはるか彼方に白っぽいタカ類が飛んでいるのを発見しました。普通のノスリではないのはすぐに分かりました。明らかに白っぽく、尾羽が透き通って見えます。車で移動して見るとどうやら一度地面に降りたようです。降りた周辺で待っていると再び飛び立ち周辺を旋回し始めました。
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光の具合が良くなかったのですが、ケアシノスリの特徴である尾の先の黒い帯がはっきり確認でします。しばらく旋回したのち、ホバリングをはじめました。光の関係もありますが尾の部分が透き通って見えます。
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下から見ると普通のノスリに比べて白黒のコントラストがハッキリしているのと腹の部分の黒い班が大きいです。
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比較用にノスリを掲載します。ノスリは下面が全体的に白いです。
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しばらく観察しているとなんとこちらに向かってやってきます。
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ついに頭上までやってきました。近すぎてフレームアウトしてしまいそうです。ここまで近いと光彩の黄色も確認できました。
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同じ場所で観察したハヤブサです。
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成鳥に比べて全体的に褐色味が強いので若鳥だと思います。ミヤマガラスの群れの中に何度か突っ込んでいました。狩りの練習をしていたのかもしれません。
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この日はほかにハイイロチュウヒ、チュウヒも見られ猛禽類を満喫した一日となりました。

2010年1月下旬・撮影地群馬県渡良瀬遊水地
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by hideaki0310 | 2010-01-31 00:16 | 群馬・栃木 | Trackback | Comments(12)

シベリアからの使者~マナヅル

マナヅルです。
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今週末は以前から是非訪れてみたいと思っていた鹿児島県の出水地方に行ってきました。
例のよって1泊2日の短期滞在ですが目的の野鳥に出会うことができました。出水といえばもちろんツルの渡来地として世界的に有名な場所です。今季もツルの総数は1万羽を超えているそうで約11,000羽が荒崎及びその周辺に飛来しています。その中でも最も数が多い種類がナベヅルで約7,500羽、続いてこのマナヅルが3,000羽、あとはカナダヅルが9羽にクロヅルが6羽、雑種のナベクロヅルが3羽といった具合です。今年は特に珍しい種類は来ていませんが私にとってはすべて初めて見る種類ばかり。時間が許す限りじっくりと観察してきました。

最初に訪れた荒崎のツル観察センター前ではおびただしい数のナベヅルとマナヅルが見られました。この一帯に約7,000羽がいるそうです。マナヅル(約125センチ)はナベヅル(約100センチ)に比べて一回り大きく首を伸ばすと人間の子供くらいの高さです。また成鳥の目の周りの皮膚は大きく裸出して赤くよく目立ちます。
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道のすぐそばにいたマナヅルの親子。左が成鳥、右が幼鳥です。
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別の場所で撮ったマナヅルの家族です。2羽が成鳥、2羽が幼鳥です。
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ナベヅルもそうですが、家族の絆がとても強く常に家族単位で行動するとのことです。よく観察すると親鳥2羽と子供が2羽という家族が一番多く、子供が一羽という家族もいました。この家族は子供が一人でした。
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移動も家族単位で行いますので3羽~4羽で飛んでいることが多いです。
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荒崎の観察センターではツルとの距離が非常に近く目の前を優雅に飛んでくれます。
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親子での飛翔。前が親で後ろが子供です。
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この場所には全世界にいるマナヅルの約3分の2が飛来するそうです。この一帯は冬の間、ツルのために田んぼを農家の方から借り上げているとのことでした。ツルたちは昼間はおのおのの場所で餌を探していますが、夜になるとねぐらに集まり集団で眠るそうです。そのようなねぐらの周辺にはあちこちに夜間通行禁止の看板がありました。そうした地元の方の力によってこの環境が守られているのでしょう。

2010年1月下旬・撮影地鹿児島県出水市
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by hideaki0310 | 2010-01-27 08:30 | その他の地域 | Trackback | Comments(16)

