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ツリスガラ(Penduline Tit)~2013.05

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対馬での最終日、渡り鳥が少ない中、最後は加志地区でツリスガラを狙った。ここは初日にも回ったところであったが、特に収穫はなかった場所だ。県道沿いに広がる葦原沿いに車を止め双眼鏡で探すが、鳥影はなし。しかしながら、葦原の中から聞きなれない「チュイーン、チュイーン」という小さな声が聞こえてくる。しばらくまっていると数羽のツリスガラが葦の先のほうに出てきた。見ていると休憩している個体、餌を探している個体と様々。
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葦の中にいるカイガラムシを探しているのか??しかしながら、葦を割る音は聞こえなかったような気がする。ツリスガラは昔静岡の浮島で見た以来本当に久しぶりだった。
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2013年5月上旬・撮影地長崎県対馬加志地区
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by hideaki0310 | 2013-05-27 07:00 | 離島 | Trackback | Comments(0)

アマサギ(Cattle Egret)~2013.05

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渡り鳥が少ない中、我々を楽しませてくれたのがこのアマサギ。この時期は名前の通り亜麻色の夏羽が美しい。対馬はこの時期田植えの最盛期らしく、関東と同様にトラクターの後を追いかけているアマサギの群れを何度か見かけた。蓮華畑のアマサギ。お決まりの構図だが、やはりレンズを向けてしまった。。
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夏羽のチュウサギ。この時期ならではの飾り羽が美しい。婚姻色はもう少し先かな。
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サシバ。若い個体と思われる。早朝未だ暗いうちに撮影したもの。
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2013年5月上旬・撮影地対馬内院・浅藻地区
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by hideaki0310 | 2013-05-22 07:00 | 離島 | Trackback | Comments(0)

マミジロタヒバリ(Richard's Pipit)〜2013.05

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対馬滞在最終日、天気は晴れ。朝一番から内院地区を周り渡り鳥を探すが、前日までと変わらないメンバーのみ。朝食を取るため宿に戻る途中、前方の電線にやや大きめの小鳥を発見。近づいてみるとマミジロタヒバリであった。実は私にとってマミジロタヒバリはライファー。初めてみるマミジロタヒバリだったが、大きさは想像していたものよりやや小さい。しかも電線に止まっている姿は独特の立ち気味のポーズではない。もしや、コマミジロのほうかと思ったが結果はマミジロタヒバリ。しばらくすると一旦飛び去ったが今度はすぐ脇の畑のネットにとまった。この個体、島に飛来したばかりで疲れきっていたのか、まったく逃げる気配がない。
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マミジロタヒバリの特徴である長い爪。
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類似種のコマミジロタヒバリは嘴がもっと細く短い。この個体は眉班はややはっきりしないところが気になったが、嘴の形はマミジロタヒバリ。一枚目の写真から、尾が長いことも分かる。コマミジロタバリは比較すると尾が短い。写真のみで見てしまうと一枚目の写真では嘴はかなり短く見えるが、この写真では長く見える。見る角度によって印象が大分違う。やはり現場で特徴をしっかりと観察しないといけないと痛感した。
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図鑑などで何度も見ているマミジロタヒバリだが、やはり百聞は一見にしかず。実際に自分の目で見て観察して特徴を掴むことが今後の識別の役にたってくれるだろう。
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今回は長らく使用していたニコンD300が故障してしまい、D7100にチェンジしての撮影であったが、操作感が異なる部分は若干の違和感が残る。連射速度もやや物足りないが、画像の解像度はこの価格帯のカメラとしては本当にすばらしい。D300を遥かにしのぎ、ISO400レベルであればフルサイズのカメラに対しても見劣りはしない。AFも確実に進歩しているし、何よりも軽くコンパクトであることが気に入った。今回の対馬でも朝夕の光が乏しい時間帯以外はすべてD7100で撮影し、D3の出番はあまりなかった。マミジロタヒバリの写真も一枚目はD3、それ以外はD7100で撮影したもの。機材の進歩には本当に感謝したい。

2013年5月上旬・撮影地長崎県対馬浅藻地区
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by hideaki0310 | 2013-05-20 07:00 | 離島 | Trackback | Comments(0)

