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メボソムシクイ(Arctic warbler)/2017.10

下面の黄色味が強いことがメボソムシクイの特徴です。ただオオムシクイとの外見上の違いは少ないので地鳴きで判断する必要があります。
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2017年10月中旬/ニコンD500・AF-S NIKKOR 500mm f/4G ED VR

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by hideaki0310 | 2017-10-22 19:00 | 舳倉島 | Trackback | Comments(0)

舳倉島/ムシクイ類の識別Ⅱ

舳倉島では春秋の渡りの時期に多くのムシクイ類を観察することができます。その多くが今回取り上げるセンダイムシクイ、エゾムシクイ、メボソムシクイです。私の経験では春(GW前後)はセンダイムシクイ、エゾムシクイが多く、メボソムシクイはほとんど見かけませんが、秋は圧倒的にメボソムシクイが多く見られます。今回もその経験則の通り、エゾムシクイ、センダイムシクイが多く見られメボソムシクイは見かけませんでした。と思ったのですが家に帰って撮影した写真を見返してみると現場ではセンダイムシクイだと思っていた個体がメボソムシクイだったり、エゾムシクイだったりということががいくつかありました。地鳴きなど現場でのヒントがあるとまだわかるのですがやはりムシクイ類は難しいです。

センダイムシクイ。これはわかりやすい個体でした。上面(背中)が黄色みが強いオリーブ色で3種のなかで一番明るく見えます。下嘴全体が山吹色で暗色斑がないことも識別点になります。他には明瞭な頭央線があること、下面(おなか)が見えたなら黄色い下尾筒も有効な識別点です。

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エゾムシクイ。エゾムシクイの識別点はまず脚の色。基本3種の中で一番ピンク色です。私はまずここで判断します。また、比較的明瞭な翼帯が2本入ります。他の2種よりも黄緑味は少なく、下面は白っぽく見えます。頭が背中よりも暗色に見えることも有効な識別点です。
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下の写真は現場ではセンダイムシクイと思ったのですがよく見てみるとエゾムシクイの特徴を備えていました。
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メボソムシクイ。下の写真も現場ではセンダイムシクイだと思っていましたが、下尾筒の黄色み少ないこと、下嘴が暗色であることからセンダイムシイではないことがわかります。また、下面に黄色みがあり、脚も肉色であることからエゾムシクイでもないのでメボソムシクイと判断しました。
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秋に見られるメボソムシクイはわかりやすい個体が多いのですが、春のメボソムシクイはなかなか判断が難しいです。下の写真は秋に撮影したメボソムシクイです。
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撮影地/石川県舳倉島







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by hideaki0310 | 2017-05-13 14:00 | 舳倉島 | Trackback | Comments(0)

メボソムシクイ(Arctic warbler)~2013.10

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10月の初旬はまだまだムシクイが多く見られる季節です。ほとんどが写真のメボソムシクイですが、カラフトムシクイ、キマユムシクイ、といった比較的観察例が多い種類から今回観察できた種類からいくとモリムシクイやキタヤナギムシクイといったレアな種類まで観察することが可能です。といっても彼らの習性上、じっくり観察できることはほとんどなく、藪からでてくる一瞬を狙うことになりますが秋は生い茂る草木が目視での確認をさらに難しくしますし、モリムシクイやキタヤナギムシクイは松の木の先端にいることが多く、なかなか近くで見ることは難しいです。そんな時、有効になるのが地鳴きです。ムシクイ類は姿は似かよっていますが、地鳴き比較的特徴があります。メボソムシクイは「ジジッ、ジッ」といった鳴き声ですが、キマユムシクイ、カラフトムシクイは「チュイーッ」とか「チュイッ」といった目立つ鳴き声、今回聞こえた種類ではキタヤナギムシクイでは「フィッ」というセンダイムシクイに似た声です。まだまだ地鳴きだけでは判断できないことが多いですが、草むらから聞こえるこうした地鳴きを頼りに識別することができるようになれば、この時期の舳倉島をもっと楽しめるのではないかと思います。
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上の写真はこの時期に多く見られる第1回の冬羽と思われる個体です。上面は緑褐色、眉班は黄白色で非常に目立ち、目の後ろで太くなっています。カラフトムシクイのように嘴基部で左右がつながらず、途切れています。下の写真は顔面のUPです。
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メボソムシクイと他のムシクイを識別するときに参考にする点が、体の下面ですが、メゾソムシクイはセンダイムシクイやエゾムシクイに比べて濁白色で、脇腹の黄色味が強い個体が多いです。
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メボソムシクイ自体、時期や月齢によってかなりの個体差がありますので、正確な識別にはやはり地鳴きが一番有効だと思われます。さらに最近では以前は亜種扱いであったメボソムシクイ、オオムシクイ、コメボソムシクイを別種とする説が一般的となってきました、この種の識別となるとさえずりが聞こえないと私の現状では正直お手上げです。(地鳴きから判断するに、この時期の舳倉島はオオムシクイが多いように思えます。)