湖北の思い出~ヘラサギ

ヘラサギです。
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昨年の末に滋賀県に遠征しサカツラガンを撮影した際にヘラサギにも会うことができました。関東周辺ですとクロツラヘラサギの話は聞きますがヘラサギはなかなかやって来てくれません。世界的に見るとクロツラヘラサギの方が稀少な種類なのですがわたしはヘラサギの方に縁がありませんでした。この場所には昨年5羽のヘラサギが来ているのと話を聞いていたのですが出かけるタイミングを逸してしまいましたので今年に期待していました。今年は1羽だけですがまたやってきてくれました。ポイントについて辺りを見渡すと池の中央部の枯れた蘆のところにヘラサギを発見!
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私が訪れたこの日は結局この場所から動くことがなくずっと寝ていました(涙)時々、顔をあげて辺りを見まわしますがまたすぐ寝てしまします。下の写真はやっと顔を上げたところです。
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この個体は成鳥です。くちばしが黒く先の部分が黄色です。幼鳥はくちばし全体が肉色をしています。夕方になっても相変わらず同じ場所に。。。たまに羽づくろいをします。
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下の写真は以前銚子で撮影したクロツラヘラサギです。カモメを撮影していたら突然飛んできました。ヘラサギとちがって嘴全体が黒色です。
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このクロツラヘラサギ、先にのべた通り世界的な希少種なのですが近年さまざまな場所で飛来の報告があります。銚子と利根川を挟んで対岸の波崎では今年も一羽飛来しているようですが人が立ち入れない場所にいるのでなかなか近くで見ることはできませんが、銚子からスコープで覗くとなんとか確認できます。
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この場所は初めて訪れた場所でしたが湖あり、田園あり、里山あり、湿地ありと水鳥や猛禽類、の宝庫といえる場所でした。電柱に止っていたハヤブサ。まだ若い個体のようです。
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夕方ねぐら入りが見られたチュウヒです。芦原自体はそんなに広くありませんでしたが、数羽のチュウヒを見ることができました。
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機会があったら是非また訪れてみたいと思う場所でした。

2009年12月下旬・撮影地滋賀県
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by hideaki0310 | 2010-01-24 18:18 | その他の地域 | Trackback | Comments(8)

冬の高原の主~フクロウ

フクロウです。
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先週末は冬の高原に行ってきました。しかしながら現地は思わぬ降雪。それもかなりの雪の量です。事前に積雪があることは知っていましたが、ここまでの降雪があるとは思いませんでした。しかしながらこれも冬の高原ではあり得ることですから、しんしんと降る雪をしばし楽しみました。残念ながら目的の鳥はこの降雪によりほかの場所に移動してしまったようで見ることができませんでしたが、この場所の主ともいえるフクロウに会うことができました。日が暮れるまで別の鳥を探していたので、フクロウを探し始めたのは日が暮れてからでした。すると目の前の電線になにか大きな鳥が止まっています。カラス?と思って近づいてみるとなんとフクロウでした。近くでみると大きいですね!図鑑などによるとアオバズクが30センチ、コミミズクが38センチに対してフクロウは50センチとありますから実際大きいのですが距離が近いとさらに迫力が増します。とはいえ警戒心が強い鳥ですので車で近づいただけで飛んでしまいます。下の写真はちょっと離れた杭に止まったところです。
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日が暮れた後ですので辺りは真っ暗です。ISO2000 SS1/30での撮影となりました。杭の上で首をグルリと回して獲物を探しています。ここは彼の狩の場所です。
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フクロウは夜行性ですから普段明るい時間は森の中で眠っていて、暗くなってから狩場にやってくるのが普通ですが、今の時期のように積雪がある場合には明るい時間から活動することがよくあります。実際、この日はもっと早い時間から出現していたようです。
下の写真は昨年、今回の撮影ポイントのすぐそばで撮ったものですが時間はなんとAM11時です。こんなラッキーがあるのもこの時期ならではです。フクロウもまぶしいのでしょう。上の写真に比べると明らかに目が細くなっているのがわかります。
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日本で見られるフクロウは4つの亜種に分けられています。(エゾフクロウ、フクロウ、モミヤマフクロウ、キュウシュウフクロウ)他の鳥と同じく北に行くほど白っぽい色をしています。下の写真は北海道で撮影したフクロウ(亜種エゾフクロウ)です。本州で見られるフクロウ(亜種モミヤマフクロウ)よりもかなり白っぽく見えます。写真より実物のほうがもっと差が大きいような印象です。
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先日友人からフクロウが私の家の近所にもいるようだとの話を聞きました。実際、近所では見たことがありませんが、じっくり探すともしかしたら見つかるかもしれません。

2010年1月中旬・撮影地長野県
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by hideaki0310 | 2010-01-20 06:46 | 山梨・長野・静岡 | Trackback | Comments(13)

