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シジュウカラガン

伊豆沼での探鳥の初日、念願のカリガネを見つけることができた。後は群れで入っているというシジュウカラガンと一羽だけいるというハクガンを探すことに時間を割いた。そこらじゅうにいるマガンの群れの中からこれらを見つけることは根気がいる作業だが、途中でコチョウゲンボウが目の前に現れたり、小鳥類を観察したり楽しい時間だ。しかしながらこれらが見つからないまま2日目も夕方となりそろそろねぐら入りの時間となってしまった。ガン類はねぐら入りをする際に一気に沼に入るのではなく、沼周辺の田園にいったん集結する。最後の可能性にかけて沼周辺を探索しているとマガンの群れの奥に怪しい影が。。。シジュウカラガンだった。あわててカメラを持ち出し撮影した。マガンよりやや小さいのがわかる。
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現場では4羽かと思ったが写真をみると6羽いたようだ。よく見ると首の根元の白いバンドがない個体もいる。亜種のヒメシジュウカラガンか??もっと近くで観察しようと車でそろそろと近づいていくとすぐに警戒を始めた。と次の瞬間、一斉に飛び立ってしまった。
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今回はあまり目にしなかったヒシクイ。ハクチョウの群れのなかに一羽だけ混じっていた。この個体は嘴が太く首も長くないので亜種ヒシクイだろう。もうひとつの亜種オオヒシクイは蕪栗沼では田んぼではなく沼の中に一日いることが多いようだ。
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珍種ではないが、マガンの白化個体。中にはハクガンと間違えるくらい白い個体もいるらしい。
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比較のために通常のマガン。
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2010年11月中旬・撮影地蕪栗沼
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by hideaki0310 | 2010-11-30 21:25 | その他の地域 | Trackback | Comments(0)

カリガネ

今回の伊豆沼の最大の目的はこのカリガネを見ることであった。カリガネは数少ない冬鳥としてやってくる。ここ伊豆沼・蕪栗沼周辺にも毎年数十羽の渡来が確認されているので珍鳥というほどの珍しさではない。しかし。。。この場所でカリガネを見つけるのは非常に大変だ。今回も2日間の日程のうちカリガネを目にすることができたのは一回だけ。理由はその行動パターンだ。カリガネはマガンとともに行動するため、カリガネを探すにはまず点在するマガンの群れを探し、その一羽一羽を確認しなければならない。伊豆沼・蕪栗沼周辺にやってくるマガンは約10万羽。そのマガンの群れは昼間、沼から10~20キロ四方に散らばっている。とてもではないがすべて見ることは不可能である。したがって沼周辺の田んぼで休息している群れに狙いをさだめて根気よく探すしかない。今回は幸運にも彼らを目にすることができた。

カリガネ。特徴はマガンよりも一回り小さい体とピンクの嘴、黄色のアイリングだ。全体的なシルエットはマガンそっくりだが顔つきはやさしい。(2枚目は幼鳥)
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ピンクの嘴と黄色いアインリングが双眼鏡に入ったときは興奮したが、よく見ると全部で7羽確認できた。
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下の写真にはちょうど7羽が全部写っている。
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この個体は黄色いアインリングははっきりしているが、嘴の色が褐色だ。幼鳥かと思ったが腹の横斑があるし、嘴基部の白部分も広いので成鳥だと思われる。
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しぐさや行動はマガンと同じ。時々空を見上げるように首をのばす。
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しばらくしてこの群れは農作業の軽トラによって飛んでしまった。その後も周辺を探したのだが、とうとう見つからなかった。

2010年11月下旬・撮影地蕪栗沼周辺
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by hideaki0310 | 2010-11-27 01:46 | その他の地域 | Trackback | Comments(0)

