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春の渡りの人気者~ヤツガシラ

ヤツガシラです。
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ここ何日か関東では暖かい日が続いています。鳥たちの世界ではそろそろ移動の季節となりました。出水のツルの北帰行はほぼ完了し、次はマガン、ヒシクイたちの移動が始まりました。芦原で見かけるオオジュリンの頭もだんだん黒くなり、ユリカモメの頭が黒くなるのももうそろそろです。そんな中、小鳥類の春の渡りの先陣をきってヤツガシラが見られているとのことで早速行ってきました。ヤツガシラは本来大陸性の野鳥ですが渡りの時期、それも春の早い時期などで関東でも話を聞くことがあります。今回は限られた時間の中でしたが、ちょっとだけその姿を見ることができました。

公園の暗い木陰でムクドリと一緒に餌を食べていヤツガシラです。
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最初はまさかこんな場所にいるとは思っていませんでしたが、特徴である背中の白い縞模様で気が付きました。下の写真は正面からのカットです。
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私も気がつかなかったのですがヤツガシラも夢中で餌を探していたらしく、その距離は約10メートルでした。さすがに私に気がついたようで警戒を始めました。するととことこと歩き出し、道路を渡っていきます。思ったより素早い動きでした。
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ヤツガシラはイメージ的に開けた明るい場所で餌を採るのかと思っていましたがそんなことはないようですね。この場所の周りは公園の木々で暗く、ちょうど正面の木々の間から木漏れ日が差す状況でした。
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その後正面から来た野良猫に驚いて高い木に登ってしまったきり見失ってしまいました。この間約30秒くらいです。目的であった飛翔や冠羽を開いたシーンは撮れませんでしたが春の渡りの第一弾、ヤツガシラにあうこのとできました。次はどんな野鳥に会えるでしょうか?

2009年2月下旬・撮影地千葉県
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by hideaki0310 | 2010-02-28 10:47 | 千葉県 | Trackback | Comments(11)

コチョウゲンボウ・チュウヒほか

コチョウゲンボウです。
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利根川沿いの田園地帯で見つけました。電線の止まりものですが、ほぼ真下から撮影したので距離は近いです。この個体ですが最初は背中の色から若い♂かと思ったのですが、先輩のご意見により♀という結論に至りました。幼鳥や若鳥の識別はむずかいしです。
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この手の種類は♂より♀のほうが一回り大きいですが、その♀でもかなり小さく見え、チョウゲンボウのようにヒラヒラ飛ばずジクザグに素早く飛びます。これはチョウゲンボウが地上の昆虫やネズミ類を主食にしているのと異なり、コチョウゲンボウが小鳥類を主食にしているからでしょう。今回飛ぶところは撮れませんでしたが、飛行高度もチョウゲンボウほど高くありません。
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車から撮ったのですが、車のドアを大きく開けた瞬間に飛ばれました。警戒心は強いようです。

同じ場所で撮ったチュウヒです。
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チュウヒもこの辺りを代表する猛禽類ですが、コチョウゲンボウは田んぼや畑、チュウヒは芦原というようにうまく住み分けができています。この場所にはハイイロチュウヒもいますがハイイロチュウヒの狩り場はコチョウゲンボウと同じ田んぼや畑です。V字を保って芦原の上空を旋回していました。
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ワシタカ類ではありませんが、銚子の漁港で撮ったワシカモメです。羽根の具合から2年目の冬羽かと思われます。
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同じく、2年目の冬羽と思われるシロカモメ。漁船が捨てたイワシ?をセグロカモメと争っていました。
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この日は漁船の水揚げがなかったせいか港にはカモメの姿が少なく、特に大型カモメが少なく感じます。この日ワシカモメ、シロカモメの成鳥はまったく見かけませんでした。

2010年2月上旬・撮影地千葉県・茨城県
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by hideaki0310 | 2010-02-24 08:52 | 茨城県 | Trackback | Comments(8)

