シベリアからの使者~マナヅル

マナヅルです。
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今週末は以前から是非訪れてみたいと思っていた鹿児島県の出水地方に行ってきました。
例のよって1泊2日の短期滞在ですが目的の野鳥に出会うことができました。出水といえばもちろんツルの渡来地として世界的に有名な場所です。今季もツルの総数は1万羽を超えているそうで約11,000羽が荒崎及びその周辺に飛来しています。その中でも最も数が多い種類がナベヅルで約7,500羽、続いてこのマナヅルが3,000羽、あとはカナダヅルが9羽にクロヅルが6羽、雑種のナベクロヅルが3羽といった具合です。今年は特に珍しい種類は来ていませんが私にとってはすべて初めて見る種類ばかり。時間が許す限りじっくりと観察してきました。

最初に訪れた荒崎のツル観察センター前ではおびただしい数のナベヅルとマナヅルが見られました。この一帯に約7,000羽がいるそうです。マナヅル(約125センチ)はナベヅル(約100センチ)に比べて一回り大きく首を伸ばすと人間の子供くらいの高さです。また成鳥の目の周りの皮膚は大きく裸出して赤くよく目立ちます。
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道のすぐそばにいたマナヅルの親子。左が成鳥、右が幼鳥です。
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別の場所で撮ったマナヅルの家族です。2羽が成鳥、2羽が幼鳥です。
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ナベヅルもそうですが、家族の絆がとても強く常に家族単位で行動するとのことです。よく観察すると親鳥2羽と子供が2羽という家族が一番多く、子供が一羽という家族もいました。この家族は子供が一人でした。
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移動も家族単位で行いますので3羽~4羽で飛んでいることが多いです。
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荒崎の観察センターではツルとの距離が非常に近く目の前を優雅に飛んでくれます。
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親子での飛翔。前が親で後ろが子供です。
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この場所には全世界にいるマナヅルの約3分の2が飛来するそうです。この一帯は冬の間、ツルのために田んぼを農家の方から借り上げているとのことでした。ツルたちは昼間はおのおのの場所で餌を探していますが、夜になるとねぐらに集まり集団で眠るそうです。そのようなねぐらの周辺にはあちこちに夜間通行禁止の看板がありました。そうした地元の方の力によってこの環境が守られているのでしょう。

2010年1月下旬・撮影地鹿児島県出水市
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by hideaki0310 | 2010-01-27 08:30 | その他の地域 | Trackback | Comments(16)
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Commented by granpatoshi at 2010-01-27 11:08 x
こんにちは♪
ツルは家族の絆が強い鳥なんですね^^。飛び姿も優雅で美しいです。
昨年秋に仕事で近くまで行ったのですが、時間の都合で残念ながら
寄れませんでした。世界各地から1万羽以上も集まるとはすごい場所
ですが、地元の人たちが温かく見守っている成果でしょうね。
Commented by よっちゃん3 at 2010-01-27 12:46 x
hidepapa さん: こんにちは!よっちゃん3 です。
真鶴ではなく、マナヅルを見に行ってらしたのですね。素晴らしい写真
だと思います。家族思いのツルの生態が良く分かりました。
出水平野へは、私も一度行きたいとは思っているのですが、ツルという
とどうしても北海道が先に思い出されてしまい、未だに実現してません。
ツル以外の鳥さんは如何なのでしょうか?猛禽類なんかはいないの
でしょうか?ちょっと気になりました。
Commented by likebirds at 2010-01-27 21:17
こんばんは。
世界的な鶴の飛来地、地元の方たちの暖かい献身的な努力がこの環境を守っているのですね!
のびのびと、餌探しをしたり、飛んでいる姿、本当に素敵ですね!
目の前にいるような素晴らしいお写真、見とれながら拝見いたしております。(likebirds妻)
Commented by ごっち at 2010-01-28 01:51 x
7000羽のツルですか!!
一度そんな光景を見てみたいものです。
家族の絆が強いことが伝わってくる素敵な写真です。
Commented by hideaki0310 at 2010-01-28 22:30
granpatoshiさん、こんばんは!
そうのようでした。荒崎の鶴観察センターにいくと監視員の方が鶴について
解説してくれます。その方によると鶴は一度ペアになると一生離れることは
ないそうです。移動も食事も睡眠も常に家族単位だそうですよ。
毎年10月の下旬から飛来しているようですので機会があれば是非足をはこんでください!


