南国からの使者~ブッポウソウ

ブッポウソウです。ブッポウソウという名前は、昔この鳥が「仏法相」と鳴くと思われていたことに由来します。しかしながら、実際に「仏法相」となくのはこの鳥とは似ても似つかないコノハズクというフクロウの仲間で、この鳥は「ゲゲッ」という非常に味気ない?声で鳴きます。昔の人は、この美しいカラフルな鳥をみてまだ見たことのない仏の世界を想像したのかもしれません。

そんな由来のあるブッポウソウですが、近年関東近辺ではその姿をみることが非常に困難になってきてしまいました。以前はブッポウソウの集団営巣地として東京や山梨などが有名でした。地元神奈川でも何ヶ所か営巣地があったのですが、ここ10年でそのほとんどが消滅してしまいました。主原因は営巣に必要な巨木がなくなってしまったことでしょう。

今回はそんなブッポウソウに会いに遠出をしてきました。ここでは地元の方々が電柱に巣箱をかけてブッポウソウの営巣をサポートしており、最盛期はかなりの数が見られるそうです。私が訪れた時期はほとんどの巣箱で営巣が終わっており、あちこちで巣立ったばかりのブッポウソウが飛びまわっていました。人家の庭先の木のてっぺんに止まるブッポウソウです。赤いくちばし、黒い頭、グリーンの背中が特徴です。
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ブッポウソウの魅力はこの羽根を広げたときの鮮やかな配色です。とくに羽根のコバルトブルーが素晴らしい!!
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虫をくわえて戻ってきたブッポウソウです。この時期は雛鳥の巣立ちを促しているのであまり頻繁に餌を運んで来なくなります。
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羽根を閉じたときの背中のグリーンも素敵な色合いで、この色合いをみると南の国の野鳥のようです。
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最後に逆光の中の飛翔シーンです。
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人間の事情で奪ってしまったブッポウソウの営巣場所ですが、工夫次第では取り戻せるのではないか、そう思った遠征でした。
2009年7月下旬撮影
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# by hideaki0310 | 2009-07-29 19:47 | その他の地域 | Trackback | Comments(12)

森の歌い手たち~マミジロ

マミジロです。近年、マミジロのような大型ツグミ類は非常に数が減ってしまいました。25年前の山中湖畔では早朝あちらこちらでクロツグミの声を聞くことができましたが、いまではその姿をみることが難しくなってしまいました。マミジロ、アカハラ、クロツグミは高原の優秀な歌い手ですから、ちょっとさみしい感じがします。
マミジロが「キョロン、ツィー」、アカハラが「キョロン、キョロン、ツィー」クロツグミがこれらの応用系の歌声です。

高原の水場にやってきたマミジロ♀。倒木の陰で様子をうかがいます。
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辺りを警戒しながら水場に降りてきました。
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マミジロは3種類の中でも最も深い森に住んでいるためなかなか姿をみることが難しい野鳥です。特にメスは囀りをしないのでさらに目にする機会が少ないのですが、この場所ではメスの方が頻繁にやってきます。メスのほうがきれい好きなのでしょうか?
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この日はメスしかやってきませんでしたが、オスは真っ黒で眉の白が目立ちます。
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次にやってきたアカハラ。この場所のツグミ類の中では一番数が多いようです。
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名前の由来となっているお腹の赤い部分がとてもしれいです。
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最後がクロツグミ♀。クロツグミも今回はメスしかやってきませんでした。メスはオスに比べると全体的に色が薄い感じかします。
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普段はもっと種類が見られるのですが、この日は雨がふったりやんだりでしたので鳥たちもお休みモードに入っていたのかもしれません。
2009年7月下旬撮影
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# by hideaki0310 | 2009-07-25 23:14 | 富士山周辺 | Trackback | Comments(10)

元気でいるでしょうか~ヤマセミ

ヤマセミです。この写真はアユ釣りの解禁の直前に撮影したものです。例年この時期は子育てに忙しいはずなのですが、今年は残念ながら失敗のようです。なんでも巣のすぐそばに1メートル以上のヘビがいたらしく、雛はやられてしまったようです。親鳥の気持ちを考えるとやりきれませんが、やはり自然は厳しいですね。

