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エトピリカ(Tufted Puffin)~2014.06(M)

b0148352_1464861.jpg今年も落石クルーズに乗船してきました。当初は3日目の午後便と最終日の午前便の2便に乗船する予定でしたが発達した低気圧の余波で3日目は欠航となってしまい、最終日の午前便に乗船しました。6月の中旬といえばエトピリカの観察にはやや時期が早いのですが、その分ミズナギドリやアホウドリなどが期待できます。今回は期待していたミズナギドリの大群は見られませんでしたが、エトピリカのユーモラスな姿を見ることができました。

メインのエトピリカは3羽が観察できました。ユルリ島とモユルリ島が見渡せる沖側がエトピリカの一番の観察ポイントですが最初はその海域に到着してもエトピリカの姿が見つからなかったので少々焦りました。しかし双眼鏡で丹念に探していくとユルリ島近くに2羽のエトピリカが浮かんでいるところを見つけることができました。遠くからエトピリカを発見するコツは海面にいる場合には顔の白い鳥を探すこと、飛んでいる場合には海面からやや高い場所を直線的に飛んでいる鳥を見つけることです。
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ウミスズメ(ancient murrelet)。ユルリ島までの海域で出会えました。4羽の群れで船が近づくと一旦潜るのですが長くは潜れないので近く浮き上がってきます。この時期ならではの夏羽でした。
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ケイマフリ(Spectacled Guillemot)。落石クルーズでは毎回見られるケイマフリですが、今回は繁殖のために集まっていた群れを観察することができました。50羽ほどの群れでしたがあちこちでつがい同士で鳴き合う「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ」という愛らしい声がクルーズ船まで聞こえてきます
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発達した低気圧が通過した余波でうねりがかなりあり観察、撮影には苦労しましたが、今回もまた新しい発見のあったクルーズでした。また7月下旬に訪れる時もクルーズに参加しようと思いっています。

2014年6月中旬・北海道根室市ユルリ島周辺
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by hideaki0310 | 2014-06-30 06:00 | 落石クルーズ | Trackback | Comments(0)

コマドリ(Japanese robin)~2014.06(M)

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前の記事でも書きましたが根室周辺の森林地帯はとても魅力的な場所でした。温根沼周辺から対岸の落石に向かっていくつかの林道が走っています。林道を車で走ってみると広葉樹の森、針葉樹の森、湿原、沼地、渓流が次々に現れ、その環境を好む多様な野鳥が生息していました。広葉樹の森ではキビタキやセンダイムシクイ、針葉樹の森ではウソやルリビタキ、渓流沿いにはコマドリやミソサザイといった具合です。海沿いからすぐの場所にこのような環境が広がっているのは緯度の高いこの地域ならではといった感じです。森の中は木々が茂りうっそうとしておりなかなか姿を見ることはできませんが、じっと耳を澄ましているとたくさんの鳥たちのさえずりが聞こえてきます。最近はあまり聞くことが出来なくなってしまった野鳥のコーラスがこの場所ではまだ聞くことができます。なかでもコマドリは驚くほど数が多く、いくつかある沢沿いにはかならずコマドリのさえずりが聞こえるほどできた。写真のコマドリは林道脇の苔むした倒木の上でさえずっているところ撮影しました。姿が見られたのはこの個体のみです。
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ウソ(Eurasian Bullfinch)。ウソもたくさんいました。林道沿いに生えている草の実を食べているのか、私の車に驚いて道路から飛び立つ鳥の姿を双眼鏡で追うとたいがいこのウソでした。ウソの鳴き声を聞いているとこの場所が海からすぐそばの場所であることを忘れてしまいそうです。
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コゲラ(Pygmy Woodpecker)。北海道のコゲラは亜種のエゾコゲラですが、外見上は本州のものとほとんど変わりません。この周辺では数が多いという訳ではないらしく姿を見かけたのは一度だけで、アカゲラの方がずっと多く見かけました。
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2014年6月中旬・撮影地北海道根室市
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by hideaki0310 | 2014-06-27 06:00 | 北海道 | Trackback | Comments(0)

オオアカゲラ(White-backed Woodpecker)~2014.06(M)