2013年10月上旬・撮影地舳倉島
(1.4枚目、2、3枚目、6枚目はそれぞれ別個体を掲載しました。)
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by hideaki0310 | 2013-10-22 07:00 | 舳倉島 | Trackback | Comments(0)

セッカ(Zitting Cisticola) ~2012.10/東平安名崎その1

宮古島では到着初日はゴルフ、二日目はダイビングと仲間とともにすごし、最終日の3日目の自由行動で探鳥をした。3日間とも天候に恵まれたが、その中でも3日目は気温25°を超え半そで短パンでも汗ばむような宮古島らしい気温だった。朝食後、仲間を来間島まで送迎した後のんびりと東平安名崎(ひがしへいあんなざき)に向かった。ここは宮古島の南東に突き出た岬で風光明媚なことから観光地としても有名な場所。
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両側には青い海が広がり、ドライブにも最高の場所だが、道路の両側には背の低い草地、先端には芝生の広場があり、以外にも多くの野鳥を見ることができる。

そんな中、岬先端の草地で見つけたセッカ。繁殖期のように鳴きながら飛翔することはないが、目立つ場所に出てきてくれるので見つけやすい。ここ南西諸島ではたくさんのセッカが越冬する。
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メボソムシクイ。渡りの途中だろうか。南国で見るメボソムシクイはなんだか違和感があるが一羽だけでブッシュのなかを移動していた。
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2012年10月下旬・撮影地宮古島
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by hideaki0310 | 2012-11-02 07:00 | 南西諸島 | Trackback | Comments(0)

メボソムシクイ(Arctic Warbler)~2012.10

この時期の楽しみの一つ、ムシクイ類。3年前には9月にモリムシクイ、一昨年は11月にキタヤナギムシクイを観察することができた。ほかにもキマユムシクイやカラフトムシクイなどが見られることが多い。今回、ムシクイの数が多いもののほとんどがメボソムシクイ。エゾムシクイがわずかに見られたがセンダイムシクイの姿はついに見かけなかった。ほかにはムジセッカ、カラフトムジセッカが居たが藪から出たところを撮影するには至らなかった。メボソムシクイにも様々なタイプがあるので今回は気になる個体を自分なりにチェックしてみた。

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上の個体は下嘴、眉斑、足の色、体形などからメボソムシクイとわかるが、特徴である翼帯が見られない。

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この個体は翼帯がきれいに2本入っており、かなり太いことが気になる。普段見ているメボソムシクイとはやや印象が異なる。気になるポイントは翼帯もそうであるが、まずは大きさ。メボソムシクイより一回り小さい。さらに初列風切の突出が普段見ているメボソムシクイよりも少なく、眉班が目の後ろでかなり太い。撮影したときはヤナギムシクイかと思ったが、地鳴きを確認できず、結論にはいたらなかった。

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このような状況の場合は判断に迷うが、時々聞こえる地鳴きとちらりと見える足や嘴、体形などから総合的に判断するしかない。

2012年10月上旬・撮影地石川県舳倉島
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by hideaki0310 | 2012-10-13 07:00 | 舳倉島 | Trackback | Comments(0)

