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エトピリカ(Tufted Puffin)~2016.06

b0148352_22121551.jpg落石クルーズの目玉、エトピリカです。悪天候のため予約していた土曜日の午後便が欠航になってしまいましたが波もなんとか収まった日曜日の便は無事出航となりました。イーグルさんのブログ(道東の野鳥情報 http://eastern-hokkaido.blogspot.jp/)には詳しく書かれていますがこの時はユルリ島、モユルリ島に環境省の委託調査が入っており、調査船による周辺地域への立ち入りの影響で海鳥の観察状況が思わしくないとのアナウンスを事前にガイドの方からお聞きしていました。一バードウオッチャーとして意見を言わせていただくと、海鳥の繁殖に影響を与えかねない調査であればまったく必要がないと思います。ユルリ島、モユルリ島の貴重な環境、繁殖地を守ろうとしている地元の方々には是非頑張っていただきたいと思います。全面的に応援しています。

一抹の不安を抱えて出発したクルーズでしたが結果としては素晴らしい出会いに恵まれました。ユルリ島手前で、まずウミスズメ。次にハシブトウミガラス、そして極めつけがツノメドリ!その後も本命のエトピリカを複数観察することができました。ツノメドリについては次回の記事でご紹介したいと思います。

クルーズの本命エトピリカ。ポイントについた当初は姿が見えず心配しましたが、ユルリ島、モユルリ島の間の海域に4羽の群れを発見できました。やはり何度見ても興奮します。その後もクルーズ船のすぐそばでじっくり観察することができました。
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島からやや離れた沖合で2羽のエトピリカを間近に観察することができました。本来、この時期にこのような沖合で見ることはないらしいのですが、今年は例年と少し行動パターンが異なるようです。繰り返される委託調査の影響でないことを祈ります。
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ハシブトウミガラス。夏羽のハシブトウミガラスは初めて見ました。遠くで見つけた時はウミガラスかと思ったのですが、近づいてみると上嘴基部に白線があるのが見えたのでハシブトウミガラスと分かりました。嘴もウミガラスに比べると太く遠くから識別する場合には嘴の白線よりも頭が大きく見えるという点がポイントになると思います。
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ケイマフリ。
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ウトウ
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ウミスズメ
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2016年6月中旬・撮影地根室市沖(落石ネイチャークルーズ)/ニコンD500・ニコンD500+AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
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by hideaki0310 | 2016-06-27 07:00 | 落石クルーズ | Trackback | Comments(0)

ウミガラス(Common murre)~2014.7(E)

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6月中旬に続く落石クルーズ。6月中旬の時は気温もまだまだ低く防寒対策もばっちりしていったので寒さを感じることはありませんでしたが、今回は7月の下旬、しかも根室地方としては比較的気温が高かったのでちょっと油断しました。上はアンダーウエアにネルシャツ+登山用の雨カッパ、下はジーンズで手袋も持たずという格好で乗船しましたが。。。甘かったです。凍えることはありませんでしたがやはり寒く、手袋は必須だと思いました(笑)
鳥のほうはウミガラス、エトピリカ、ケイマフリ、ウトウといったこの時期定番のメンバーが姿を見せてくれました。ツノメドリは今季はまだ観察されておらず、狙っていたウミバトを見ることもできませんでしたがそれはそれ。また冬の時期のお楽しみとしたいと思います。


夏羽のウミガラス。夏羽のウミガラスは遠くからでもお腹が白いのですぐにわかります。今回は船のすぐそばでのんびりしてくれたのでしっかりと撮影できました。他に群れで飛んでいる4羽のウミガラスも観察しました。確実に繁殖しているという記録はまだないとのことでしたがこの時期に相当数のウミガラスが見られているので繁殖している可能性は高いと思います。
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エトピリカ。今回初めてエトピリカの若鳥を観察しました。繁殖に参加している成鳥と違ってユルリ島のかなり手前でその姿を見ました。全身ほぼ真っ黒で嘴のオレンジも目立ちません。遠目でみるとウトウのように見えますからいままで見逃していたかもしれません。
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こちらが成鳥。繁殖期の真っただ中のため少々落ち着きのないように感じられました。
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昨年に引き続き観察できたのがこのカンムリウミスズメ。昨年同様すでに冬羽に換羽していました。落石クルーズでは毎年7月に入るとしばしばカンムリウミスズメが観察されています。日本で繁殖するウミスズメ科の鳥は7種類いますが、このうち6種類は北日本や北海道周辺の亜寒帯を主な分布域としています。唯一カンムリウミスズメだけが黒潮や対馬海流の影響のある暖帯海域に生息しています。知られている繁殖地の北限は、日本海側では石川県の七ツ島(最近山形県の飛島周辺での繁殖の可能性が話題となった)、太平洋側では伊豆諸島です。カンムリウミスズメの繁殖は早く3月~4月にかけてですから伊豆諸島で繁殖を終えた個体群がこの海域まで移動していることになります。カンムリウミスズメの繁殖期以外の行動はあまり知られておらず、近年まで北海道の根室沖までやってくることも知られていませんでした。
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シロエリオオハム。6月中旬には成鳥の夏羽を見かけましたが今回は若い個体のみでした。しかしながら相当数がこの海域に夏もとどまっていることがわかります。
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ウトウ。
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海鳥の生態はまだまだ知られていないことが多く、そのために貴重な種類の保護が進まないという点も多くあるようです。落石クルーズは地元の方の努力もあって今年運行を始めて5年目とのことでした。このクルーズが始まってから今まで知られていなかった鳥たちの行動も徐々にわかってきていますし、周辺の漁師さんたちの協力で網にかかって死んでしまう鳥たちもかなり減ったそうです。単に観光だけでなく海鳥の保護につながっているこのクルーズの意義は非常に大きいと思います。この記事を読んだ皆さんも是非機会があればこのクルーズに乗船してみてください。海鳥の魅力にはまること請け合いですよ。