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春国岱で出会ったオオアカゲラ。春国岱の木道を歩いていると遠くから「キョッ、キョッ、キョッ」という声が聞こえてきたのでしばらく待ってみると少し先の枯れ木にオオアカゲラがやってきてくれました。最初はペアかなと思いましたが、よく見てみると左の一羽は幼鳥で右の一羽は頭頂から♀でした。特に♀の方は水浴びした直後のように羽根が濡れていて、いつも見るオオアカゲラとはだいぶ印象が違います。北海道のオオアカゲラは亜種のエゾオオアカゲラ。北方の亜種は体色が白く見えることが一般的です。下の写真は最初に撮影した♀のカットです。この個体、胸から腹部にかけて白く赤味はほとんどないうえに背の白班がかなり大きいので最初はアカゲラかと思いましたが、胸の縦斑が見えたのでオオアカゲラとわかりました。にしてもかなり白っぽい個体でした。
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同じく春国岱の入り口で撮影したショウドウツバメ。道東で飛び回っているツバメを双眼鏡でチェックするとほとんどがこのショウドウツバメでした。ツバメよりも一回り小さく、飛んでいるときはツバメより尾が短く見えます。
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カワアイサ。根室周辺では多くのカワアイサが繁殖しており、何カ所かでヒナを連れた姿を目撃しました。根室の海沿いの沼では距離はありましたが30羽程度のカワアイサの群れも観察しました。
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2014年6月中旬・撮影地北海道根室市/浜中町
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by hideaki0310 | 2014-06-25 07:00 | 北海道 | Trackback | Comments(0)

チゴハヤブサ(Eurasian hobby)~2014.06(M)

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今回は初日の夕方に訪れた野付半島で撮影したものです。サロマ湖畔にあるワッカ原生花園から距離にして100キロ以上あるので到着したときはすでに夕方になってしまっていました。さらに今にも雨が降りだしそうな空模様でサロマ湖畔より明らかに気温が下がっていました。しかしながら海岸沿いのテトラポットにはオジロワシの姿があり、道端の草地にはタンチョウのペアの姿が見られます。さらに車を走らせていくと前方の電線に猛禽のシルエットが。。近づいてみると写真のチゴハヤブサでした。観察していると電線沿いを移動しているようです。周囲は薄暗く飛翔写真は撮れませんでしたが、久しぶりにチゴハヤブサを観察できました。
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北海道では比較的よく見かけます。ワッカ原生花園でも目の前を飛び去る姿を見かけました。この個体は車から降りずに撮影したので比較的近くで観察できました。


下の写真は海岸沿いで見かけたオジロワシ(White-tailed eagle)です。野付~根室にかけての海岸線ではオジロワシが多く車で移動している最中に多くのオジロワシを見かけます。この時期にこれだけの数を見かけるわけですから近くで繁殖もしていますので、もはやこの地域では「留鳥」といっても言い過ぎではないでしょう。これだけ増えた要因としてはこの時期に周辺で繁殖するオオセグロカモメの数が増えたことが大きいと思われます。事実、オオセグロカモメのコロニー周辺では巣立ったばかりのヒナを狙うオジロワシの姿をよく見かけますし、親カモメを襲うことも少なくないようです。下の写真はハシブトガラスにちょっかいを出されたオジロワシです。数は力なりとはよく言ったもので、オジロワシが休んでいるとどこからともなくカラスの集団が現れてオジロワシを追い払います。
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電線に止まるオオジシギ(Latham's snipe)。このオオジシギもいたるところで目にしました。道東ではちょっとした草原があるとオオジシギのディスプレイフライトが見られ、カミナリシギの異名の由来となった独特の鳴き声が響き渡ります。
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最後にタンチョウ(Red-crowned crane)。車で半島沿いの道を走っていると湖畔になにやら白い大きなものが見えたので車で近づいてみるとタンチョウのペアでした。この時期、野付周辺では繁殖しているペアが少なからずいるのでタンチョウを見ること自体めづらしくはありませんが、このペアは道路のすぐ脇でのんびり羽繕いをしてたのでこれには少々驚きました。
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2014年6月中旬・撮影地北海道標津町
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by hideaki0310 | 2014-06-23 07:00 | 北海道 | Trackback | Comments(0)

ノビタキ(African Stonechat)~2014.06(M)

