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残雪の上で~イワヒバリ

イワヒバリです。イワヒバリは高山に住む種類で、生息域はハイマツ帯よりも上部の岩場です。大きさはスズメ大で色は地味な茶色がベースです。そんな生息域のおかげでいままで何度か目にしたことはありますが、写真に収めたことはありませんでした。なにせ、いつも使っているシステムを持っていこうとするとレンズ+カメラ+三脚=約10キロ以上になりますからイワヒバリの撮影にはかなりの決意?が必要なのです。

ロープウェイやケーブルカー、バスなどを乗り継ぎ高山の麓までいき、そこから約500メートルほど徒歩で登った地点でようやく出てきてくれました。付近は8月の下旬にも関わらず残雪がある場所です。残雪の上でイワヒバリが懸命に餌をさがしていました。
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よく見るとこの個体は幼鳥のようで、成鳥よりも全体的に色が薄く特徴である胴体の茶褐色もはっきりしません。下の写真の個体も幼鳥です。
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この場所には何羽かのイワヒバリがいましたのでしばらく待っていると成鳥が出てきてくれました。
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やはり成鳥は色がはっきりしていて頭からお腹にかけてのグレーと羽根の茶褐色のコントラストが目立ちました。
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成鳥もやはり幼鳥と同じように残雪の上で盛んに餌をさがしているようでした。なにがあるのか興味がありますね。先ほどの場所とは違う場所でも残雪の上にイワヒバリを見つけました。
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この時期イワヒバリをさがすにはまず残雪の周りをさがしてみると確率が高いかもしれません。

2009年8月下旬撮影
by hideaki0310 | 2009-09-02 17:09 | 山梨・長野・静岡 | Comments(8)
Commented by よっちゃん3 at 2009-09-02 20:07 x
こんばんは!イワヒバリは、山や残雪が似合いますね。昔、富士山に
上った時に出会いました。でも、その時には疲労困憊の状態で、とても
撮影できなかったことを思い出しました。撮影機材を担いで500mも
登られたそうですね。今の私には考えられません。お疲れ様でした。
Commented by likebirds at 2009-09-02 21:06
こんばんは。
この時期に雪に鳥さん、本当に高山ならではですね!
シックですがとてもおしゃれな色合いのイワヒバリ、本当に綺麗ですね。
ふかふかの羽の質感まで伝わって参ります。とても美しいお写真に見とれております。(likebirds妻)
Commented by hideaki0310 at 2009-09-03 22:38
よっちゃん3さん、こんばんは!
イワヒバリ、ひさしぶりに逢えました。7月にいった立山は雨で
撤退、その後に行った蔵王でも雨で撤退しましたので3度目の正直
です。撮影機材をかついでの登山はきついですが、日頃の運動不足
解消のためにはちょうどいいかもしれません(笑)
Commented by hideaki0310 at 2009-09-03 22:42
likebirdsさん、こんばんは!
そうですね、夏のこの時期に残雪がある場所というのはそんなにないですからね。
イワヒバリは、ほかの鳥と違って冬でもあまり低い山に降りてこないとい
う所と夏は相当高いところまで登らないと見られないという点が逆にそそりますね(笑)
地味だとはいえ、茶褐色とグレーのコントラストはなかなか素敵だと思います。
Commented by harada5550 at 2009-09-04 21:48
こんばんは
イワヒバリよかったですね。
でもよく担いで一の越まで行きましたね。
ライチョウはやはりこの時期は難しいですよ。
Commented by hideaki0310 at 2009-09-06 08:10
haradaさん、おはおうございます。
今回、イワヒバリは無事で会うことが「できました。機材は重くて大変
でしたので、遠征・山用の三脚と雲台が欲しくなりました。
ライチョウはやはり4月~6月までですね。来年、チャレンジします!
Commented by granpatoshi at 2009-09-08 12:46 x
こんにちは♪
重い機材を担いで山登り・・・そのご苦労、よく判ります。私も週末は54
担いで高層湿原の木道を歩き回りましたが、へばりました^^;。
イワヒバリ、ガレ場に居ると背景に溶け込んで見つけるのが大変そう
ですね。雷鳥なんかと同じ場所に居るんでしょうか?
Commented by hideaki0310 at 2009-09-16 22:39
granpatoshiさん、こんばんは!
そうですか、 granpatoshiさんも山に行かれていたのですね。
レンズが約4キロ、カメラが1キロ、雲台が2キロ、三脚が3キロ
合わせて10キロですね。。。ついtに軽い三脚(約1,5キロ)を買ってしまいました。

イワヒバリとライチョウはちょうど同じような標高に生息していますが、
イワヒバリは岩場、ライチョウはハイマツのある場所といったかんじでしょうか。
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