コチョウゲンボウ

ここ伊豆沼・蕪栗沼周辺は猛禽類の宝庫でもある。今回は個体数が多かった順にトビ、ノスリ、コチョウゲンボウ、チュウヒ、オジロワシが見られた。オジロワシは沼の中央の枝に止まっていたが距離が遠くて写真には残せなかった。他に目立ったのはコチョウゲンボウ。コチョウゲンボウは少なくとも4個体を確認した。すべて若又は♀タイプであったが、生息密度は相当高いと思われる。

電線に止まったコチョウゲンボウ。背中の羽根の感じから♀であろう。
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別個体の飛び出し。逆光でわかりにくいが幼鳥のようだ。
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田んぼの真ん中に止まった。この個体は最初に掲載した個体を見つけた次の日にそれほど離れていない場所で撮影したので、同一個体かもしれない。
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ノスリは本当に多かった。田んぼのあちこちで見られた。
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2010年11月下旬・撮影地蕪栗沼周辺
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by hideaki0310 | 2010-11-25 23:45 | その他の地域 | Trackback | Comments(2)

オオハクチョウ

冬といえばやはり見ておきたいのがハクチョウ。ここ伊豆沼周辺でもたくさんのハクチョウを見ることができる。体が大きく嘴の黄色い部分が広いのがオオハクチョウ。ちょっと小ぶりで嘴の黄色い部分が狭いのがコハクチョウ。伊豆沼では両方を見ることができるが圧倒的にオオハクチョウが多い。ガン類にしてもそうであるが、新潟方面とここでは優先種が異なる。新潟方面ではハクチョウといえばコハクチョウだし、マガンよりもヒシクイが多数を占める。

オオハクチョウ。小さな池に数羽が遊んでいた。ここでは人をまったく警戒していない。人とハクチョウの間に信頼関係があるのだろう。
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明け方の伊豆沼。マガンが飛び去ったあと、しばらくしてからハクチョウが飛び立つ。体が大柄な分、水面を蹴って飛び立つまでかなりの距離を必要とする。
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昼間の田んぼで餌をとるコハクチョウ。嘴の黄色い部分が狭いのがわかる。オオハクチョウと比べるとやはり小ぶりだ。
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朝日を受けて泳ぐオオハクチョウ。古来からハクチョウが特別の存在であったことが理解できる。
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2010年11月中旬・撮影地伊豆沼
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by hideaki0310 | 2010-11-25 20:16 | その他の地域 | Trackback | Comments(0)

マガン

今回はガン類を求めて2年ぶりに東北の伊豆沼に行ってきた。ご存知の通り、伊豆沼周辺は日本最大のマガンの越冬地である。今季も伊豆沼に三万羽、近くの蕪栗沼には八万羽のマガンがやって来ているという。マガン・ヒシクイの他にはカリガネ、ハクガン、シジュウカラガンなどの珍種も期待できる。また、ガン類のイメージが強いが猛禽類の宝庫でもある。伊豆沼の魅力は何と言っても各地に点在する湿地と沼周辺に広がる田園だ。今回はハクガンが来ているという新潟方面と迷ったが、探鳥地としての魅力から伊豆沼を選んだ。広大なフィールドの中からお目当ての珍種を見つけ出すのはとても大変だが楽しいの一言だ。今回、ハクガンは見ることができなかったが、カリガネ、シジュウカラガンを発見することができた。

まずは主役のマガンから。。。伊豆沼をねぐらにするマガンは夜明けとともに周辺の田んぼに飛び立つ。今回は曇り空の中から薄日が差す天候であったが、朝もやの中ダイナミックな飛び立ちを見ることができた。
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昼間は周辺の田んぼで終日餌をとる。ハクチョウとは異なり警戒心はかなり強い。首をすっと伸ばしてこちらをみているのは警戒している証拠だ。
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夕方ねぐら近くに集結するガンの群れ。
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日が沈むころに沼へと戻ってくる。
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2010年11月下旬・撮影地伊豆沼周辺
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by hideaki0310 | 2010-11-24 21:48 | その他の地域 | Trackback | Comments(2)