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この時期の北海道の主役達です。草原の鳥たちの観察ポイントとしてはワッカ原生花園、野付半島、春國岱、霧多布と周りましたが、いわゆる道東地区に属するこれらの場所では個体数の多い少ないはあるにせよほぼ同じメンバーに会うことができます。同じ北海道内でも生息する野鳥は場所によってやや異なり、道北のサロベツや猿払、浜頓別などで見られるツメナガセキレイは道東では繁殖していません。シマアオジなどは以前道東でも見られましたが、今ではほとんどその姿を見ることがなくなってしまいました。逆にノゴマは道北よりも道東の方が数が多く目にする機会も多いようです。

北海道の代表的な夏鳥、ノビタキ。この時期北海道を訪れたことのある方であればお分かりいただけると思いますが、ノビタキはいたるところで目にします。この個体数をみると秋に関東を通過するノビタキが多いことも納得できます。上の写真は根室の明治公園、下の写真はワッカ原生花園で撮影しました。

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ノゴマ(Siberian rubythroat)。今年は与那国島で越冬個体に、舳倉島で通過個体を観察しましたがやはり北海道の原野でさえずるノゴマが一番似合っているように思います。2枚目の写真は巣材を加えた♀。今は繁殖準備の真っ最中なのでしょう。
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オオジュリン(Reed bunting)。やや地味な印象の野鳥ですがこの鳥のさえずりは北海道の原野にぴったりだと思います。オオジュリン、ノゴマ、ベニマシコなどのさえずりを聞くと北海道にやってきたという実感がわきます。
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コヨシキリ(Black-browed reed-warbler)。草原では一番目立つ存在です。その賑やかなさえずりは北海道の原野に夏の到来を告げているようです。
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2014年6月中旬・撮影地北海道佐呂間町/根室市
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by hideaki0310 | 2014-06-22 07:00 | 北海道 | Trackback | Comments(0)

ベニマシコ(Long-tailed Rosefinch)~2014.06(M)

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人気の赤い鳥ベニマシコ。道東ではたくさんのベニマシコに会うことが出来ました。夏羽の♂は美しいイチゴ色をしており、他の鳥を撮影しているときに現れるとついついそちらにレンズが向いてします。姿ももちろんですが、繁殖期であるこの時期は姿に負けず美しいさえずりを聞くことができます。「ピッポッ、ピッポッ」という聞きなれた地鳴きでその存在に気が付き姿をみつけると見晴らしの良い場所にとまって「フィー、チリチィチョ、チィチョ」というやや控えめなさえずります。
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下の写真は根室の明治公園で撮影したものです。前述のとおり明治公園は根室市内にある公園ですが、その周辺には草地が広がっていてベニマシコの他にノビタキ、コヨシキリ、ノゴマといった鳥が多数見られます。さらに普通だとなかなか近くで撮影しずらいベニマシコもここでは人馴れしているせいかすぐそばまでやってきてくれ、写真を撮るには最高の場所です。
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成鳥♀の夏羽。♂よりも地味な色をしていますが、冬羽と違い全身が白っぽく、胸には赤味が入ります。
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明治公園にあるハイドのすぐわきでさえずっていた個体。ここのベニマシコはびっくりするくらいフレンドリーでした。
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2014年6月中旬・撮影地北海道佐呂間町/根室市
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by hideaki0310 | 2014-06-20 07:00 | 北海道 | Trackback | Comments(0)

マキノセンニュウ(Lanceolated warbler)~2014.06(M)

