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ムギマキ(Mugimaki Flycatcher)~2014.05

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シマゴマとともに春の舳倉島での楽しみとなるムギマキ。ムギマキと言えば渡りの時期には都市公園などでも観察されることがあるが、秋の渡りの時期が多い。しかしながらここ舳倉島では秋よりも春の方が圧倒的に姿を見る機会が多い。というか私は秋の舳倉島ではムギマキを観察したことはない。このことから春は大陸沿いに繁殖地まで移動し、秋は日本を通過して渡っていくことが推測できる。

このムギマキ、その容姿からカメラマンに人気の小鳥で私も大好きな種類の一つであるが、カメラマンに人気なのは成鳥の♂で♀や若鳥はあまり人気がない。写真の個体は♀と思われるが、♀と若い♂の識別は難しく正直あまり自信はない。羽根に幼鳥に見られるようなバフ色の斑が見られないこと、若い♂に見られるバフ色の眉斑がないことがその判断理由。島の中央部を歩いていると道路わきの草むらから2羽のムギマキが飛びだしてきたところを撮影。両個体とも♀だった。
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こちらは成鳥♂。ムギマキは完全な成鳥になるまで3~4年かかると言われている。成鳥になると写真のように頭部から顔にかけての黒い部分の艶が増し、羽根の白斑もはっきりとする。
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このムギマキを観察していたカメラマンの中に、これをマミジロキビタキだと言っている集団を見かけた。白い眉斑を見てそう思ったのかもしれないがマミジロキビタキとムギマキは色彩が全く違うのは図鑑を見れば明らか。立派なカメラとレンズを持ち、舳倉島までわざわざ出かけるような人たちの中にも少なからずこのレベルの人たちが居るのが今の現実。舳倉島に来るのであれば少なくとも図鑑などで今回見られるかもしれない種類を「勉強」しておくことをお勧めします。

2014年5月中旬・撮影地舳倉島
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by hideaki0310 | 2014-05-29 07:00 | 舳倉島 | Trackback | Comments(2)

シマゴマ(Rufous-tailed Robin)~2014.05

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シマゴマを観察するのは都合3回目となる。いずれも舳倉島での観察でありしかも今回のように竹藪の中に作られたいわゆるお立ち台でのもの。舳倉島には島の中央部などにこのような竹藪がある。この竹藪の中には様々な野鳥が潜んでいて今回この場所ではシマゴマのほか、コマドリ、ルリビタキ、キビタキなどがやってきていた。他にも暗い場所を好むノゴマやコルリといった小型ツグミの仲間やマミジロ、カラアカハラといった大型ツグミ類が潜んでいることが多い。以前に比べれば道路の整備などでこういった竹藪はかなり減っており、特に島中央部を東西に貫く道の周辺は最初に訪れたときから比べると竹藪を切り開き明るい環境へと変化している。こういた環境の変化は島に滞在する野鳥たちに少なからず影響を与えていると思われる。竹藪が切り開かれる前と以後では、見られる鳥の数も明らかに減ってしまった。島民の方の利便性を考えると仕方がないが我々としては残念と言わざるおえない。

このシマゴマ、昼間でもよくさえずっており、「ヒュルルルー」というコマドリよりかなり繊細な鳴き声を十分に味わうことができた。姿を確認したわけではないが何カ所かでさえずりを聞いたので周辺に複数のシマゴマが潜んでいたのだろう。


胸のウロコ模様が最大の特徴。コマドリやコルリなどに比べると明らかに地味な色合いだが、私などは大好きな野鳥の一つ。竹藪の中という暗い状況での撮影だったのでISO感度を上げてシャッターを切ったが、なかなか思うような写真は撮れなかった。やはりこのような状況下ではニコンで言えばD4のようなフルサイズの高感度に強いカメラが欲しくなる。
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今回観察した個体はさえずりをしていたので2年前に観察したものと同様♂だと思われる。両者を比べてみるとシマゴマのもう一つの特徴である尾の赤褐色が今回のものの方が目立たないことが分かった。このシマゴマ、雌雄同色でありかつ第1回夏羽と成鳥夏羽は非常によく似ているので月齢や雌雄の判定が非常に難しい。
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2014年5月中旬・撮影地石川県舳倉島
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by hideaki0310 | 2014-05-26 07:00 | 舳倉島 | Trackback | Comments(0)

