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コジュリン

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久しぶりに訪れた河川敷はまだ一面枯れた葦に覆われていた。ここでは毎年、オオセッカ、コジュリン、コヨシキリ、オオヨシキリなどが繁殖する。観察には彼らの行動が最も活発になる梅雨前の6月からが適しているであるが、この時期にはコヨシキリ以外のメンバーはすでに到着している。この日は曇り空のもと、彼らの姿を探しているとまず葦原の奥からオオセッカの独特の囀りが聞こえてくる。まだこの時期は目立つ場所には出てこないので姿を一瞬見るのにとどまった。オオセッカとは対照的なやわらかな囀りのコジュリンは声をたよりに探してみると葦の中段でさえずっている姿を見ることができた。
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オオセッカと同じくこの時期は目立つ場所にはなかなか出てこないがオオセッカに比べると囀りのときは一か所でじっとしているので比較的観察しやすい。すでに顔の部分は黒くなっていたがまだ頭頂は茶色で、完全な夏羽までもう少しといったことろであった。
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完全な夏羽になると下の写真のようになる。頭だけでなく背中も今よりも黒いラインが目立つ。
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2011年4月下旬・撮影地千葉県
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by hideaki0310 | 2011-04-25 20:25 | 千葉県 | Trackback | Comments(2)

エリマキシギ

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前回から10日ほどあけて再び田園地帯を回った。この時期、田んぼでは田植えの時期だ。農家の方があちこちで作業している。渡りのほうも最盛期に差し掛かっているはずなのだが、どうしたものかこの日はまったくシギチの姿が見えない。前回あれほど目についたタシギの姿もない。仕方なくいつもは見ない奥まった蓮田をみるとそこにはたくさんのシギチが入っている。エリマキシギ7、オオハシシギ15+、コアオアシシギ3、タカブシギ20+が一つの蓮田にかたまっていた。エリマキシギは換羽が遅いので日本で夏羽を観るのは難しいが、今回見られた個体の中の一羽は換羽が始まっていて胸のあたりが大分黒ずんでいる。
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車からの撮影だったのでリラックスした姿を観察することができた。
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上記の個体以外はだいたい冬羽のようであった。
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2011年4月下旬・撮影地茨城県
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by hideaki0310 | 2011-04-24 00:11 | 茨城県 | Trackback | Comments(0)

タシギ

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少し前になるが茨城方面の田園を回った。ちょうど春の渡りの時期にあたるのでシギチを期待して点在する蓮田や水の入った田んぼを探したのであるがとにかくタシギが非常に多く目についた。まさにタシギだらけである。雨が降っていたのも影響しているのであろうがこんなに多くのタシギを一日で目にした経験はない。
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タシギの中に他のジシギが混じってないかどうかじっくりと見てみた。ジシギ類の識別は繊細なので見逃しているのかもしれないが今回、タシギ以外のジシギは見つけることが出来なかった。

次に目立ったのがタカブシギ。ツルシギが居た田んぼで採餌していた。
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広い田園ではハマシギの大きな群れがいくつか見られた。
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2011年4月上旬 撮影地茨城県
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by hideaki0310 | 2011-04-22 09:58 | 茨城県 | Trackback | Comments(0)

キガシラシトド

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この冬、関東で発見された「キガシラシトド」。「シトド」とはホオジロ類の古称である。本来の生息地は北米であるため、日本で目にする機会のほとんどないが、驚いたことに関東では今季もう一羽発見されたという。こちらはまだ発見されてから日が浅くお決まりの餌付けもされていなかったため姿を見るのには苦労したが、美しい夏羽を見ることができた。

ホオジロ類なので冬の間、種子のたねを食べるものとばかり思っていたが、この個体はこの時期だけかもしれないが、芽吹いたばかりのクコの葉っぱを盛んについばんでいた。生態は、もう一か所の個体と同じように藪の中を潜行する。たまに枝先にでてきてこの時期ならではの囀りを披露していた。
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別個体なので単純な比較はできないが、1月に撮影した第一回冬羽と比較をすると明らかに頭頂の黄色が鮮明になり、頭の黒い部分と顔のグレーとの境界がはっきりとしている。
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下の写真は、今年の1月に千葉県で撮影した際のもの。
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2011年4月中旬・撮影地埼玉県
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by hideaki0310 | 2011-04-17 09:00 | 埼玉県 | Trackback | Comments(6)

ツルシギ

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春の田園でツルシギの姿を見ることができた。まだ4月の初めなので地味な冬羽を纏っている。夏羽は全身が黒くなるので非常に目立つのであるが夏羽を拝めるのはもう少し先になるだろう。冬羽のツルシギは地味であるが、長めの橙色の足と黒と橙の嘴が映えてこれはこれで美しい。
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この日は都合5羽のツルシギを見ることができたが、やはりある程度水深のある田んぼでドジョウを採餌していた。かなり深い水のなかでも器用に泳ぎながら採餌するのはツルシギの得意技だ。
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次回訪れたときには真っ黒の夏羽になった彼らに逢うことができるかもしれない。
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2011年4月初旬・撮影地茨城県
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by hideaki0310 | 2011-04-14 23:55 | 茨城県 | Trackback | Comments(2)

