タグ:オオジュリン ( 8 ) タグの人気記事

カッコウ(Common cuckoo)~2016.06

b0148352_238289.jpg
道東ではカッコウをよく見かけます。繁殖期にあたる6月はメスの奪い合いをしているカッコウをいろいろな場所で目にします。大抵は左の写真のように電線に止まって「カッコウ、カッコウ」とやっているシーンが多いのですが、今回は野付半島で興味深い行動を観察することができました。それが下の2枚の写真です。

いつもは目線より高い場所をしかも大きな声で鳴きながら飛び回るカッコウですが、下の写真のカッコウはちょっと様子が違いました。車から静かに観察してると低い草木に止まり盛んに周りを見回しています。まるで自分の存在を隠すように草むらの中を静かに、少しずつ移動しながら。。そうです、おそらくこのカッコウは托卵の相手を探していたものと思われます。野付半島では主にオオジュリン、コヨシキリ、そしてシマセンニュウなどが仮親に選ばれるようです。この時は実際の托卵現場を見ることはできませんでしたが興味の湧くシーンでした。

b0148352_2391358.jpg
b0148352_2391975.jpg


カッコウの仮親に選ばれることが多いオオジュリン。この時はまだオスが5~6羽の群れを作って行動していたので繁殖活動はまだ開始していないようでしたが、もう少し気温が上がってくると本格的な繁殖シーズンになるのでしょう。
b0148352_2394341.jpg
b0148352_2394937.jpg


2016年6月中旬・撮影地野付半島/ニコンD500・ニコンD500+AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VR
[PR]
by hideaki0310 | 2016-07-06 07:00 | 北海道 | Trackback | Comments(0)

ノビタキ(African Stonechat)~2014.06(M)

b0148352_18305163.jpg
この時期の北海道の主役達です。草原の鳥たちの観察ポイントとしてはワッカ原生花園、野付半島、春國岱、霧多布と周りましたが、いわゆる道東地区に属するこれらの場所では個体数の多い少ないはあるにせよほぼ同じメンバーに会うことができます。同じ北海道内でも生息する野鳥は場所によってやや異なり、道北のサロベツや猿払、浜頓別などで見られるツメナガセキレイは道東では繁殖していません。シマアオジなどは以前道東でも見られましたが、今ではほとんどその姿を見ることがなくなってしまいました。逆にノゴマは道北よりも道東の方が数が多く目にする機会も多いようです。

北海道の代表的な夏鳥、ノビタキ。この時期北海道を訪れたことのある方であればお分かりいただけると思いますが、ノビタキはいたるところで目にします。この個体数をみると秋に関東を通過するノビタキが多いことも納得できます。上の写真は根室の明治公園、下の写真はワッカ原生花園で撮影しました。

b0148352_1831511.jpg



ノゴマ(Siberian rubythroat)。今年は与那国島で越冬個体に、舳倉島で通過個体を観察しましたがやはり北海道の原野でさえずるノゴマが一番似合っているように思います。2枚目の写真は巣材を加えた♀。今は繁殖準備の真っ最中なのでしょう。
b0148352_1832319.jpg
b0148352_18324011.jpg



オオジュリン(Reed bunting)。やや地味な印象の野鳥ですがこの鳥のさえずりは北海道の原野にぴったりだと思います。オオジュリン、ノゴマ、ベニマシコなどのさえずりを聞くと北海道にやってきたという実感がわきます。
b0148352_18335469.jpg
b0148352_1834396.jpg



コヨシキリ(Black-browed reed-warbler)。草原では一番目立つ存在です。その賑やかなさえずりは北海道の原野に夏の到来を告げているようです。
b0148352_18342787.jpg
b0148352_18343853.jpg


2014年6月中旬・撮影地北海道佐呂間町/根室市
[PR]
by hideaki0310 | 2014-06-22 07:00 | 北海道 | Trackback | Comments(0)

シベリアジュリン(Pallas's Reed Bunting)~2013.11

b0148352_1163246.jpg

3年ぶりにシベリアジュリンを観察することができました。前の2回も同じ舳倉島での観察でしたが、今回は島に渡った初日の夕方に海岸の草地の中から飛び出してきたホオジロ系の鳥影を見た瞬間にシベリアジュリンと分かりました。オオジュリンよりも一回り小さい体、茶色味の薄い体色から判断することができました。この個体は♀個体と思われますが、顔つきや嘴の色からシベリアジュリンとわかります。実は昼間に別の場所でシベリアジュリン?と思う個体を発見したのですが、いくつかの特徴を考えてオオジュリンと判断した後だったので喜びもひとしおでした。


下の写真は島から帰る直前に港近くの広場で撮影した♂個体です。正面から見るとオオジュリンにある脇の縦班がシベリアジュリンには見られないのが分かります。この場所には数羽のオオジュリンもいましたが、何度か観察してるせいでしょうか、オオジュリンとの区別が感覚的にできるようになってきました。
b0148352_1164468.jpg