ヨタカ(Grey nightjar)~2014.05

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小学生のころ、初めて参加した丹沢での泊りがけの探鳥会。昼間は新緑の中渓流沿いでヤマセミやオオルリといった山野の野鳥を観察した。小学生の参加は私一人だったので野鳥の会の幹事の方やほかの参加者の方からなにかとお世話していただき、様々なことを教えていただいたことを覚えている。その探鳥会で夜の林道を歩いた時に聞こえてきたのがこのヨタカの鳴き声。真っ暗な山に響き渡る「キョ、キョ、キョ、キョ」という独特の声を初めて耳にした。当時の丹沢は現在ほど自然保護が熱心ではなく、森林伐採が盛んに行われていた。この夜はあらゆる場所からヨタカの声が聞こえたが、森林伐採が行われ開けた空間が広がるとヨタカの数が急に増えるらしくあまり好ましくないことなのだという趣旨のお話を聞いた思い出がある。今ではその丹沢でもヨタカの声を聞くことはなくなってしまった。
今回は島中央部の松林の中のやや開けた空間にある横枝でヨタカは休んでいた。実はヨタカの姿を昼間に観察するのは初めての経験。小学校当時に聞いた独特の声の持ち主の姿を見ることができ感慨深かった。夜行性のため基本的に昼間寝ているが、時々目を開けてはあくびをしたりモゾモゾと移動する姿は非常にユーモラス。


ここに居るとわかっていればすぐ気が付くだろうが林の中でこの姿で寝ていたら単なる木のこぶに見えてしまい気が付かないことも多いだろう。
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正面からのカット。
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目を開けたところ。夜行性のため目が非常に大きい。
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2014年5月中旬・撮影地舳倉島
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by hideaki0310 | 2014-05-22 07:00 | 舳倉島 | Trackback | Comments(0)

舳倉島~2014.5.17

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今シーズン2回目の舳倉島に渡った。今回も1泊の予定が輪島に到着した初日は欠航に見舞われ、またしても日帰りの日程となってしまった。今シーズンは天候が安定せず一度タイミングを外してしまうと2~3日続けて決行することが多かったらしく、島に閉じ込めたられてしまったバーダーも多かったらしい。日程を気にせず島に滞在できるのはいつのことか。。島に渡れなかった初日は金沢の普正寺の森でマミジロを、河北潟でも数は多くなかったがチュウシャクシギ、ケリなどを観察して過ごした。二日目の朝も予報を見ると天候は回復傾向にあるがまだ風が強く波の予報も3メートル後1.5メートル。船がでるか微妙な状態で祈るような気持ちだったが出航の朗報が入り港に向かった。予報どおり行きの船はかなりの揺れに見舞われたが。。。

前回から2週間たった島は草木の緑が濃くなっており初夏の装いであった。鳥の方はというと期待していたモズ類やトケン類の姿を見ることはなかったが、思いがけずヨタカを撮影できたことは幸運だった。他にも写真のムギマキ、キビタキ、オオルリ(♀のみ)、エゾビタキ、コサメビタキといったヒタキ類やコマドリ、シマゴマ、ノゴマといった小型ツグミ類はGWよりも多く目にすることができた。5月も半ばを過ぎると春の渡りも後半を迎え、鳥の数はともかく種類は少なくなる。前回は同じ日帰りで50種、今回が42種。今回はヨタカ、ムギマキ、シマゴマの撮影に時間を使ってしまい海岸沿いなどをあまり見ることができなかったので種類数が伸びなかったのかもしれないが、やはり5月の初旬の方が種類数は多く見られるようだ。今回もムシクイ類の出現に注意を払っていたが、観察できたムシクイはGWと同じキマユ、エゾ、センダイの3種のみでGWに多く見られたセンダイムシクイの数もぐっと少なかった。5月中旬ということでオオムシクイが渡っているかと思ったが「ジジロ、ジジロ」という独特の声を聞くことはなかった。やはりオオムシクイは5月の中旬以降に島を通過するようだ。