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「チリチリチリチリチリ」という昆虫のような大きな声が特徴のマキノセンニュウ。道東ではちょっとした草原があればその鳴き声が聞こえきます。今回もワッカ原生花園、野付半島、根室半島、ポロト湖、霧多布など様々な場所でその声が聴かれましたがその多くはやや離れた場所からだったり近くても茂みの中からだったりとなかなかその姿を見ることはできませんでした。
一番多くのマキノセンニュウが確認できたワッカ原生花園ではラッキーなことに比較的開けた場所でさえずる個体に遭遇することができました。また、原生花園入口の別の場所でベニマシコを撮影しているときにすぐそばのブッシュの中にマキノセンニュウを見つけ撮影した写真が上の写真です。特徴である頭から背中にかけての黒い縦斑がわかります。下の写真は原生花園中央で撮影したもの。今回唯一姿とさえずりと同時に観察できた個体。
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シマセンニュウ。ワッカ原生花園では何カ所かでさえずり飛翔が観察できたが、姿が見られたのは一枚目の写真の時にだけで全身をみることはできません。その後も春国岱ポロト湖でもその姿を見かけましたが何と言っても個体数が多かったのは霧多布。アゼチ岬に向かう遊歩道の脇でたくさんのシマセンニュウがさえずり飛翔をしていました。重複してカウントした分を差し引いても狭い場所に5~6羽のシマセンニュウが見られます。訪れた時間が日中だったこともあり開けた場所に出てきた個体は少なかったのですが、ここ霧多布のシマセンニュウの生息密度は特筆すべきだと思いました。
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2014年6月中旬・撮影地ワッカ原生花園/霧多布岬
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by hideaki0310 | 2014-06-19 07:00 | 北海道 | Trackback | Comments(0)

道東/2014.6.12~15

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6月中旬のこの時期、2年ぶりに道東を周りました。今回は台風並に発達した低気圧の影響で天候に恵まれず少々苦労しましたが、この時期ならではの道東を満喫してきました。初日、薄曇りの女満別空港に到着後、ワッカ原生花園~野付半島、2日目から4日目までは根室に滞在しましたが2日目は悪天候で行動できず、3日目は強風のため落石クルーズが欠航してしまたため春國岱や納沙布岬、落石林道などを回りました。最終日はやや強い風の中クルーズ船に乗り、帰りがけ霧多布により釧路空港から最終便で東京に戻りました。

天候は初日が曇り、2日目は防風雨、3日目と最終日は晴れ。気温は前の週の高温から一転、朝方は10度を下回り日中も20度を超えることはありませんでした。鳥の方はというと夏鳥がほぼ出揃いようやく繁殖を始めたか?といったところでした。

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最初に訪れたワッカ原生花園ではノゴマ、ノビタキ、ベニマシコが多数。日中ではありましたがマキノセンニュウやシマセンニュウを観察することができました。特にノゴマはいたるところに居るといった印象でした。上空にはアマツバメやチゴハヤブサの姿も見られました。前回訪れたときは工事中で入口部分しか入れなかったのですが、今回は奥まで入ることができたので公園入口から先端までの約4キロを歩いてみました。今回の撮影はすべて手持ちのレンズによるものですが双眼鏡片手に歩きながらの観察は車だと見逃してしまうような鳥たちも視界に入ってきます。

写真の野付半島ではやや鳥の姿が少ない印象でした。到着した時間が遅かったことが原因かもしれませんが野付周辺はワッカ原生花園のある網走周辺に比べて明らかに気温が低く、草原の鳥たちもまだ到着していなかったのかもしれません。気候の関係から野付~根室にかけての地区は北海道の他の地域に比べて気温が低く、その分渡り鳥の到着も最後になるのではないかと思われます。それでも野付半島では海岸沿いではオジロワシの姿が目立ち、湿原にはタンチョウの姿もありました。ネイチャーセンター先の草原ではオオジシギ、ノビタキ、カッコウが飛び回り、内海ではオナガガモ、ヒドリガモが見られました。