A past record ~ シベリアオオハシシギ

今日は絶好の鳥見日よりであったが、小学生の息子の参観日のため鳥見にはいかず、秋の穏やかな一日を私の母校でもある小学校にて過ごした。30年前と変わらない校舎が懐かしい。

北関東ではまだまだ淡水性のシギチドリが数多くみられる。神奈川県民にとってはまことにうらやましい場所だ。相模川河口という一級のシギチポイントを失ってからはシギチといえばどうしても千葉・茨城方面に足が向くようになってしまった。このシベリアオオハシシギも北関東での撮影である。オオハシシギとの違いはまず大きさ。シベリアオオハシシギのほうが一回り大きい。足は長く黒い。(オオハシシギは黄色)くとばしもオオハシシギよりも太く長く見える。この個体は幼鳥であるがオオハシシギとは背中の羽根の模様が明らかに違うことからも識別ポイントとなる。
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こちらは春に撮影したオオハシシギの夏羽。近年はこの場所で複数個体が越冬するようになった。5月のGWあたりにはきれいな夏羽になる。
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これも以前に別の場所で撮影したオオハシシギの冬羽。
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最後にオオハシシギの同じ場所で越冬したエリマキシギ♀。一度は♂の完全な夏羽を見てみたい。
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by hideaki0310 | 2010-11-20 16:32 | 過去の記録 | Trackback | Comments(0)

コチョウゲンボウ

先日訪れた農耕地でコチョウゲンボウに会うことができた。初めてのフィールドだったので土地勘もなく農道を流していると地上約1~2メートルの低空を飛ぶ猛禽類を発見した。その瞬間、コチョウゲンボウとわかった。コチョウゲンボウはチョウゲンボウと違って地上すれすれをジクザグにそれも素早く飛ぶ。大きさもチョウゲンボウよりも一回り小さくツミよりも多少大きいくらいだ。個体数自体もそれほど多いわけではないのでなかなかカメラに収めるのは難しい。このフィールドはかつてコチョウゲンボウが多数入るポイントとして有名であったが、いまでは数個体が入るのみとなったようである。今回出会ったのはおそらく若鳥。♀のの可能性もあるが背中の羽の模様から判断すると♂の若だろう。成鳥♂は非常に美しい色と模様をしているがなかなか会う機会に恵まれない。今回はこのフィールドでは♀のみだったがまだシーズンは始まったばかりだから今後に期待したい。

田んぼのワラボッチの上に止まるコチョウゲンボウ。こんな場所がお気に入りだ。
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以前、北関東で撮影したコチョウゲンボウ。おそらく♂の若だと思われる。
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同じフィールドで見たノスリ。複数個体が見られたが特にこの個体は目の前で地上と電線を何度も往復していた。他にはチョウゲンボウにちょっかいを出されている個体もいたがノスリのほうは完全無視を決め込んでいたようだ。
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やはり初めて訪れるフィールドはなにがでるか分からないので楽しい。情報にたよらず自分で見つけた時の喜びは格別のものがある。次回はどんな出会いがあるだろう。冬本番になったらまた訪れてみようと思う。

2010年11月中旬・撮影地静岡県沼津市
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by hideaki0310 | 2010-11-18 20:03 | 山梨・長野・静岡 | Trackback | Comments(0)

タゲリ他

ようやく冬鳥の便りが聞かれるようになった。この季節のターゲットといえば猛禽類。近年神奈川周辺では猛禽類が見られる場所が少なくなり、私自身、千葉や茨城に出かけるこのとが多くなったのは寂しい限りである。今回は前日に急きょ休めることが決まりどこに行こうかと考えた挙句、久しぶりに東ではなく西に行ってみることにした。今回訪れた場所は昔から有名なフィールドであるが近年は開発が進みあまり話題に上らなくなってしまった場所だ。近年の状況は不明であるが昔とは様変わりしてしまったようだ。現地に到着すると湿地は開発され、住宅が立ち並んでいる。しかしながら近くに広い農耕地が残っていた。農耕地をゆっくりと進んでいくとまずであったのがノスリ。続いてチョウゲンボウ、そしてコチョウゲンボウを見ることができた。猛禽類以外ではタゲリやケリ、周辺の池や川ではカモ類を見ることができた。開発が進んだとはいえ、タゲリなどが来る自然が残っていたことがうれしかった。

