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ヒメイソヒヨ(White-throated Rock-thrush)~2014.09(E)

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ヒメイソヒヨ♂。初日の夕方、日が落ちる寸前に発見しました。ほかの鳥を撮影している時にふと前方の石碑を見るとなにやらオレンジ色の鳥がとまっているではありませんか。最初は距離があったのでなんの鳥か分らすに近づきました。近づいていくうちにヒメイソヒヨと分かりましたがしばらくは半信半疑でシャッターを切っていました。

ヒメイソヒヨと言えば毎年ではありませんが春の舳倉島では比較的観察回数が多い種類です。ただしあくまで春の話であって秋のこの時期に観察したという話を聞いたことがありません。さらにあまり開けた場所には出てこないイメージがあったのですがこの個体は道端の見通しのよい場所にいます。目の前にいるヒメイソヒヨがなにか非現実的なものに感じました。思いがけない鳥を発見した時はこのような気分になるのでしょうか。。

最初に見つけたときの写真が下の写真です。夕暮れ時のやや暗い環境が警戒心を解いてくれたのかもしれません。我々を警戒することもなくのんびりしていました。
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石碑の上に上ったところ。日暮れ寸前のやや暗い状況でしたが頭上と雨覆いの鮮やかな水色と腹のオレンジ色、これは見間違えることはありません。初めて見るヒメイソヒヨでしたがイソヒヨドリより2回りほど小さい印象です。喉には名前の由来となっている白い斑があります。この個体は頭上や雨覆の水色がやや薄いことと、背中が黒褐色というよりも茶褐色であること、下嘴がピンク色をしていることなどから若い個体と思われます。
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石碑から近くの枝、そしてこの電線に移動したあと飛び去りました。
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この後も何度かこの場所を見て回りましたが結局ヒメイソヒヨを見ることができたのはこの1回だけでした。このヒメイソヒヨのことは我々よりも先に島に渡っていた方々からも話が出ませんでしたのでこの日の夕方の短時間だけ島に立ち寄ったのかもしれません。秋の渡りは春と違い天候がいいと鳥たちの島での滞在期間は非常に短いようですが逆にこうした幸運に恵まれることもあります。

2014年9月下旬・撮影地石川県舳倉島
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by hideaki0310 | 2014-09-29 07:00 | 舳倉島 | Trackback | Comments(0)

オジロビタキ(Taiga Flycatcher)~2014.09(E)

オジロビタキ♀(成鳥)
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初日に観察できたオジロビタキ。この1カットしか撮影ができなかったので推定になってしまいますが、黒い嘴と上尾筒、灰色味が強い背中からオジロビタキと判断しました。関東などで冬見られることが多いのはニシオジロビタキですが舳倉島ではオジロビタキのほうをよく見かけます。


サメビタキ
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今回はコサメ、サメ、エゾのヒタキ3兄弟を観察できました。数はコサメビタキとエゾビタキがほぼ半分。サメビタキは2個体のみの観察でした。電線に止まったところですが特徴である白いアイリングがよく目立ちます。

エゾビタキ
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コサメビタキ
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2014年9月下旬・撮影地石川県舳倉島
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by hideaki0310 | 2014-09-28 07:00 | 舳倉島 | Trackback | Comments(0)

シマノジコ(Chestnut bunting)~2014.09(E)

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「これ、なんですかね??」休憩中に同行の友人が少し前に撮影した写真と図鑑をにらめっこしていました。見せてもたったところ最初は「アオジかな?」と思いましたがアオジに比べてほっそりとした体型、太い嘴、胸の縦斑、腰の赤褐色がアオジではないとこを物語ります。シマアオジの♀は胸の縦斑は目立たずもっと黄色味が強く腰も茶色ではないのでこれも違います。となると・・・と迷っていると一緒に居たベテランバーダーが「シマノジコの♀」と教えてくれました。シマノジコといえば昨年対馬でちらっと見かけただけだったので早速写真を撮ったというグランドに向かいます。どうやら前日あたりから付近に居たようなのですがすぐにブッシュに潜ってしまい、写真は撮れていないという話を先ほどのベテランの方がしてくれました。

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ブッシュから飛び出し電線に止まったところ。このカットですと胸の縦斑が目立ちます。

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地上に降りますが草にさえぎられてなかなか抜けた場所に出てきてくれずなんとか撮ったのがこの写真です。このカットですと腰の赤褐色が確認できます。草むらの中で採餌し、驚くと近くのブッシュに逃げ込んでしまいます。なかなか撮影が難しい鳥です。

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このときは全部で3羽のシマノジコを観察しましたがすべて♀タイプ。同日の夕方、暗くなる寸前に若い♂と思われる個体も観察しましたがすぐに飛び去ってしまい写真には残せませんでした。全部で5羽ほどのシマノジコが居たようです。