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根室周辺でも夏鳥がほぼ揃っており、ノゴマ、ノビタキ、コヨシキリ、エゾセンニュウ、ベニマシコといった草原の鳥を中心に観察することができました。今回初めて訪れた明治公園は根室市内にある公園でしたが公園の外側に広がる草原・湿地帯にはたくさんの野鳥が生息しています。なかでもベニマシコの数が多いのは特筆すべき事項だと思います。ベニマシコの写真を撮りたいならここ明治公園がオススメです。
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根室の代表的な探鳥地である春國岱は強風の中での観察となりました。昔は春国岱を一周できる木道がありましたが倒木などの関係から今では入口付近しか立ち入ることができません。そのせいかやや鳥の姿が少なく感じられ、クマゲラが住み草原の鳥のさえずりに溢れていた春國岱は今は昔といった感があり少々淋しい印象でした。それでもオオアカゲラが忙しく飛び回ったりウソのさえずりも聞こえてきたりと歩いてみる価値は十分あります。
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今回一番鳥の声が多く聞かれたのは根室半島に広がる森林地帯でした。広葉樹あり、針葉樹あり、草原あり、湿地ありと変化に富んでおり、ウソ、ルリビタキ、コマドリ、コルリ、メボソムシクイといった亜高山帯の野鳥からセンダイムシクイ、エゾムシクイ、キビタキ、アオバト、オオルリ、アカハラとといった山林の野鳥、さらにはエゾセンニュウ、マキノセンニュウ、コヨシキリ、ベニマシコなどの草原性の野鳥まで狭い範囲に多様な野鳥が生息しています。海岸からこれほど近い場所で亜高山帯の鳥がこれだけ多く見られる場所は根室の他多くはないのではないでしょうか。。木々が生い茂る中での観察になるので写真メインの方には正直オススメ出来ませんが早朝であれば10種類以上のさえずりを同時に聞くことが出来るほど野鳥の声で溢れます。林道ではほかにエゾライチョウが見られたり森林地帯の中に流れる川ではカワアイサがヒナを連れていたりと一日では見きれないほどです。
上記のように素晴らしい林道ではありますが入るにあたっての注意点があります。まず、ここはヒグマの生息地であること。落石周辺の林道ではしばしばヒグマが目撃されています。林道に入る際は車から降りずに撮影するなど十分に注意していただきたいと思います。林道は基本砂利道で普通乗用車でも入れますがところどころにぬかるみがありますので無理は禁物です。地図に出てこない枝道がたくさんありますが、ガイド同行でなければ避けたほうがいいと思います。道幅は狭くすれ違いはできないので等間隔にある待避所で駐車やUターンをすることになります。さらに倒木により何カ所か通行止めになっていたりする場所があるので事前に情報を収集してから林道に入ることをお勧めします。
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恒例の落石クルーズではやや時期が早かったもののエトピリカの姿が見られました。期待していたミズナギドリの群れには会うことはできませんでしたが、繁殖のために集結したケイマフリを多数見ることができ、求愛行動も観察することができたのは収穫でしたし、ケイマフリの可愛いらしい声を聞くこともできました。上の写真に写っている黒いものはすべて繁殖のために集まったケイマフリです。

今回も歩き回ることを前提に大型の機材は持たず出かけました。大口径レンズの写真の美しさではやはり一歩劣りますが身軽に動けるため色々な場所を歩くことが出来るため多くの種類を見聞することができ、今回は80種を超える野鳥を観察することができました。
この時期の道東は何度も訪れている場所ですが、毎回何らかしらの新しい発見があります。草原の鳥や海鳥を観察するのであればこれから8月の中旬ぐらいまでが最も多くの鳥たちを見ることができると思います。

(観察種)
アビ、オオハム、シロエリオオハム、アカエリカイツブリ、ハシボソミズナギドリ、ハイイロミズナギドリ、ウミウ、ヒメウ、チシマウガラス、ダイサギ、アオサギ、マガモ、カルガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、スズガモ、シノリガモ、カワアイサ、オジロワシ、トビ、ノスリ、チゴハヤブサ、エゾライチョウ、ヒクイナ、コチドリ、オオジシギ、オオセグロカモメ、シロカモメ、ウミネコ、クロハラアジサシ、アジサシ、ウトウ、エトピリカ、キジバト、アオバト、カッコウ、ツツドリ、アマツバメ、アカゲラ、オオアカゲラ、コゲラ、ヒバリ、ショウドウツバメ、ツバメ、ハクセキレイ、ビンズイ、モズ、ミソサザイ、コマドリ、ノゴマ、コルリ、ルリビタキ、ノビタキ、アカハラ、ウグイス、エゾセンニュウ、シマセンニュウ、マキノセンニュウ、コヨシキリ、メボソムシクイ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、キビタキ、オオルリ、ヒガラ、シジュウカラ、ホオアカ、アオジ、オオジュリン、カワラヒワ、ベニマシコ、ウソ、ニュウナイスズメ、スズメ、ムクドリ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス(以上81種)
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by hideaki0310 | 2014-06-17 07:00 | フィールドノート | Trackback | Comments(0)