タゲリ
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ケリ
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オカヨシガモ
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ハシビロガモ
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コサギ
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(観察種リスト)34種類
ハシビロガモ、オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロ、ヒドリガモ、カイツブリ、オオバン、クイナ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、コチョウゲンボウ、チョウゲンボウ、ノスリ、トビ、モズ、キジバト、ホオジロ、タヒバリ、ヒバリ、ハクセキレイ、タゲリ、ケリ、カワセミ、オオジュリン、カワラヒワ、スズメ、ジョウビタキ、アオジ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス

2010年11月中旬・撮影地静岡県沼津市
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by hideaki0310 | 2010-11-17 22:34 | 山梨・長野・静岡 | Trackback | Comments(0)

マイフィールド~酒匂川

ここ酒匂川は私が小学生の当時から通っているフィールドだ。当時は電車とバスを乗り継いで向かったものである。1985年、珍鳥のアカハジハジロが入ったときは心を躍らせて見たのを今でもはっきり覚えている。そんな私が今小学生の息子を連れて酒匂川を訪れている。この子たちが大人になったときにはどんな風景が広がっているのであろうか?25年前に比べると鳥の数は減り、種類も入れ替わった。カモ類では当時の主力は圧倒的にオナガガモ。いまではヒドリガモにその座を明け渡している。その他では当時あまり見られなかったアオサギ、カワウ、オオバンが非常に増えた。逆に当時のノートには必ず乗ったヨシガモ、オカヨシガモは最近あまり見られない。それでも酒匂川は身近なフィールドとして素晴らしい場所である。今年は渡りが遅れているようでまだまだカモ類が少なかった。ツグミなどの小鳥類もほとんど見られず水辺は少々寂しかったが2時間程度の鳥見で37種類であった。

ゴイサギ
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イソヒヨドリ
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ヒドリガモ
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コガモ
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アオサギ
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ダイサギ
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コサギ
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イソシギ
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セグロカモメとカモメ
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セグロカモメ
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ユリカモメとウミネコの群れ
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2010年11月13日 晴れ 観察種リスト(37種)
ウミネコ、ユリカモメ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、コサギ、ダイサギ、チュウサギ、アイサギ、ゴイサギ、カイツブリ、オナガガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ヨシガモ、コガモ、カワウ、カワセミ、セッカ、スズメ、イソヒヨドリ、ヒヨドリ、ムクドリ、タヒバリ、ヒバリ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、モズ、ホオジロ、イカルチドリ、イソシギ、オオバン、キジバト、トビ、ミサゴ、ハシブトガラス、ハシボソガラス

2010年11月中旬・撮影地酒匂川
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by hideaki0310 | 2010-11-16 19:03 | 神奈川県 | Trackback | Comments(0)

A past record~トラフズク

トラフズクは留鳥として生息するが、やはりこれからの季節によく話を聞くようになる。トラフズクは冬になると集団(といっても数羽)でねぐらをとる。冬でも葉の落ちることのない常緑樹がねぐらになるが、ある程度広い河原がそばにある場所などが好まれるようだ。周囲の環境が整っていれば公園の樹木なども選ばれる。樹木の下にペリットが落ちていたら可能性は高い。

昼間、小さな公園の樹木で休むトラフズク。大きさはコミミズクと同じでアオバズクなどに比べるとかなり大きい。
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基本的に昼間は行動しないのでほとんど動かないが、たまに目を開けて伸びをしたりする。体を丸めたり、縮めたり、結構見ていてあきない。
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2008年2月・撮影地神奈川県
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by hideaki0310 | 2010-11-12 23:01 | 過去の記録 | Trackback | Comments(0)