エゾムシクイ。地元ではムシクイの仲間の姿をじっくり観察する機会になかなか恵まれないが、島では比較的姿が見やすいので識別力向上に役立つ。
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エゾビタキ。関東では秋にしか目にしないが、舳倉島では春も秋も見ることができる。
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キビタキ♂。今回はこのような若い個体が多く見られた。
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一羽だけ見られたヒレンジャク。渡って来たばかりのようで木の上でウトウトしていた。
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コムクドリ。今回は2~3羽の群れがいくつか見られたのでシベリアムクドリが混じっていないか探してみたが残念ながらそのような幸運には恵まれなかった。
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2014年5月中旬・撮影地石川県舳倉島

(観察種)
オオミズナギドリ(航路)、アカアシミズナギドリ(航路)、ウミウ(航路)、トビ、ハヤブサ、アカエリヒレアシシギ(航路)、ジシギsp、ウミネコ、コゲラ、ヨタカ、ツバメ、キセキレイ、ハクセイキレイ、ビンズイ、サンショウクイ、ヒヨドリ、ヒレンジャク、コマドリ、シマゴマ、ノゴマ、ルリビタキ、ツグミ、ウグイス、カラフトムジセッカ、キマユムシクイ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、キビタキ、ムギマキ、オジロビタキ、オオルリ、エゾビタキ、コサメビタキ、メジロ、シロハラホオジロ、ホオアカ、アオジ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、コムクドリ、ハシブトガラス(以上、42種) 目撃情報 マミジロキビタキ♀、ヘラサギ、ベニヒワ、アリスイ、ニシイワツバメ他
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by hideaki0310 | 2014-05-19 07:00 | フィールドノート | Trackback | Comments(0)

キマユムシクイ(Yellow-browed Warbler)~2014.05

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今回の舳倉島ではセンダイムシクイ、キマユムシクイ、エゾムシクイという3種類のムシクイを観察することができた。なかでも圧倒的にセンダイムシクイの数が多く、藪の中、草原、木立の中といたるところセンダイムシクイだらけと言っても過言ではなかった。秋になると今回はまったく見られなかったメボソムシクイが主流となり逆にセンダイムシクイはほとんど見られない。今回は天候の関係で日帰りになってしまったためじっくりと観察できなかったことが残念であったが、多数派のセンダイムシクイの中に写真のキマユムシクイが混じっているのを発見した。最初にキマユムシクイの存在に気がついたのがその鳴き声。チュイーという特徴のある声が聞こえたのでその方向を双眼鏡で探すとキマユムシクイが見つかった。写真のキマユムシクイはほかの鳥を撮影している時にすぐ脇の藪の中で見つけた個体。この時は同時に2羽のキマユムシクイを見ることができた。
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こちらはエゾムシクイ。ほかの場所でも鳴き声は聞かれたが姿を見ることができたのはこの1個体のみ。エゾムシクイで一番わかりやすいポイントは脚。ほかのムシクイ類よりも明るい色でピンク味を帯びているのはこのエゾムシクイのみ。この個体は「ヒーッ、ヒーッ」というさえずりとも地鳴きとも聞こえる声で鳴いていた。
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最後に現地ではムジセッカと思って撮影した個体。しかし家にかえってよくよく写真を見てみるとどうもしっくりこない。体に対して尾が長いこと、嘴が黒く尖っていること、バフ色味がないこと、なにより黒い側頭線がないことがムジセッカと異なる。となると当てはまるのはウグイスということになるが、この個体はかなり小さく嘴が細いのだ。しかしながらウグイスと考えると白濁色の胸や黒い側頭線がないことも頷ける。手元にある資料を調べてみるとウグイスの♀は♂にくらべて体が小さく嘴も細いとのことなので、やはりこの個体はウグイスの♀だと思うがいかがだろう。どうやら現場にもう一羽いた同じような個体(こちらはムジセッカだと思われる)といつの間にか混じってしまったようだ。これらの識別も地鳴きがきければ迷うことはないが、一瞬のシルエットで判断するとなると私レベルではかなり難しい。
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2014年5月上旬・撮影地舳倉島
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by hideaki0310 | 2014-05-12 07:00 | 舳倉島 | Trackback | Comments(0)