2014年7月下旬/撮影地根室市沖(落石クルーズ)/ニコンD4s+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED(テレコンバーター使用)
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by hideaki0310 | 2014-08-11 07:00 | 落石クルーズ | Trackback | Comments(0)

エトピリカ(Tufted Puffin)~2014.06(M)

b0148352_1464861.jpg今年も落石クルーズに乗船してきました。当初は3日目の午後便と最終日の午前便の2便に乗船する予定でしたが発達した低気圧の余波で3日目は欠航となってしまい、最終日の午前便に乗船しました。6月の中旬といえばエトピリカの観察にはやや時期が早いのですが、その分ミズナギドリやアホウドリなどが期待できます。今回は期待していたミズナギドリの大群は見られませんでしたが、エトピリカのユーモラスな姿を見ることができました。

メインのエトピリカは3羽が観察できました。ユルリ島とモユルリ島が見渡せる沖側がエトピリカの一番の観察ポイントですが最初はその海域に到着してもエトピリカの姿が見つからなかったので少々焦りました。しかし双眼鏡で丹念に探していくとユルリ島近くに2羽のエトピリカが浮かんでいるところを見つけることができました。遠くからエトピリカを発見するコツは海面にいる場合には顔の白い鳥を探すこと、飛んでいる場合には海面からやや高い場所を直線的に飛んでいる鳥を見つけることです。
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ウミスズメ(ancient murrelet)。ユルリ島までの海域で出会えました。4羽の群れで船が近づくと一旦潜るのですが長くは潜れないので近く浮き上がってきます。この時期ならではの夏羽でした。
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ケイマフリ(Spectacled Guillemot)。落石クルーズでは毎回見られるケイマフリですが、今回は繁殖のために集まっていた群れを観察することができました。50羽ほどの群れでしたがあちこちでつがい同士で鳴き合う「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピッ」という愛らしい声がクルーズ船まで聞こえてきます
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発達した低気圧が通過した余波でうねりがかなりあり観察、撮影には苦労しましたが、今回もまた新しい発見のあったクルーズでした。また7月下旬に訪れる時もクルーズに参加しようと思いっています。

2014年6月中旬・北海道根室市ユルリ島周辺
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by hideaki0310 | 2014-06-30 06:00 | 落石クルーズ | Trackback | Comments(0)

エトピリカ(Tufted Puffin)~2013.07

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落石クルーズ、この時期の目玉のエトピリカ。写真の通り、オレンジ色の嘴、白い顔が特徴の愛くるしい野鳥だ。本来の繁殖地は千島列島以北と言われており、ここユルリ島周辺は、エトピリカの繁殖地としては南限となる。しかも日本での確実な繁殖地は今この場所だけだろうと思われる。ウトウと違い、昼間でも活発に行動する。しかもこの目立つ体色であるため、晴れていれば遠くからでも発見はしやすい。この日は前述の通り、深い霧に覆われていたため発見にやや時間がかかった。双眼鏡で探す際のポイントはたくさんいるウトウと違い、顔が白い点だ。これは遠くから探す際にとても有効となる。また、飛んでいる場合には、ウトウやケイマフリと違って海面からかなり高い場所を飛ぶこと多く、これも遠くから発見する場合には目安になるだろう。
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夏羽のため、目の上の飾羽が長く伸びている。この落石クルーズでエトピリカを見たのは3回目であるが、今まで一番近くから観察することができた。これも濃い霧のおかげかもしれない。掲載した写真はかなり加工してあるのであまりわからないかもしれないが、実際は霧でほとんど真っ白にしか写っていない。
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今年の落石クルーズでのエトピリカの遭遇率は今のところなんと100%!だそうだ。

2013年7月下旬・撮影地ユルリ島周辺
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by hideaki0310 | 2013-08-01 05:00 | 落石クルーズ | Trackback | Comments(0)

落石クルーズ その2(エトピリカ)