空中戦~オオワシVSハヤブサ

オオワシです。
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オオワシは主に北海道に冬にやってきますが、本州それも関東以西でも毎年見られる場所がいくつかあります。諏訪湖や琵琶湖などが有名ですが、この場所もそうした場所の一つでこの個体は15年以上この地域に渡ってくる一羽です。毎年2月になるとやってきて約1月ほど滞在し北に帰っていきます。今年も昨年と同様元気な姿を見ることができました。

昼過ぎに現地に到着しオオワシを待っていると早速やってきました。少し距離はありますが特徴である黄色い大きな嘴と白いひし形の尾がはっきりと確認できます。
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澄み切った青空をバックに旋回します。かなり離れた場所を旋回するのですが、翼を広げると2メートル以上という大きさであるためダイナミックです。
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この場所は少し東には大きな河川の河口が、西に行くと漁港がありオオワシはそのどちらかで餌を取っているようです。昨年訪れた時は大きな獲物をとらえて戻ってくる姿が観察できましたが、この日は残念ながら獲物を捉えて帰ってくることはありませんでした。獲物を捉えて帰ってくるときは非常に低空を飛んでくれることが多いのでちょっと残念です。下の写真は昨年のものですが、足に大きな魚をしっかりつかんでいます。
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この場所はオオワシ以外にミサゴ、ハイタカ、ノスリ、ハヤブサ、さらにクマタカまで見られる猛禽類の宝庫です。この日はオオワシがこの場所に戻ってくるたびに居着きのハヤブサがちょっかいを出していて上空で両者のバトルが見られました。
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基本的にハヤブサがつっかけ、オオワシが追っ払うという図式です。
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下の写真が一番近くで絡んだときの画像です。こんなにも大きさが違うのですがハヤブサは果敢に挑んでいきます。すいぶんと気が強いですね。
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最後にこの日は2羽での飛翔が見られたハイタカです。ハイタカはなかなかカメラに収める機会がないのでラッキーでした。
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この日は天候に恵まれひさびさに青空をバックに撮影することができました。やはり青空は最高のカンバスです。

2010年2月下旬・撮影地静岡県
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by hideaki0310 | 2010-02-20 22:58 | 山梨・長野・静岡 | Trackback | Comments(13)

雪と氷と~コオリガモ

コオリガモ(Long-tailed Duck)です。
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外房方面にユキホオジロを見にいったあと、そのまま北上してし、銚子周辺でコオリガモを見てきました。このコオリガモ、スズガモの群れに交じって行動しておりスズガモの群れを丹念に探すと見つかります。ユキホオジロといい、コオリガモといいもともと北方系の野鳥ですから関東周辺で見られるのは貴重だと思います。先月訪れたときは♀が一羽だけいましたが、今回は♂の若い個体が入って2羽で行動していました。日本では寒い海にいるという意味?でコオリガモという名前がついていますが、英名はロングテールドダック、つまり長い尾をもったカモという意味です。残念ながら長い尾っぽを持つのは♂の成鳥個体に限られますので今回は見られませんでしたが、いつの日か厳冬の北海道で見てみたいと思います。さて、このコオリガモ、なかなか警戒心が強く、人が近づくと直ぐに沖に行ってしまいます。この日も最初は岸近くにいましたが、別のカメラマンが近づいたため沖に出てしまいました。逆光でしたが、一番近いカットです。
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♂の羽ばたきです。若い個体ですので成鳥のように白と黒との境界がはっきりしませんが美しいカモです。
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♂♀のツーショットです。
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実は、このあとちょっと目を離したすきにコオリガモのペアはどこかにいってしまいました。まるで忍者のようでした。

この日は他に何ヶ所かを回りました。波崎で見つけたクロガモです。一羽だけスズガモの群れに交じっていました。
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同じく波崎で見つけたアカエリカイツブリです。かなり夏羽に近づいてきました。
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カンムリカイツブリとのツーショットです。
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定番のスズガモ。光があたって頭のグリーンがよく見えました。
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最後にハマシギです。ユキホオジロのポイントでも銚子や波崎でもよく見かけました。ユキホオジロと同じ場所にいたハマシギですがも撮っていませんでした(笑)
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港のドラムカンの上で休む群れです。
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この日は時間があったのでさらに猛禽類を狙いましたが、それは後日掲載します。

