ヒクイナです。最近、話題になっているヒクイナに会いに行ってきました。
前回、ヒクイナとの出会いは20年前の初夏、横浜郊外です。今はすっかり様子が違っていますが20年前の横浜郊外はまだまだ田園風景が残っていました。その当時、夕方田んぼのあぜを歩いていると、「キョッ、キョッ、キョッ、キョッ」というヒクイナの声がよく聞こえました。稲の間にチラッと姿が見えたのを鮮明に覚えています。そんなヒクイナが今の時期に東京近郊にでているとの話を聞き、夏鳥のヒクイナがなぜ?との疑問が浮かびましたが、関西方面では近年越冬例が増えているそうです。フィールドに着くとこんな場所にヒクイナがいるのかと思うほど小さな川でした。ポイントに着くなり早速ヒクイナが出迎えてくれました。顔から胸、腹の赤褐色、赤い足が特徴です。
すごい至近距離です。こんな近くで見られるとは思いませんでした。羽を広げてサービスショットです。
この写真では特徴である赤褐色の腹がよくわかりますね。
餌を探しながら少しずつ移動していますが、開けた場所にはなかなかでてきません。そのとき、スーッと水面を泳ぎました。結構、泳ぎが達者のようです。
開けた場所にでてきました!ヒクイナは臆病なイメージがありましたのでこの個体には少々驚きました。
声はきけども姿がみえずのヒクイナをじっくり観察しました。こんなチャンス、そうそうありません!
以前、撮ったクイナですが、ヒクイナのほうが一回り小さいです。
この写真だともう一つの特徴である下尾筒の白い横縞がみえます。
今回はこの時期にこの場所でヒクイナを見ることができて非常にラッキーでした。もしかしたら、近所にも越冬しているヒクイナがいるのかもしれませんね。