舳倉島~2014.5.3

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毎年恒例の春の渡りで今年は舳倉島に渡った。今回は天候に不安があったので2泊3日に予定を急遽日帰りに変更したためかなり慌ただしい鳥見となってしまった。毎度のことながら現役世代にとってはかなりリスクの多い島だ。事前情報によると鳥の数、種類ともに多くないと聞いていたが観察種を見てみるとまさにその通りの結果となった。4月に訪れた与那国でもそうであったが、今年(2014年)は天候不順により小鳥たちの渡りがかなり遅れているらしい。5月10日過ぎからに期待といったところだろうか。。

今回の特徴としてはジョウビタキ、マヒワなどの冬鳥がまだ見られたこと、オオルリ、キビタキといった夏鳥の数が少なかったことが挙げられる。個別の種類としてはビンズイが非常に多く見られたこと、亜種シベリアアオジの数が亜種アオジに比べて圧倒的に多かったこと、ムシクイ類ではほとんどがセンダイムシクイで秋に多く見られるメボソムシクイは見かけなかったこと、毎年この時期に多く見られるノビタキの数が少なかったことが印象的だった。左の写真は亜種シベリアアオジ。


コホオアカ夏羽。

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キマユホオジロ。
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サンショウクイ♀。
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ノゴマ♂。
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コサメビタキ。
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亜種オオカワラヒワ。
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(観察種)

オオハムSP(航路)、オオミズナギドリ(航路)、ウミウ、ダイサギ(亜種チュウダイサギ)、アオサギ、トビ、ツミ、ミサゴ2、ハヤブサ、イソシギ、ウミネコ、ウトウ(航路)、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、ツメナガセキレイ、ビンズイ、サンショウクイ、ヒヨドリ、モズ2、ノゴマ1、コルリ、ジョウビタキ♀1、ノビタキ、イソヒヨドリ、マミチャジナイ、ツグミ、ウグイス、オオヨシキリ、ムジセッカ、キマユムシクイ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、キビタキ、ムギマキ、オオルリ、コサメビタキ、メジロ、ホオジロ、シロハラホオジロ、コホオアカ、キマユホオジロ、ノジコ、アオジ(亜種シベリアアオジ)、クロジ、アトリ、カワラヒワ(亜種オオカワラヒワ)、マヒワ2、ニュウナイスズメ♀1、ハシブトガラス(以上50種) 他目撃情報 ムラサキサギ、イスカ、コノハズク、ベニヒワなど
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by hideaki0310 | 2014-05-07 07:00 | フィールドノート | Trackback | Comments(0)

カンムリワシ(Crested serpent eagle)~2014.04

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この場所もズグロミゾゴイ同様、以前島を訪れたときにガイドの方に案内していただきたポイント。しかしながら以前この場所を縄張りにしていた個体と入れ替わっているようだった。というのも以前に観察した個体は光彩が黒で通称「黒目」と呼ばれていた個体。今回観察したのは光彩が黄色だったので別の個体が住み着いたのだろうと推測できる。カンムリワシは石垣島全島に生息しているようであるが個体数が多いのは島の西側。茂った森がすぐそばにあり、餌場となる湿地帯や水田がある場所に多くみられる。このあたりは個体数も多いので姿を見るのは比較的容易だが天候や気温によって目にする回数はだいぶ違ってくるようだ。以前冬に訪れたときは気温が低く一日その姿をみかけないということも経験している。

写真のような成鳥個体は先ほど述べたような条件の良い場所を縄張りにしているので海岸線などを走っていると電柱に止まって休んでいる姿をよく見かけるが、若鳥や幼鳥はそのような場所を縄張りにすることができないので海岸から少し離れた島中央の畑周辺で姿を見ることが多い。


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名蔵地区のサトウキビ畑で見つけた幼鳥。畑の中に立つ杭から獲物を物色している最中。一度、地上におりて獲物を捕まえたようだったが、サトウキビにさえぎられて獲物がなにかはわからなかった。
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上と同一個体の飛翔。この個体とにかく活発に行動していて、物置小屋の屋根、電線、民家の垣根などを頻繁に移動しては獲物を探している様子だった。
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2014年4月上旬・撮影地石垣島名蔵地区
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by hideaki0310 | 2014-05-05 07:00 | 南西諸島 | Trackback | Comments(0)