2010年2月上旬・撮影地千葉県・茨城県
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by hideaki0310 | 2010-02-17 08:56 | 千葉県 | Trackback | Comments(12)

三度目の正直~コミミズク

コミミズクです。
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先月訪れた時には夕方遅くなってから一度飛んでくれたのですがうまく撮ることができずにいましたが、今回3回目の正直でコミミズクを撮影してきました。この日は生憎の雨模様で夕方になり雨が雪に変わる肌寒い天候でしたが、ポイントに到着するとすでにコミミズクは登場していて草むらの陰で休息していました。草の陰から丸い頭だけが見えます。
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どうやら餌を採ったあとの休息の時間の様でそばをバイクが通ってもカラスが来てもまったく動こうとはせずに首だけグルグル回して辺りを警戒していました。コミミズクの名前の由来は短い羽角ですがこの個体はあまり目立ちません。
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すると突然、なにかに驚いたのか飛び立ちそのまま工事用の鉄筋に止まりました。
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さあ、これからコミミズクの飛行ショウの始まりかと期待しましたが、その後一時間以上この鉄筋の上から動くことはありませんでした。辺りはだんだん暗くなるし、雪も強く降ってきておまけに寒いこと!ついに我慢できずに撤収することにしました。帰りがけに背中から撮ったカットです。コミミズクの特徴である尾っぽの黒い縞模様が見えます。また、トラフズクなどもそうですが、翼の先が尾っぽのさきよりも突出してるのも特徴の一つです。
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コミミズクの華麗な飛行は次の機会の楽しみにとっておくことにします。

2010年2月中旬・撮影地茨城県
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by hideaki0310 | 2010-02-13 23:52 | 茨城県 | Trackback | Comments(15)

単独来日~カラフトワシ

カラフトワシ(Greater Spotted Eeagle)です。
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1月の下旬に出水地方に行った際にカラフトワで有名な薩摩川内に寄ってきました。このカラフトワシは1990年代初めに若鳥として渡来して以来、すでに20年以上毎年やってきている有名な個体です。カラフトワシ自体、日本で見られるのは稀ですからこの個体が来なくなってしまうともう日本では見られないのではないかと言われている種類です。ワシ・タカは一般にはかなり長生きとされていますが、野生の状態ではなにが起きるかわかりませんので、飼育下の個体と比べるとかなり短命とのことでした。

カラフトワシの観察ポイントに到着すると地元のボランティアの方が声をかけてきてくれました。今日は風が強いのでなかなか低く飛んでくれないとのことでしたが、しばらくすると聞きなれない「ピョ、ピョ、ピョ、ピヨーッ」という声が聞こえたので見あげると真上にカラフトワシが飛んでいました。大きさとしてはワシの仲間としてはちいさいほうですが、トビより一回り大きく、翼の厚みが非常にあるのが印象的です。やはり存在感は別格です。
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残念ながら高度が高くおまけに逆光でしたので色はうまくでませんでしたが、とにかく全身が褐色、くちばしと脚の黄色が目立くらいでした。一番近くを飛んでくれたときのカットです。色はでていませんが、体の厚みと鋭いくちばしが確認できました。
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このカットは下面に光があたりましたので、両翼の白い部分がわずかに確認できます。
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この日、カラフトワシは一日中空を飛んでいて周囲の木に止まることはありませんでした。一羽単独で飛んでいますので、ハヤブサにモビングされたりカラスにモビングされたりとカラフトワシもなかなか大変そうです。
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この場所は川沿いに広大な田園地帯が広がり、周辺には里山や雑木林が点在するような場所でとにかく猛禽類が多い!という印象を受けました。カラフトワシの他にハイイロチュウヒ、ノスリ、ハヤブサ、ミサゴ、チョウゲンボウなどをよく見かけました。そのなかでも近くを舞ってくれたハイイロチュウヒです。オスは遠くでしたがメスはすぐ目の前で小鳥を追いかけていました。
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畦に止ったところです。
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しばらくするとまた獲物を求めて飛び始めます。
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このカラフトワシがあと何年来てくれるかはわかりませんが、いつまでもこのような環境が残ってほしいと思います。