ヒメウ・ユリカモメ

約1月ぶりに鳥見にいってきた。ここのところ、震災の影響でなんとなく出かける気がせず、仕事のほうも忙しかったため足が遠のいていた。4月ということでちょうど鳥たちも冬の装いから夏の装いに衣替えの季節だ。そんなんか海岸でヒメウを見つけた。よくみると嘴の根元が赤くなっている。めずらしく岸近くを泳いでいるところを撮影した。
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ユリカモメ。こちらも冬羽から夏羽の個体までさまざまであった。夏羽に移行しつつある個体もよくみるとまだ「ゴマシオ」状態である。しばらくすると真っ茶色になりカムチャッカ方面に帰っていくのだろう。
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2011年4月初旬撮影
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by hideaki0310 | 2011-04-11 08:41 | 千葉県 | Trackback | Comments(0)

舳倉島の春

この季節になるとそろそろ春の渡りが気になってくる。毎年この時期は石川県にある離島、舳倉島に向かう。最近の鳥見人口の増加からGW中には島はバードウオッチャーで一杯である。この島の魅力はなんといっても本州ではなかなか目にすることができない「珍鳥」を見ることができる点であるが、本州でも見られるオオルリ、キビタキなどのいわゆる「普通種」を身近でみることもまた魅力である。
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「珍鳥」だけを求めるのではなく、じっくりと鳥を見ることを心掛ければ思わぬ発見があるかもしれない。セキレイ類やホオジロ類、ムシクイ類など比較的地味な種類も多いので識別の練習にはもってこいである。
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春は秋に比べて「珍鳥」は少ないが、それでも運がよければ思わぬ種類にであうことができるかもしれない。
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最近は団体で島に訪れる人が非常に多くなった。団体行動をするとどうしても大きな声をだしたりしがちであるが、周りへの配慮は是非忘れないでほしいと思う。静かに鳥を見たい人もいるのだ。人が多い分、譲り合いの心を持ち、気持ちのいい挨拶心がけて楽しく鳥を見たい。また、旅の途中の野鳥たちへの配慮は忘れてはならないだろう。
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by hideaki0310 | 2011-04-07 22:22 | 過去の記録 | Trackback | Comments(4)

ホオジロガモ

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この時期、道東の海岸は一面、流氷に覆われる。知床のウトロや斜里周辺では海岸から地平線までほぼ氷の世界となる。しかしながらよく見てみるとところどこ海面が開いている場所があり、そのような場所ではカワアイサやホオジロガモ達が潜水しながら採餌していた。
ホオジロガモ♂。この海域では最も数が多い。
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ホオジロガモ♀。関東周辺では♀を目にする機会が多いが、道東では圧倒的に♂が目立った。♀のほうが南に渡る傾向があるのだろうか。。
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氷の間を縫うように泳ぐ。もうすぐ旅立ちの季節なのだろう。
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羽ばたき。
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2011年3月上旬・撮影地北海道ウトロ・小清水町他
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by hideaki0310 | 2011-04-05 23:49 | 北海道 | Trackback | Comments(0)

タンチョウ

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3月に入ると北海道でも雪解けが始まる。大地が雪に覆われている時期には地面で餌をとるタンチョウにとっては給餌場が生命線となる。最盛期には沢山のタンチョウがこの場所に集まるが、3月に入ると徐々に各自のえさ場に散らばるようになり、私が訪れたときはひと組のタンチョウ親子ががいるにだけであった。一時絶滅したと考えられていたタンチョウも地元の方の努力で徐々に数を増やし、いまでは道東のあちこちで姿が見られるようになった。

3月はタンチョウにとって恋の季節。あちこちで優雅なダンスが繰り広げられていた。
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親にまじって若鳥も飛び跳ねる。これから迎える春を喜んでいるのだろうか。。右はじの頭部が褐色の個体が幼鳥だ。
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タンチョウの名前の由来は赤い頭頂部であるが、これは赤い羽根があるわけではなく肌が露出しているためだ。
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タンチョウを一言で表すと「優雅」。白と黒と赤の体色。スマートな体型。昔から縁起物として親しまれているのもうなずける。
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日が暮れた北海道の大地に2羽で鳴き交わすタンチョウの声が響き渡っていた。
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2011年3月上旬・撮影地北海道鶴居村
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by hideaki0310 | 2011-04-01 22:34 | 北海道 | Trackback | Comments(2)