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今回のクルーズの目的であるエトピリカは最終的には12羽を確認することができました。この時期はほぼ必ずと言っていいほど見られるようですが、やはり最初に目に入った時には感動しました。撮影目的で行かれる方はまず船酔い対策を万全にすることをお勧めします。小さな船ですので思ったよりも揺れると思います。また、風があると波しぶきがかかりますので、晴れていても雨カッパを持っていくといいでしょう。カメラの防水対策も忘れずに。。波がなければ長いレンズも可能だとは思いますが、撮影のしやすを考えると手持ちレンズをお勧めします。一般の観光客の方もいらっしゃるので周りの方への配慮もお忘れなく。そしてなにより寒い!私が訪れた時には気温15度で晴れていましたが、雲っていたりすると10度前後になることも多いようです。

エトリピカ。今回の主役です。モユルリ島の手前でまず1羽。さらにユルリ島とモユルリ島の間に4羽、後方のユルリ島から船の横を通過してモユルリ島方面に飛翔する2羽、その後もほぼ絶え間なく出てきてくれました。これほどよく見られるのは珍しいとのことでラッキーでした。トップと下の写真は船の近くにやってきた2羽です。しばらく観察しているとちょうど飛び立ちました。
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ケイマフリ。ここでは少数派のようです。黒い体に白いアイリング、赤い足がかわいいです。ウミスズメ類でも飛び方に違いがあるようで、エトピリカは比較的海面から高い場所を飛ぶのに対して、ウトウは海面すれすれ、ケイマフリはその中間といった感じでした。
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ウトウ。船が港をでてまず目にするのがウトウだと思います。数は非常に多く、船の前方、左右すべてウトウといった光景にも遭遇しました。なかなか近距離で撮れなかった種類でしたが今回は満喫しました。
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ハイイロヒレアシシギ。最初はアカエリヒレアシシギかと思いましたが、ピン甘ですが写真を確認してみるとハイイロのほうでした。夏羽から冬羽への換羽が始まっているようです。100羽以上の群れが見られました。
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クロトウゾクカモメ。船の前をいきなり横切っていきました。双眼鏡からカメラに持ち替え構えるとすでに通過した後でした。
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今回は長男との2人旅でしたので長男にもカメラを持たせるとなかなかいいカットをモノにしてました(下の写真)負けたかも。。。(笑)
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ガイドの高野氏からは鳥だけでなく根室周辺の地形のお話もきかせていただき、楽しい時間を過ごすことができました。今度は時期を変えて冬に訪れてみたいと思います。寒いだろうな。。

2011年7月下旬・撮影地モユルリ島周辺

(落石クルーズ)観察種16種類

ウトウ、ケイマフリ(4)、エトピリカ(12)、ウミガラス(1)、ハシボソミズナギドリ、ハイイロミズナギドリ、フルマカモメ、クロトウゾクカモメ(1)、ハイイロヒレアシシギ、チシマウガラス(2)、ウミウ、ヒメウ、ウミネコ、オオセグロカモメ、オジロワシ(1)
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by hideaki0310 | 2011-07-29 21:17 | 落石クルーズ | Trackback | Comments(2)

エトピリカ

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今回は夏の道東にエトピリカとシマフクロウを求めって行ってきました。どちらも環境省のレッドリストでは絶滅危惧1A種(CR)に指定されており、日本での生息数は非常に少ないのが現状です。シマフクロウについては新聞などで報じられているせいかシマフクロウの住む森を確保するんどの保護活動が比較的進んでいますが、エトピリカは知名度も低く、その生態も相まってまだまだといった段階です。私自身、シマフクロウについては小さいころから書籍を読んだりしていつか見てみたいと思っていましたが、エトピリカに関しては「変わった名前の鳥だなあ」くらいの知識しかありませんでした。

エトピリカとはアイヌ語でくちばし(エト)が美しい(ピリカ)という意味で、名前の通り、橙色の大きなくちばしが特徴です。日本での生息数は正確には分かっていないようですが、今回訪れた根室モユルリ島周辺の海域では約20羽と言われており、ほかの場所を合わせても30~40羽程度のようです。エトピリカは人が近寄れない離島の断崖で繁殖するため、生態の調査などはなかなか難しいようで正確な個体数の把握も困難とのことでした。

エトピリカ夏羽。最初に発見した時は約200メートルほど離れていましたが、双眼鏡で覗くとその特徴ある嘴のおかげですぐにエトピリカとわかりました。
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繁殖期の今は特徴である嘴のほかに飾り羽が目立ちました。興奮しながら双眼鏡を覗いていると島影からもう一羽エトピリカが飛んできて、比較的近くに着水したのが確認できました。少し離れた場所から観察していると水面でバシャバシャと水浴びを始めたようです。
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ゆっくりと船で近づいていくと肉眼でもはっきり見える距離になりました。嘴の模様がとても美しいです。
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海面からの飛び立ちです。ほかのウミスズメ類と同じようにかなりの距離海面を蹴って飛び立ちます。
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今回のクルーズではエトピリカ以外にもいろいろな種類の鳥が観察できましたので、クルーズの内容は後日ご紹介いたします。

2011年7月下旬・撮影地根室モユルリ島周辺 撮影機種ニコンD3/ニッコール300ミリF4+テレコン×1.4使用
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by hideaki0310 | 2011-07-25 01:01 | 落石クルーズ | Trackback | Comments(2)