ズグロミゾゴイ(Malaysian night heron)~2014.04

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石垣島を代表する固有種であるズグロミゾゴイ。以前、島を訪れたときにガイドの方に教えてもらったポイントを記憶をたどりながら回っていくとその中の何カ所かでズグロミゾゴイを見ることができた。個体数自体はそれほど多いわけではないのであろうがこの島のズグロミゾゴイは比較的開けた場所にどうどうと出てくるし、人の姿を見てもあまり逃げるとぶりは見せないので発見をしやすい。本州に渡ってくるミゾゴイも茂った林に生息するため姿を見ることは少ないが本来は同じような性質なのであろうと想像できる。

写真の個体は幹線道路から少し入った場所にある牛舎の前の草地でミミズを採餌していた。車を近くに止めるとスッと首を伸ばして擬態する姿はミゾゴイにも見られる行動であるがこちらは開けた草地の中。擬態の意味があるのだろうか(笑)しばらく観察していたが晴天の昼間にもかかわらずどこかに身を隠すそぶりもみせずずっと開けた場所で行動していた。

この個体は完全な成鳥ではなく若鳥をと思われる。以前観察した成鳥に比べると全身が褐色を帯びていて、羽根に幼羽のような模様が残っていること、頭頂の紫色が薄いことなどがその理由。


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こちらは幼鳥。上の成鳥と同じ場所に居た。ズグロミゾゴイは単独で行動することが多く、2羽がきわめて近い場所に居るのは初めてみる光景だった。こちらも私の方を気にするそぶりはなく餌探しに夢中な様子だった。
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2014年4月上旬・撮影地石垣島白保地区
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by hideaki0310 | 2014-05-03 07:00 | 南西諸島 | Trackback | Comments(0)

レンカク(Pheasant-tailed jacana)~2014.04

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前回3年前の11月に訪れたときにも観察することができたレンカクに今回も出会うことができた。地元のバーダーの方のお話だと今季は4~5羽のレンカクが越冬したとこのこと。私の中ではレンカクといえば迷鳥で、何年かに一度その話を聞く程度の鳥だと思っていたのでこの話には少々驚いた。もっとも台湾などでは繁殖もしているので石垣島に複数羽が飛来してもそれほど不思議なことではないのかもしれない。秋から冬にかけては複数羽いたレンカクも私が訪れた4月にはかろうじて1羽だけ残っていた。まだ冬羽であったが5月になると尾が伸びてきてきれいな夏羽に換羽するらしい。

レンカクは名蔵地区の水田地帯の中を流れる河川を中心に行動しているようで私が観察したのもその川べりであった。この場所はちょうど水をせき止める堰があり流れが緩やかで川べりには葦?が川面には写真にも写っているウオーターレタスが一面に広がっていた。ウオーターレタスの葉にくっついている貝やその卵をついばみにこの場所にやってきているようだった。前回観察した個体は1Wの若い個体だった。今回の個体もほぼ同じような色彩なので1Wかと思ったがどこか印象が異なる。その理由は光彩で、前回の個体は黄色だったが今回の個体のものは黒。ただし頭頂部が赤褐色であること、僅かに上面に黒班が残っていることなどから1Wからの換羽中といったところか。。


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この場所にはヒメクイナも出没するというので朝や夕方の時間帯を狙って何度が立ち寄ったが残念ながらちらりと姿を見せただけで写真を撮ることはできなかった。それでもヒメクイナを待っている間レンカクは何度もやってきて、特に夕方の時間帯は活発に行動している様子が観察できた。夕暮れ時、両岸の茂みから聞こえてくるヒメクイナやシロハラクイナの鳴き声を聞きながらの時間は普段味わうことが出来ない南の島ならではの贅沢な時間だった。

2014年4月上旬。撮影地石垣島名蔵地区
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by hideaki0310 | 2014-05-01 07:00 | 南西諸島 | Trackback | Comments(0)