コウライキジ(Ring-necked Pheasant)~2013.05

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ここ対馬ではキジは生息せず、コウライキジが生息する。外来種だが歴史は古く、江戸時代中期に放鳥されたものが繁殖して定着したらしい。この時期、林縁からコウライキジのものと思われる声がよく聞こえたが、本土のキジよりもやや音量に乏しく、濁った声が印象的だった。声といえばシジュウカラやヤマガラのさえずりをよく耳にしたが、普段聞く彼らの鳴き声とはだいぶ違う印象だった。
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今回写真に収めた数少ない旅鳥。ノジコは数多く見られたが、ノビタキは初日に一羽、最終日に友人が一羽観察したのみだった。
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今回は狙っていたシマノジコを含め、ホオジロ類が少ない印象だった。キマユホオジロはそれなりに数が見られたが、シロハラホオジロは一回、コホオアカ(写真判定でアカマシコ♀又は若と判明した)も一回、シマアオジは「見た」という情報を一回聞いたのみ。天候に恵まれすぎてしまった今回の日程も関係しているとは思うが、地元の方の話によると年々ホオジロ類の数が減っているとのこと。さらに松くい虫を駆除するために対馬全体で行われた農薬散布により、蝶類が激減したとのこと。蝶類の減少は目に見える部分で、無論ほかの昆虫類も打撃をうけていると推定できる。対馬は渡り鳥以外の留鳥が想像していたのよりはるかに少ない印象だったのはこのあたりに原因があるのかもしれない。

2013年5月上旬・撮影地長崎県対馬佐護・内院・浅藻地区
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by hideaki0310 | 2013-05-18 07:00 | 離島 | Trackback | Comments(0)

コシアカツバメ(Red-rumped Swallow)〜2013.05

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対馬中央部の水田地帯でコシアカツバメを見かけた。田植えが終わったばかりの水田の上を飛び回り、しばしば水田に降りる。最初は水を飲んでいるのかと思ったが、どうやら近くで営巣の準備をしているらしく、水田に降りては泥を口にほおばり運んでいるようだ。
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一度水田におり、巣材の泥をほおばると飛んでいくが3分もしないうちにまた戻ってくる。当たり前だが鳥には手がないので口いっぱいに巣材を頬張っていたが、一回で運べる量は多くない。巣を完成させるためには何百回とこの行動を繰り返すのだろう。。特に珍しい種類というわけではないが、しばしコシアカツバメの姿に時間を取ることにした。
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2013年5月上旬・撮影地長崎県対馬仁田地区
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by hideaki0310 | 2013-05-14 07:00 | 離島 | Trackback | Comments(0)

ツメナガセキレイ(Yellow wagtail)〜2013.05

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亜種マミジロツメナガセキレイ。対馬初日の夕方、内院地区の水田で観察。。南西諸島では多数が越冬しているが、ここ対馬では渡り鳥としてやってくる。ジュジュという少し濁った鳴き声はツメナガセキレイ共通。渡り鳥が少ない中、我々の目を楽しませてくれた。対馬ではこの時期普通種のように見られ、初日の内院だけではなく、佐護や加志などでもよく目にした。
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こちらは亜種キタツメナガセキレイ。青灰色の頭が特徴。眉班が見られず、顔が黒いのでキタツメナガセキレイだろう。似た亜種でシベリアツメナガセキレイがいるが、こちらは目の後ろに薄い眉班が入ることが一般的。
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最後がこれまた亜種タイワンハクセイキレイ。日本中、どこでも見られると思っていたハクセキレイだが、対馬には渡りの時期にしかいないそうだ。セグロセキレイもおらず、珍鳥扱いとのこと。留鳥として生息するのはキセキレイだけらしい。したがって3日間でハクセキレイを目にしたのは一回、このタイワンハクセキレイだけだった。
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ちなみにこの島にはムクドリもおらず、渡りの時にだけ見られるそうだ。地元の方は「ムクドリを見たら写真を撮ります」とおっしゃっていた。ところ変わればである。