2014年9月下旬・撮影地石川県舳倉島
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by hideaki0310 | 2014-09-26 07:00 | 舳倉島 | Trackback | Comments(0)

舳倉島/2014.9.22~23

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秋の渡りを狙って舳倉島に渡りました。2~3日前までは仲間内で台風の影響で船が欠航になるかも知れないのでその場合は中止!と話していましたが、フタを開けてみると台風の進度が遅く逆にいままで記憶にないほどの晴天に恵まれることになりました。晴天に恵まれてしまう?と鳥が少ないということが多いのですが、今回は種類こそ2日間で48種(航路1種)とそう多くはありませんでしたが思いがけない出会いがあり満足の結果となりました。

この時期の舳倉島は秋の渡りの前半戦に当たります。冬鳥の姿はまだなくメインはムシクイ類・ホオジロ類やトケン類となります。種類、数ともに多くなるのは10月に入ってからのことが多いようです。ではなぜこの時期に島を目指すのか・・・めったに見られないレアな種類が出現するのことが稀にあるのです。無論いつも見られるはずもなく大抵は「鳥、居ないですね~」という言葉がバーダー同士のあいさつになることが多いのがこの時期です。また、春と違い鳥たちのさえずりが聞かれないことと生い茂る雑草とが観察の難易度を上げてしまっています。今回も島に到着して3時間ほどはあまりの鳥の少なさにびっくりしテンションも↓↓でしたが、友人がカメラに収めたシマノジコ♀あたりから運が向いてきたようでその日の夕方にはなんとヒメイソヒヨを観察するという幸運に恵まれました。2日目は初日ほどの幸運はなかったものの朝方にアカモズを見つけることが出来き、ムシクイ類ではキマユムシクイ、ホオジロ類では前日から引き続きでシマノジコが楽しませてくれたほかシラガホオジロも観察できました。春と違いバーダーの数が少なく基本的にすべて自分で探さなければならないのは少々大変ですが珍しい種類を見つけたときの喜びもひとしおです。


島南西部、通称タヒバリ海岸で見つけたムネアカタヒバリ(Red-throated Pipit)。「ツィーッ」という澄んだ鳴き声で気が付きました。何度も観察している種類ですが見つけるとうれしくなります。
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この個体は顔の部分にまだ赤味が残っていました。
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民宿つかさ前で見つけたシラガホオジロ(Pine Bunting)♂(冬羽)。数日前から居ると聞いていたので探していたら目の前に飛び出してきました。
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タヒバリ海岸では普通のタヒバリ(Water Pipit)と思われるものもいましたがこの時期のタヒバリはいつも迷います。地元で冬に見るタヒバリは頭部から背中にかけて灰褐色、腰から尾にかけては黒褐色ですがこの個体は頭から背中が緑褐色で黒い縦斑もはっきりしています。鳴き声からもビンズイでないことは確かなのでタヒバリと判断しましたが。。いかがでしょうか??
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ウグイス(Japanese Bush Warbler)。この時期舳倉島の藪はウグイスの地鳴きであふれています。この時、本当はすぐそばでムジセッカの鳴き声が聞こえたのでじっと待っていたのですが、ムジセッカは現れずこのウグイスが出てきました。
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オオルリ(Blue-and-White Flycatcher)♀とキビタキ(Narcissus Flycatcher)♀。この時期は成鳥の♂はほとんど見かけることはなく、♀や若い♂が観察されます。今回オオルリはこの個体の他若い♂の個体を観察しましたが、キビタキを観察したのは水場を縄張りとしていたこの個体のみでした。
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タヒバリ海岸で見つけたアオアシシギ(Greenshank)。聞き覚えのある「ピョーッ、ピョーッ」という声が聞こえたと思ったらすぐそばの岩場に居ました。シギ類ではほかにイソシギ、キアシシギが見られました。
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(観察種)
カラスバト、アオサギ、オオジシギ、アオアシシギ、イソシギ、キアシシギ、ウミネコ、トビ、アカゲラ、ハヤブサ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、メボソムシクイ、センダイムシクイ、ムジセッカ、シマセンニュウ、マミチャジナイ、ノビタキ、イソヒヨドリ、ヒメイソヒヨ♂(夏羽)、エゾビタキ、サメビタキ、コサメビタキ、キビタキ、オジロビタキ(1)、オオルリ、ハクセキレイ、ムネアカタヒバリ(2)、タヒバリ、カワラヒワ、シラガホオジロ(1)、シマノジコ(5+)、アオジ、トケンsp(以上1日目)カッコウ、アカモズ(1)、キジバト、キセキレイ、アトリ、カシラダカ、オオセグロカモメ、キマユムシクイ、アマツバメ、トラツグミ、シロハラ、ヤブサメ、ツバメ、オオミズナギドリ(以上48種)

2014年9月下旬・撮影地石川県舳倉島
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by hideaki0310 | 2014-09-25 07:00 | フィールドノート | Trackback | Comments(0)