下の写真は同じ場所で撮影した♀個体です。少し距離がありましたが、嘴の大きさがオオジュリンに比べて明らかに小さいことがわかると思います。
b0148352_1165323.jpg



下の写真はオオジュリン。脇の縦班が目立つことや嘴の大きさ、上下の色、顔つきがシベリアジュリンと異なりますね。
b0148352_1171599.jpg



さて、下の2枚の写真はどうでしょう。シベリアジュリン?それともオオジュリン??
b0148352_1172494.jpg

b0148352_1174061.jpg

正解はオオジュリン。おそらく若い個体だと思われます。毎年、どこそこでシベリアジュリンがでた、という話を耳にしますが多くの場合はオオジュリン又はコジュリンとの誤認です。このようにやや体色が淡く、縦斑が目立たない個体をシベリアジュリンと誤認するケースが多いようですが、最大の識別点は顔つき、嘴の大きさと色だと思います。また、シベリアジュリンはオオジュリンと異なり地上で採餌する事が多い(コジュリンは地上で採餌することが多い)ので、そう言った行動面も加味して識別するといいでしょう。

2013年11月上旬・撮影地石川県舳倉島
[PR]
by hideaki0310 | 2013-11-27 07:00 | 舳倉島 | Trackback | Comments(2)

オオジュリン(Reed Bunting) ~2012.06

ノビタキとともに多く見かけるオオジュリン。この時期に聞かれるさえずりもやわらかく原野に響き渡る。
♀は夏羽でも比較的地味な色合い。
b0148352_1913756.jpg

咲き始めたハマナスの上でさえずる♂。
b0148352_192068.jpg

こちらはセンダイハギの群生の中で。
b0148352_192391.jpg

野付半島でもオオジュリンが目立った。
b0148352_1922076.jpg
b0148352_1922243.jpg


2012年6月中旬・撮影地サロマ湖ワッカ原生花園/野付半島
[PR]
by hideaki0310 | 2012-06-25 07:00 | 北海道 | Trackback | Comments(0)

野付半島 その2(ノゴマ)

b0148352_11395920.jpg

北海道の草原に来たらやはり会っておきたいのがこのノゴマでしょう。昨年は今年より一週間ほど遅い日程だったこともあってノゴマの姿を見ることはありませんでしたが、今回2個体だけとはいえ、その美しい囀りとともに堪能することができました。時間帯はやはり早朝、曇り空のほうが目立つ場所に出てきてくれるようです。特徴である赤い喉を目いっぱい膨らませて囀りを披露してくれました。下の写真では口に餌を咥えています。まだまだ子育てに大忙しのようです。
b0148352_11401595.jpg
b0148352_1140223.jpg


オオジュリン♂。関東では冬羽をみるとが多いですが北海道では写真のような夏羽でのお出迎えです。
b0148352_11403986.jpg
b0148352_11404859.jpg

オオジュリンもあちこちで子育てにいそしんでいる姿を目にしました。下の写真は♀と巣立ち雛です。雛は巣立ったばかりらしくまだまだ上手に飛べないようで、近くで親が寄り添うように行動していました。
b0148352_11411053.jpg

b0148352_11413273.jpg


ベニマシコ。今回はベニマシコの囀りをタップリと聞くことができました。関東では冬鳥ですので、「フイ、フイ」という地鳴きはよく耳にします。今回聞いたベニマシコの囀りは小さな体に似合わず、力強い美しい囀りでした。
b0148352_11415258.jpg

b0148352_11431189.jpg


2011年7月下旬・撮影地野付半島周辺
[PR]
by hideaki0310 | 2011-08-03 20:39 | 北海道 | Trackback | Comments(2)

舳倉島日記(11月9~10日)その1~シベリアジュリン

今年最後の舳倉島遠征に行ってきました。晩秋の日本海は季節風の影響で海が荒れることが多いため、今回は輪島に一泊して日帰りで2回、舳倉島に渡りました。この時期は一度海が荒れると1週間は船が欠航する場合もあり、島に渡ったまま帰れないことを「島流し」といい恐れられています(笑)島に行かれる方は「島流し」に十分気を付けてください。そんな訳で今回もゆっくりとは探鳥できませんでしたが、計46種類を観察することができました。

今回、一番の出会いはシベリアジュリンです。
b0148352_10104663.jpg

シベリアジュリンはロシアのシベリア高原からカムチャツカ方面にかけての高緯度帯で繁殖し、朝鮮半島から中国東部沿岸地域に渡って越冬します。日本は渡りのルートから外れるのでごく少数が通過または越冬するようです。九州では比較的記録が多いようですがその他の地域ではまれにしか観察されていません。特徴はオオジュリンに比べると一回り小さく(オオジュリン16センチ、シベリアジュリン14センチ)また、全体的に淡色でオオジュリンに比べると背中の赤味がないことから判別します。こちらがシベリアジュリン。メスの冬羽かと思われます。
b0148352_10111412.jpg