2013年5月上旬・撮影地長崎県対馬内院地区
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by hideaki0310 | 2013-05-13 07:00 | 離島 | Trackback | Comments(0)

キガシラセキレイ(Citrine Wagtail)〜2013.05

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初日の夕方、内院の水田で観察したキガシラセキレイ。今回の対馬は天候には恵まれたが、渡り鳥が少なく島中部から南部にかけてのポイントにはあまり鳥の姿はなかった。そんな中、浅藻でカラシラサギを見つけ、その後少し離れた道路沿いでシマアカモズを観察している時に他のバーダーさんから場所をお聞きして現場に向かった。現場つくとキガシラセキレイがツメナガセキレイと共に行動していた。そのうち一羽は成鳥の夏羽だ。鮮やかな黄色が遠目からでも目立つ。
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頭部、胸、腹にかけて鮮やかな黄色。後頸から側頸にかけての黒帯、背中はハクセキレイにような灰色だが、雨覆から三列風切外側にかけてが白い。したがって遠目から見ると黄色と白が目立つ。鳴き声はツメナガセキレイと同じように少し濁った声。
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一緒に行動していた個体。当初は若い♂かと思っていたが、後頸から側頸にかけての黒帯が見られず、背中の灰色部分も広いことから♀という結論に落ち着いた。雨覆も♂よりも狭いが白い部分がはっきりしており成鳥だと判断した。じっとしているとすぐ目の前までやってくれた。
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2013年5月上旬・撮影地長崎県対馬内院地区
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by hideaki0310 | 2013-05-09 07:00 | 離島 | Trackback | Comments(1)

カラシラサギ(Chinese Egret)〜2013.05

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対馬南部の浅藻という集落の前に広がる海岸で一羽のカラシラサギが採餌しているのを見つけた。かなり距離があったが、他のサギ類とは違う独特の行動ですぐにカラシラサキと気がついた。同じような大きさのコサギに比べて首が太く、夏羽でも嘴は黄色、換羽の数も多く目立つ。
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大陸に近いここ対馬では比較的通過する数が多いようだ。しばらく観察していたが、コサギなどはどちらかというとゆっくり魚に近づき採餌する方法なのに対して、このカラシラサギは非常にアクティブ。小走り、横走り、ジャンプなどスピードに任せて採餌する。コサギでもこのような行動を取る個体を見たことがあるが、カラシラサギのほうが動きは一枚上手のようだ。
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2013年5月上旬・撮影地長崎県対馬浅藻地区
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by hideaki0310 | 2013-05-07 07:00 | 離島 | Trackback | Comments(0)

対馬~2013.5.2~4

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今年のGWは初めて対馬に渡った。初めて訪れた対馬は海と山に囲まれた風光明媚な島であった。対馬は日本で4番目(沖縄島、佐渡島、奄美大島の次)に大きな島で、南北に82キロメートル、東西に18キロメートルと細長く、面積は約700km2。渡りの島といってもその面積は非常に広くポイントも点在している。対馬は大まかに北部と南部に別れ、北部のほうがやや広い。起点となる対馬空港は島の中央部に位置するため、北部と南部に分けて行動すると各ポイントを効率的に見て回ることができる。渡りの時期の探鳥ポイントで分けると佐護や船志、田の浜といった北部のポイントと加志浜、洲藻といった中部のポイント、浅藻、内院といった南部のポイントに分かれる。佐護を除けばどのポイントも比較的コンパクトなのでポイントは絞りやすいと思われる。探鳥スタイルとしては、各ポイントを車で回りながら鳥を探すのであるが、鳥までの距離が遠かったり、声を頼りに探すことも多い。ヤマショウビン・オウチュウなどの場合は別かもしれないが、車の中からというよりは歩くことをお勧めする。双眼鏡やカメラなど機材をしょって歩くのはややしんどいが、歩くことによって鳥が見つけられる確率が非常に高くなる。コンパクトな舳倉島などの環境に慣れてしまっていた身としては、対馬のスケールの大きさにやや圧倒されてしまたっが、この島はバーダーが集中することはあまりなく自分のペースで鳥を見たい人・探したい人にはうって付けの島だろう。見知らぬバーダー同士の情報交換も楽しい。僭越ながらここ対馬を一言で表すならば「鳥を探す場所・見る場所」。したがって探鳥より写真がメインならコンパクトな離島をお勧めする。