そんな悲しい出来事があったにもかかわらずヤマセミは元気な姿をみせてくれました。いつものお気に入りの石の上で。
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このように冠羽を閉じたときは周囲に目をこらせて獲物をねらっている証拠です。
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川の中の獲物に狙いをさだめたようです。
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その後、一度トライしましたが、失敗。この日はこれで諦めてしまったようです。残念!しばらく同じ石の上にいましたので様子をうかがっていると上空が気になるのでしょうか?しきりに上をみています。猛禽類でもいるのかもしれません。
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この日はオスのみでメスは見かけませんでしたが、このペアは再び繁殖にトライしているようです。
がんばれ!

同じ場所にきたカワセミです。このカワセミも近くで繁殖しているようです。
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このキセキレイは巣立ったばかりなのでしょうか?まったく警戒せずに近くに来てくれました。
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夕方遅くにやってきたアオサギ。ここはいろいろな鳥が魚を求めてやってくる貴重な場所です。ヤマセミについては夏の間写真は撮りずらくなりますが、そっと見守っていきたいと思います。
撮影日 2009年5月下旬
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# by hideaki0310 | 2009-07-22 20:38 | 神奈川県 | Trackback | Comments(6)

アカショウビン(Ruddy Kingfisher)

私にとっては昔から憧れの鳥でした。いままでに何度もアカショウビンに会いたくて探しまわりました。でもなかなか会うことができませんでした。あの悲しげな「キョロロロッ~」という声だけが耳に残っていました。
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その憧れのアカショウビンが今目の前の枝に止まっています。シャッターを押す指が震えます。何度も出会っているとはいえ、アカショウビンは未だに私にとっては特別の鳥なのです。
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透通るような緑の中で、燃えるような赤い鳥。この鳥が目の前にやってくるとすべての時間が止ったような不思議な空気に包まれます。
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この横枝がお気に入りの様子で、すっかりリラックスしているようです。
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枯れ枝の先端に止まるアカショウビン。尾っぽをゆっくりと上下に振っていました。
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「キョロロロッ~」なぜこんなにも物悲しい声でなくようになったのでしょうか?他のどんな鳥たちとも違った声の持ち主です。
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アカショウビンがやってくるこの素敵な森を次の世代にしっかりと受け継がなければなりませんね。
撮影日 2009年7月上旬
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# by hideaki0310 | 2009-07-19 22:43 | 山梨・長野・静岡 | Trackback | Comments(8)

たまには地元で~アオバト

アオバトです。この場所は私の自宅から一番近い有名スポットで、毎年初夏から秋にかけてアオバトが集団で海水を飲みにやってきます。自宅から約15分ほどですので行こうと思えばすぐに行けるのですが、ここを訪れたのはなんと初めてです(笑)みなさんも以外に自宅近くのスポットで行ったことのない場所ってありませんか?

この日は梅雨の間の貴重な日差しが降り注ぐ朝となりました。フィールドに着くと多数のカメラマンが居ました。しばらく待っていると来ました!アオバトの群れです。
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波しぶきの上がる岩場の上を旋回しています。
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飛行中のアオバトです。背中に赤味がある個体が♂、ない個体が♀です。
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少し離れた岩の上に止りました。
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よくみると岩の間にたまった海水を飲んでいます。海水からミネラル分を補給するそうです。
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その後も代わる代わるアオバトの群れがやってきました。どこにこれだけのアオバトがいたのかなどど感心していると一羽だけすぐそばの岩場に降りた個体がいたのでじっくりと観察できました。目がクリクリしていてとてもかわいらしい顔つきをしています。
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波しぶきを受けて飛ぶアオバトは普段山の中で見るアオバトとは違う雰囲気でした。
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この時期だけなぜ海水を飲みにくるのかという理由はよくわかっていないそうですが、初夏~秋ということは繁殖の時期にも重なりますのでなんらかの関連性があるかもしれませんね。
撮影日 2009年6月下旬
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# by hideaki0310 | 2009-07-16 20:49 | 神奈川県 | Trackback | Comments(4)