b0148352_10114746.jpg

こちらがオオジュリン。メス冬羽だと思います。
b0148352_101302.jpg

b0148352_10134150.jpg

今回、じっくりと両者を比較してみたところ一番わかりやすい違いは、くちばしでした。シベリアジュリンはオオジュリンに比べるとくちばしが小さく、短いことがわかります。さらにシベリアジュリンはくちばしの上下の色が異なるのに対してオオジュリンは同色です。また、採食行動も異なることに今回気がつきました。オオジュリンはご存じのとおり、枯れた葦の中にいる虫を食べますが、シベリアジュリンは違います。今回見られたシベリアジュリンは一羽でしたが、ほかにミヤマホオジロ♀、カシラダカ♀と3羽で行動していました。下の写真のようにシベリアジュリンは地上に降りて種子?をさかんについばんでいるようでした。
b0148352_10142027.jpg

b0148352_10145159.jpg

ものの本によるとシベリアジュリンは草の実や昆虫類を食べるとありましたが、オオジュリンとは異なった餌の取り方をするようですね。

(2009年11月上旬・撮影地舳倉島)
[PR]
by hideaki0310 | 2009-11-15 10:17 | 舳倉島 | Trackback | Comments(6)

北の草原の鳥たち~ノゴマ

北海道シリーズ第3弾です。今回は北海道の原野を代表する3種類、ノゴマ、ノビタキ、オオジュリンをご紹介します。

まずはノゴマです。ノゴマは夏に北海道の海岸に近い原野にやってきて繁殖する夏鳥ですが、渡りの途中に関東でも見られることがあります。今回は道北の日本海側、太平洋側の両方をまわりましたが私の印象ですと太平洋側の方が個体数は多いようです。ノゴマという名前の由来は野のコマドリという意味で、非常に美しい声で鳴きます。また、喉の赤が特徴で姿も美しい鳥です。6月は丁度繁殖シーズン真っただ中ですから、あちこちで雛に餌をはこぶ親鳥の姿をみることができました。口いっぱいの餌を運んできたオス。
b0148352_1034937.jpg

こちらは同じつがいのメスです。通常メスは喉が赤くないのですがこの個体のように喉が赤いものもいます。
b0148352_10345041.jpg

別の場所で見つけたオス。この時期は目立つ場所でさえずってくれるので非常に見つけやすいです。
b0148352_10371072.jpg

この個体も雛に餌を運んでいました。また、このオスをしばらく観察していると巣からでるときにしろいものをくわえていました。雛の糞です。このように雛がだした糞はすぐさま親鳥がかたずけます。きれい好きですね。
b0148352_10375759.jpg


お次はノビタキ。北海道ではまさにどこでもノビタキがいるイメージです。道路わきの場所にも平気で巣を作っています。餌をはこんできたオスです。
b0148352_10382725.jpg

同じつがいのメスです。
b0148352_10385779.jpg

花に囲まれての写真はやはり北海道ならではです。
b0148352_10392751.jpg


最後はオオジュリン。関東では冬に芦原で見ることができますが、北海道でみるオオジュリンは夏羽ですから冬の地味な装いとは雰囲気がちがいます。
b0148352_10395584.jpg

北海道の原野は様々な野鳥が一斉にさえずっていますのであまり目立ちませんが、オオジュリンの歌声もなかなかの美声です。
b0148352_10401998.jpg

このオオジュリンも最近数を減らしているらしくちょっと心配です。
b0148352_10405528.jpg


次回はツメナガセキレイ、ベニマシコなどを紹介します。
[PR]
by hideaki0310 | 2009-07-05 10:43 | 北海道 | Trackback | Comments(8)

オガワコマドリ~2009.03

b0148352_15542287.jpg

最近大人気のオガワコマドリです。この日はひさびさの太陽が顔を出す天気も手伝ってオガワコマドリ一羽にギャラリーが100人!!最近手に入れたD300での撮影となりましたが、併用しているD3と違ってDXフォーマットですので画角が1.5倍。わたしのレンズに組み合わせると1200ミリになり、鳥までの距離があるときは威力を発揮してくれそうです。主役のオガワコマドリですが季節が進んだせいか前回よりも胸の模様がはっきりしてきたような気がします。
b0148352_17351055.jpg

あいかわらずちょこまかちょこまか動きます。
b0148352_17355514.jpg
b0148352_17361664.jpg

道端の緑が目立ち始めました。春の息吹きを感じます。
b0148352_17365490.jpg

同じ芦原にはオオジュリンの姿がありました。だいぶ芦の先のほうに出てくるようになりました。もうすぐ北へ旅立つのでしょう。
b0148352_17371831.jpg

水鶏(クイナ)も出てきました。ここの水鶏は連日のギャラリーに慣れてしまったようで、実にのんびりしています。
b0148352_17381414.jpg

撮影にあたって場所を開けてくれたHさん、撮影に同行していただいたこれまたHさんのおがげで楽しい撮影ができました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。
[PR]
by hideaki0310 | 2009-03-10 20:29 | 神奈川県 | Trackback | Comments(10)