ムギマキ

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今週はじめ、今季2回目の離島に向かいました。港に着くと波も波も穏やかな絶好の探鳥日和。今日出会えるであろう野鳥たちに思いをはせているとなんと「本日欠航」との看板が。。。船が出る目安としては波の高さが2メートル以下、風が10メートル以下で、この日は両方の条件をクリアしていたのでまさかと思いましたが、どうやら弱い前線が通過するとのことで残念ながら島に渡ることはかないませんでした。仕方なく、金沢にある県民海浜公園に向かい、渡り鳥を観察することにしました。ここの公園も春や秋には渡り鳥を観察することができます。

ムギマキ♂幼鳥。さすが日本海側、この日は2羽のムギマキが見られました。この個体は眉班が不明瞭で♀かと思いましたが、尾羽の基部に白班があることから♂と判断しました。幼鳥ですので雨覆いの先端にも白班が見られます。
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下の写真は別個体です。上の個体と違い不明瞭ながら眉班が確認できます。
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コサメビタキ。コサメビタキは沢山いました。小川沿いの枝にとまってフライングキャッチを繰り返していました。
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メボソムシクイ。この日はこのメボソムシクイ以外にキマユムシクイが1羽だけ見られましたが、茂みからなかなか姿を現さずに撮影はできませんでした。
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2011年10月中旬・撮影地石川県
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by hideaki0310 | 2011-10-15 00:14 | その他の地域 | Trackback | Comments(4)

キマユムシクイ・キタヤナギムシクイ

今週の初め、秋2回目の舳倉島に行ってきた。前回とは1週間しかたっていないが鳥の種類はかなり入れ替わっていたようで今回は2日間(といっても2日目は午前中で引き返しで朝方のみ)で49種類、前回とは違った種類が11種類あった。2日間ともに北東の風が吹き、かなりの数の鳥たちが島にやってきては渡っていったようだ。島の中央で上空を見上げると澄み切った秋の空に鳥たちの群れがいくつも確認できる。その群れを待っていたかのように2羽のハイタカと居着きのハヤブサが猛然と突っ込んでいく。見ていると狩りの成功率はあまり高くないようだが、小鳥たちにとってはようやくたどり着いた小さな島も安住の地ではないようだ。

今回は前回と同様、ムシクイの仲間が多く見られた。中心はやはりメボソムシクイ。草むらのいたるところからメボソムシクイの地鳴きが聞かれた。ムシクイ類の識別にはこのメボソムシクイを基本種とするとわかりやすい。ただし個体差が大きいので注意が必要かもしれない。自分自身、十分注意しようと思う。
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次に今回一羽だけ確認できたキマユムシクイ。島中央の松林の中の常緑樹の花芽をつついていた。メボソムシクイより一回り小さく翼にはくっきりと2本の翼帯が見られる。最大の特徴は風切り先端の白い羽縁でこれが見られるのは他にカラフトムシクイだけである。そのカラフトムシクイとの違いは眉班が目の先でつながっていないこと、はっきりした頭央線が見られないことだ。カラフトムシクイは眉班がさらにはっきりしていて黄色みが強く、全体的にずんぐりとみえる。キマユムシクイの地鳴きはメジロのようなツィーッという特徴的なものだが今回は聞かれなかった。
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最後はキタヤナギムシクイである。キタヤナギムシクイは前回島に渡ったときに撮影したのであるが見ることができたのが一瞬であったこととと撮影した個体の足がかなり黒く見えたのとでチフチャフではないかとの迷いが生じていた。図鑑でみるキタヤナギムシクイは足は暗いピンク色、体下面や眉班は白黄色とあるが、この個体は足が黒っぽく、体下面の黄色みもほとんど見られない。しかしながら自分なりの最終的な結論はキタヤナギムシクイとした。判断理由は全体的なシルエットがチフチャフよりスマートに見え後ろに長い印象であること、顔つきが面長な印象であること、海外の図鑑によると足はこの個体のようにかなり黒に近いものがいるということ、嘴が全体は暗色ではあるが上下のつなぎ目が淡色であること、過眼線が細いことなどである。
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2010年10月中旬・撮影地舳倉島
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by hideaki0310 | 2010-10-20 17:29 | 舳倉島 | Trackback | Comments(2)