冬の海鳥たち~アカエリカイツブリ・シノリガモ他

アカエリカイツブリです。
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年末から年始にかけて何度か海鳥をさがしに銚子にいってきました。ここは時期によってカモ類やカモメ類、アビ類やアジサシ類、シギチ類などほとんど一年中楽しめるお気に入りの場所です。関東周辺では毎回、今日はなにがでるかな?とワクワクしながら出かけられる場所はそんなにないと思いますので貴重な場所です。ご存知のとおり、銚子は太平洋に突き出た地形であるがゆえに目の前の海は千島海流(親潮)と日本海流(黒潮)がぶつかり合う場所でありさらに日本最大の利根川が流れ込むという非常に豊かな海であるという点が多くの海鳥をひきつける要因となっています。また、日本最大級の漁港という点も見逃せません。
アカエリカイツブリは外洋性のカイツブリですからカンムリカイツブリなどと比べると目にする機会が少ない種類ですがこの日は漁港のなかにスズガモと一緒に潜水を繰り返していました。
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カンムリカイツブリです。ここ銚子では漁港のなかに多く見られます。2月にはいるとつがいによるディスプレイが始まります。
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ミミカイツブリです。太平洋に突き出た場所であるがゆえに外洋性のカイツブリが多く見られます。ここではかならずと言っていいほど毎回見ることができます。
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シノリガモです。銚子の近くの海岸に毎年群れでやってきます。オスの模様は特徴的です。なんでこんな色をしているのかと思ったら岩場にのると保護色になるようです。シノリガモの飛翔。
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つがいでしょうか?後ろが♀です。
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クロガモです。クロガモは外洋性のカモです。プロミナーで海を覗くとたくさんのクロガモをみることができます。
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陸上で休憩中です。
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最後にコオリガモです。
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この個体はメスです。本来コオリガモは北海道や東北など北の海で見られることが多いですがこの個体は一羽だけでスズガモの群れに交じって行動していました。この日はちょっと沖合にいたので最初は双眼鏡で見つけられずにプロミナーで探してやっと見つかりました。
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自分のことをスズガモと勘違いしているのかもしれませんね。今年もまた何度かこの場所に通うことになりそうです。

2009年12月~2010年1月撮影・撮影地銚子
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by hideaki0310 | 2010-01-17 09:08 | 千葉県 | Trackback | Comments(9)

カモメの識別~セグロカモメ

セグロカモメです。
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昨シーズンからカモメの識別に興味を持ち、ただいま勉強中です。カモメの識別はとにかく難しく判断できない場合は多いですが、興味を持って見てみると実に奥が深く面白いです。カモメの基本種としては、セグロカモメ、オオセグロカモメ、ワシカモメ、シロカモメといった大型カモメ、ウミネコ、カモメといった中型カモメ、ユリカモメ、ミツユビカモメといった小型カモメに分けられます。その中でも大型カモメはいろいろな種類があり大変興味深いです。大型カモメの基本はセグロカモメでありまずはセグロカモメの特徴を理解することからスタートです。下の写真はセグロカモメの典型的な個体です。これを基本としましょう。
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これはオオセグロカモメ。セグロカモメと比べると背中の色が濃いことから識別できます。右はセグロカモメです。
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これもオオセグロカモメです。光の加減や見え方によって印象も変わります。
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この個体はセグロカモメです。表紙のカモメと同一個体です。実はこの個体は最初にカナダカモメ?とおもった個体でした。普通のセグロカモメに比べると一回り小さく、頭も丸く、足が短く、背中の色が薄いとカナダカモメの要素を持っています。が、頭から首にかけての斑点がない、足が濃いピンクではない、風切羽根の裏がそんなに薄くないということからセグロカモメという結論に至りました(Sさん、ありがとうございます。)。
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このようにいくつかの特徴を確認しながら同定を進めていきます。ベテランはこういったことを日々おこなっているのでしょう。ちなみに下の写真はカナダカモメです。上に書いた特徴を満たしていました。
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下の写真はカモメの2Wです。この個体も大きさがウミネコよりひとわまり小さく、足がピンクというところからその場では判断できなかった個体です。しかし、カモメの特徴やウミネコの特徴を照らし合わせていくとカモメということが判断できました。
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これはカモメの成鳥です。上の写真の個体とは雰囲気が違いますが同じカモメです。
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今シーズンはカナダカモメを自分一人で見つけ出すことができるようになることと基本8種の1W~4Wまでが判定できるようになることが目標です。

2010年1月中旬・撮影地銚子
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by hideaki0310 | 2010-01-14 23:22 | 千葉県 | Trackback | Comments(9)