2010年1月下旬・撮影地鹿児島県薩摩川内市
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by hideaki0310 | 2010-02-10 19:49 | その他の地域 | Trackback | Comments(14)

ようこそ!関東へ~ユキホオジロ

ユキホオジロです。
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ユキホオジロは日本へは冬鳥として渡来しますが数は少なく、北海道では比較的よく見らますが、関東まで南下してくることは非常に稀です。このユキホオジロに会いたくて秋に何度か舳倉島に行きましたがそのときは会うことができませんでした。そのユキホオジロが千葉で見られているということで今回会いに行ってきました。千葉県でのユキホオジロの記録はとても少なく千葉県初記録ではないかという話もあるようですが、私の先輩が1983年の4月後半に今回の場所とそう離れていない場所で成鳥♂の夏羽を撮影していますので、もしかしたら少数がこの場所を通過しているのかもしれません。出現ポイントは漁港の堤防沿いでした。現地に着くと早速目の前を白い小鳥が飛んでいきます。ユキホオジロでした。堤防のコンクリートの上に止まりました。
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反対側の堤防の上や砂浜で盛んに採餌しています。体に対して翼が長い印象です。長距離を移動する小鳥の特徴です。
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その後も目の前の堤防を行ったり来たり。非常に活発に活動していました。
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歩き方は他のホオジロ類と同じように地面をホップします。
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この個体は第一回目の冬羽と思われますが、背中の具合からみると褐色というよりも黒い部分が多いので♂ではないかと思います。
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このユキホオジロ、1月の半ばに発見されて以来半月ほど同じ場所に滞在していますのでもしかしたらきれいな夏羽が拝める時期までいてくれるかもしれません。

2010年2月上旬・撮影地千葉県
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by hideaki0310 | 2010-02-06 23:35 | 千葉県 | Trackback | Comments(24)

ツルだけではありません~ツクシガモ

ツクシガモです。
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今回訪れた出水では主役のツルの他にもう一つ、うれしい出会いがありました。それがツクシガモです。ツクシガモは日本には冬鳥として九州、とくに有明海に渡来し、100~300羽の群れでやってきます。その他の地域ではあまり見られず有明海の個体数も年々減少しており危急種に指定されている種類です。以前は有明海以外に飛来することはまれでしたが、諫早湾の水門が閉められて以降は、分布が広がり中国・四国地方や大阪湾などでも少数が見られるようになりました。出水周辺でもたびたび見られているので密かに期待していた種類です。クロヅルを探して干拓地を回っているとなにやら見かけない背中が白っぽいカモを見つけ、プロミナーで確認するとツクシガモでした。思ったよりも背中の白が目立ちます。
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この日は生憎の曇り空でしたのでうまく色がでていませんが頭部と上頸(じょうけい)は緑色光沢のある黒です。肩羽と胸から腹を通る縦の線は黒く、胸側から背にまわる線は栗色。尾は白いですが先が黒く、風切は黒くて雨覆は白くみえます。また、嘴は赤くて、オスは1月くらいから基部にこぶが顕著に見えるように膨らむようです。メスはこぶがなくくちばしの基部に白いラインがでます。初めて見た種類なのではっきりとはわかりませんが、下の写真の個体は顔に白い羽毛が見えますので幼鳥だと思います。
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顔をあげていないのでわかりにくいですがこちらがオスです。全体的に色がはっきりしています。
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上の写真のように水面にくちばしをこするようにして採餌していました。周辺には10羽くらいが見られ時々干拓地の中を飛びまわっていました。
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他にこの干拓地で目立ったのは越冬中のハマシギの群れ約100羽とこのタゲリでした。タゲリは非常に数が多くあちこちでその独特な飛翔が見られました。
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ちょっと驚いたのがこのヒバリシギです。越冬中の個体と思われます。最初はハマシギかと思ったのですが、色も違うし足が黄色いのでよく見てみるとヒバリシギでした。
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ヒバリシギといえば関東では春秋に通過する旅鳥ですが、ここ鹿児島やさらに南の沖縄などでは普通に越冬しているとのことでした。ところ変わればですね。