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(上から佐護・船志・田の浜)

対馬北部のポイント。他にもポイントはいくつかあるようだが、中でも最も有名なのが佐護。水田・畑・河川・林縁などが織り交ざった素晴らしいポイントだった。事情により今回はあまり時間がさけずに残念であったが、渡りの時期としてはタヒバリ類・セキレイ類・ホオジロ類が面白そうだ。船志・田の浜はコンパクトな環境ながらそれぞれ魅力的なポイントであった。基本的に対馬の各ポイントは海に近い水田などの湿地+池・沼+草原+林縁といった要素を備えているので、どのポイントも珍鳥を狙える。

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(上は加志浜)

対馬中部のポイント。今回は加志、洲藻を回った。加志の葦原ではツリスガラ、洲藻ではクロツラヘラサギを観察。特に加志は葦原、水田、畑があり、魅力的なポイントであった。

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(上から内院・浅藻・浅藻)

対馬南部のポイント。今回一番時間を割いたポイントである。内院はヤマショウビンやオウチュウがよく出現する場所として有名なところ。集落脇の水田と川がメインだが、少し山側にはいったブッシュも見逃せない。竹藪のなかからホオジロ類の声が多く聞こえる。浅藻は内院の隣の集落で、県道沿いの湿地や林縁、集落内のブッシュ、草地、集落前に広がる海岸など見どころは多い。今回は内院でキガシラセキレイ、シマノジコ、浅藻ではマミジロタヒバリ、カラシラサギを見つけることができた。

今回の探鳥ではヤマショウビン、オウチュウといった対馬ならではの渡り鳥には会えなかったが、対馬の人たちの温かいもてなしの心を感じながら素晴らしいフィールドを歩くことができた。近年、我々バーダーは各地であまり歓迎されていないようであるが、対馬の人たちは我々に対して本当にフレンドリー。双眼鏡を片手に歩いていれば地元の農家の人たちが挨拶を交わしてくれ、しばし立ち話といったことがしばしば。年配の方だけでなく若い方も同様だった。また、地元の野鳥の会の方にはフィールドを教えていただいたり、情報をいただいたりして大変お世話になった。この場をかりてお礼を申し上げます。

2013年5月上旬・撮影地対馬

(観察種・声のみの確認も含む)

カイツブリ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、アマサギ、カラシラサギ(内院・海岸)、コサギ、ササゴイ(洲藻)、ミゾゴイ(豆酘)、クロツラヘラサギ(洲藻)、コガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、ミサゴ、トビ、サシバ、ハヤブサ、ムナグロ、イソシギ、タカブシギ、アオアシシギ、チュウシャクシギ、タシギ、アオシギ(船志)、ウミネコ、バン、カワセミ、コゲラ、ツバメ、コシアカツバメ(仁田)、タヒバリ、ムネアカタヒバリ(佐護)、アカマシコ(♀又は若、佐護)、マミジロタヒバリ(浅藻)、ツメナガセキレイ(亜種マミジロ、キタ、内院)、キガシラセキレイ(内院)、キセキレイ、ハクセキレイ(亜種タイワンハクセキレイ、内院)、ツツドリ(浅藻)、ヒヨドリ、サンショウクイ、アカモズ(亜種シマアカモズ、内院)、キビタキ、ノビタキ、ウグイス、オオヨシキリ、センダイムシクイ、ムジセッカ(佐護・内院)、ツグミ、トラツグミ、クロツグミ(内院)、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、ツリスガラ(加志)、メジロ、カシラダカ、ホオジロ、キマユホオジロ、シロハラホオジロ(内院)、ノジコ、シマノジコ(内院)、アオジ(シベリアアオジ)、カワラヒワ、マヒワ、スズメ、コウライキジ、キジバト、カケス、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ミヤマガラス(佐護) 以上、73種
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by hideaki0310 | 2013-05-05 12:00 | フィールドノート | Trackback | Comments(3)