冬の芦原にて~ハイイロチュウヒ・コミミズク

ハイイロチュウヒです。
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やはりこの時期は芦原の猛禽類ははずせんません。先週末はその中でもハイイロチュウヒとコチョウゲンボウを狙って出かけました。結果としてコチョウゲンボウには会えませんでしたがハイイロチュウヒを間近に観察することができました。ハイイロチュウヒの撮影となるとねぐら入りを狙うことが多いのですが、今回は明るいうちのハイイロチュウヒを狙って周辺を捜しました。広い芦原の中の水辺沿いを捜しているといました!ハイイロチュウヒです。
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先輩のSさんとHさんの意見で水路沿いを探索したのが正解です。やはり水路沿いはいろいろな動物たちが集まるので猛禽類も自然と集まってくるのでしょう。それにしても近い!目の前の対岸でホバリングをして獲物を狙っています。
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腰の部分が白いのはハイイロチュウヒの特徴です。チュウヒとはこの部分が白くありません。
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この個体、最初はメスかと思っていたのですが、詳しく見てみると虹彩が褐色(成鳥は黄色)、雨覆の褐色が強い、翼下面の横斑が不明瞭といった特徴がみられ若鳥ではないかという結論が出ました。チュウヒ類は同じ種類でもいろいろな模様をもつものがありますのでとても興味深いです。
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ハイイロチュウヒと同じ場所で見られたベニマシコです。この個体は懸命に道端の種子をついばんでいました。
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水路にいたカワセミです。夕日が当たってとてもきれいでした。
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芦原のそばの農耕地で見つけたコクマルガラスです。
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ミヤマガラスの群れに交じって淡色型が見られました。この周辺ではミヤマガラスの大きな群れが見られました。300羽以上いたと思います。また、コクマルガラス、ミヤマガラスともにカラスと思えないほど警戒心が強く近づくのに苦労しました。下の写真はミヤマガラスです。
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最後は久しぶりに観察できたコミミズクです。コミミズクは夕暮れとともに活動を始めます。この日も日が暮れる直前になって飛んでくれました。
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ちょっと距離がありましたが、目の前を飛んでくれたコミミズクに感謝です。

2010年1月初旬・撮影地群馬県・茨城県
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by hideaki0310 | 2010-01-11 23:31 | 群馬・栃木 | Trackback | Comments(17)

白い使者~コハクチョウ・ハクガン

コハクチョウです。
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年末に少し遠出をしてサカツラガンに会ってきましたが、サカツラガンが見られた場所でハクガンの幼鳥にも会うことができました。幼鳥とはいえハクガンがこの場所で見られたのは25年ぶりとのことですのでかなり珍しいことのようです。ハクガンには上越地方で群れにあうことができましたが、ここではコハクチョウの群れに交じって一羽だけ見られました。この場所は湖のほとりに湿地が点在し周囲には広い田んぼが広がるのどかな場所です。ハクチョウ達は夜は安全な湖や湿地の中にある池で過ごし、夜明けともに周囲の田んぼに餌を
さがしにいきます。下の写真は田んぼに向かうコハクチョウの群れです。
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念願のサカツラガンとのご対面をはたし、次にハクガンを探しにいきました。サカツラガンと同じくハクガンもコハクチョウの群れとともに行動していました。
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コハクチョウの群れの中でリラックスしているようです。幼鳥は成鳥とは異なり、顔から背中にかけて黒い帯があります。初列風切は成鳥とおなじく黒です。
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もし来年も来てくれるようなことがあれば真っ白のハクガンを身近にみることができるかもしれません。

ハクガンを探しているときに偶然見つけたタゲリです。道路のすぐそばで20羽ほどの群れがじっとしていました。一見、派手ないでたちですが、このように田んぼの中にいると完全に保護色です。近くによるまできがつきませんでした。
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よくみると雨覆いに白い部分が見られますので、若い個体の群れかもしれません。
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2009年12月下旬・撮影地滋賀県
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by hideaki0310 | 2010-01-08 09:00 | その他の地域 | Trackback | Comments(8)

25年ぶりの再会~コクガン

コクガンです。
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コクガンとの最初の出会いは25年前。1984年に相模川河口にコクガンがやってきてくれたときのことです。当時私はまだ小学生でした。今回の出会いはそれ以来ですから感激もひとしおです。コクガンはもともと北海道や北日本に多く渡来し、太平洋側では関東まで南下してくることはあまりありません。寒さが厳しかったり、雪が多かったりするとかなり南のほうまできるようです。この個体や別の場所に入った個体もちょうど北西の季節風が激しく吹き荒れたあとに見られていますから天候との関係も大きいのではないかと思います。このコクガンは幼鳥のようでまったく警戒心がありません!漁港の端の海水がたまった水たまりで盛んにアオサを食べていました。
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近くていいのですが、周りはゴミの山。こんな場所が彼のお気に入りです。
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堤防の上をよちよち歩きます。コクガンはガン類のなかでも小型でカルガモとほぼ同じ大きさです。全身が黒で首とお尻の白い部分が目立ちます。この個体は幼鳥ですので雨覆(羽根の部分です)の羽縁に白い縁取りがあります。
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コクガンのもう一つの特徴としてはガン類の中では唯一、海を生活の場としている点です。他のガン類は湖、沼、池その周辺の田んぼで見られますがコクガンは外洋に面した漁港、岩場、河口などで見られることが多いです。主食はアオサや岩ノリなどです。このような食糧が多い場所には比較的長く滞在するようです。この個体ももしかしたら越冬してくれるかもしれません。
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最後にコクガンの飛び立ち。他のガン類と同じように水面を蹴って飛び立ちます。飛んだときにはお尻の白い部分が目立つのはマガンやヒシクイと同じです。
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2009年12月下旬・撮影地千葉県
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by hideaki0310 | 2010-01-04 20:49 | 千葉県 | Trackback | Comments(12)