2010年1月下旬・撮影地鹿児島県出水市
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by hideaki0310 | 2010-02-04 23:08 | その他の地域 | Trackback | Comments(6)

捜索難航~クロヅル・カナダヅル

クロヅルです。
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今季、出水地方には4種類のツルが飛来しました。羽数調査の結果、11,637羽とい数字が今季の記録となるそうです。内訳はナベヅル9,695羽、マナヅルが1,932羽、カナダヅルが6羽、クロヅルが3羽、ナベクロヅル(雑種)が1羽(H21・12・12実施の第4回羽数調査より)です。出水周辺の狭い地域にこれだけのツルが飛来しているということはちょっと驚きですね。ナベヅルとマナヅルは非常に数が多いですから、当然のことながら簡単に見られます。それもかなりの至近距離で。こんなにツルとの距離が近いと思っていませんでしたので、これもかなり驚きました。この2種類以外、つまりクロヅルとカナダヅルは1万羽以上のツルの中にカナダヅルは9羽(1・23現在)、クロヅルは6羽(同)しかいませんので探すのは結構大変です。事前に先輩からこの2種類は荒崎のツル観察センター付近ではなく、東干拓というちょっと離れた場所にいることが多いとのお話を聞いていましたので、ナベヅルとマナヅルを堪能した後に探しに行きました。東干拓につくとそこは広い田んぼが広がっていてところどころにツルの群れが見られます。車から降りて双眼鏡とプロミナーで探しますがなかなか見つかりません。仕方なくこの場所にある観察小屋に常駐されている監視員の方にい場所を聞いてみると今日は近くにはいないとのことでした。監視員の方から「全体的にグレーっぽいツルを探してください」というアドバイスをいただきましたので丁寧に探していくといました!まずはカナダヅルを発見できました。想像していたよりも小さいツルです。距離は約100メートルといったところです。
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大きさは95~100センチとありますので、マナヅルの127センチに比べると明らかに小さく、ナベヅルとほぼ同じ大きさです。
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カナダヅルは全身が灰色で、褐色の羽が混じります。頭頂にはハート型の赤色斑がありますがこれは皮膚が露出している部分です。風切は黒褐色で嘴、足は黒いという特徴があります。この日は全部で6羽のカナダヅルが確認できました。別の場所にいたカナダヅル。
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ナベヅルと並ぶとほぼ同じ大きさに見えます。
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さあ、残るはクロヅルのみとなりました。クロヅルは道路からは離れた場所にいることが多く、見るのはなかなか難しいと聞いていたのですがその通りでした。それでも遥か遠くに一羽を確認できました。が、写真が撮れる距離ではありません。諦めて周辺にいたツクシガモを撮影していると干拓地の一番端っこになにやら全身グレーのツルが。。。プロミナーで確認するといました!!クロヅルです。それも道路のすぐそばにいます!あわてて車で移動しました。ナベヅルの群れに交じって一羽だけいますが全身がグレーなので目立ちます。
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クロヅルの大きさは図鑑によると110~125センチとあります。実際の見た目はナベヅルよりは明らかに大きく、マナヅルよりは少し小さいという印象です。特徴は全身は灰褐色で頭部は赤色、黒色、白色があり、雨覆は灰褐色で風切は黒く嘴は黄色で足は黒色です。
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クロヅルとわかると他のナベヅルとの違いはあきらかですが、ちょっと距離があったりすると見つけるのは難しそうですね。ナベヅルと並んだところです。
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今回はマナヅル、ナベヅル、クロヅル、カナダヅルの4種類を見ることができましたが、クロヅルとカナダヅルはまるで「ウォーリーを探せ!」という感じです(笑)

2010年1月下旬・撮影地鹿児島県出水
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by hideaki0310 | 2010-02-02 13:26 | その他の地域 | Trackback | Comments(8)