Commented by hideaki0310 at 2010-01-28 22:35
よっちゃん3さん、こんばんは!
そうですね。鶴と言えば北海道のタンチョウか鹿児島のマナヅル、ナベヅルか迷います。
鹿児島へは川内のカラフトワシとセットで選びました。川内と出水は近いので
1泊2日で何とかなります(笑)川内はカラフトワシ以外にもいろいろ楽しめると思いますよ。
Commented by hideaki0310 at 2010-01-28 22:40
likebirdsさん、こんばんは!
出水をおとずれて感じたのが地元の方の鶴に対する愛情でした。
全員が全員という訳ではないと思いますが、とにかく外部の人に温かいです。
初めての場所でしたが、地元の方のおかげで非常に充実した探鳥ができました。
Commented by hideaki0310 at 2010-01-28 22:47
ごっちさん、こんばんは!
全部で一万羽以上ですよ。特に荒崎は見渡す限り鶴ばかりです。
逆に多すぎて珍しいツルが探しにくいです(笑)
まさに今日新聞にツルの北帰行が始まったとのニュースがありましたね。
来年は珍しいツルが来ていくれることを期待したいとおもいます。
そうなったらまた行かなくては(笑)
Commented by N_BIRDER at 2010-01-29 00:35
こんばんは!遠征お疲れ様でした。
以前ブログの中で、九州の話を出されていたので、期待していました。
素晴らしい出会いの連続だったようですね。
カラフトワシ待ってますよ。
Commented by yamasemi at 2010-01-29 00:48 x
おお、飛んだ姿はやはり綺麗ですね!
家族に絆が人間よりも強いみたいですねぇ~^^(笑)
地元の方との協力があればこそ、ここが鶴の楽園となっているんですね!
Commented by hideaki0310 at 2010-01-29 18:53
N_BIRDERさん、こんばんは!
行ってきました、九州!高校の修学旅行以来です(笑)
思ったよりも寒くて東京と変わらないくらいの気温でした。
本当はあと一日あるとじっくり探鳥ができたのかなと思いますが
貧乏暇無し、仕方ありませんね。カラフトワシは撮れた事は撮れたのですが・・・・
Commented by hideaki0310 at 2010-01-29 18:55
yamasemiさん、こんばんは!
その通りですね(笑)ツルは浮気しないそうですよ!
荒崎のつる観察センターや東干拓など、いろいろな場所で地元の方の
ツルに対する思いがひしひしと伝わってきました。とてもいい場所でしたよ!
Commented by harada5550 at 2010-01-29 22:44
こんばんは!
月末締めで今週はブログ見ていませんでした。
このごろ、いい写真撮られていますね。
一枚目のマナヅルの鳴き交わしの写真はいいじゃないですか!
すっかりCマンですね!
Commented by hideaki0310 at 2010-01-31 00:25
haradaさん、こんばんは!
月末はいつもお仕事が大変そうですね。ご苦労様です。
写真の師匠からのおほめを頂きまして光栄です。
今回はD300で撮影しましたが、やはり露出の具合がD3と違うので
なかなか難しいです。野鳥に詳しいCマンを目指して頑張ります(笑)
Commented by びびさん at 2010-02-01 22:04 x
一枚目の鳴き交わす姿がまたいいですね~♪
素晴らしい!!!
これなら遠征したくなっちゃうですね。
Commented by hideaki0310 at 2010-02-02 10:53
びびさん、おはようございます。
いけますよ、鹿児島。一泊二日で十分楽しめます。飛行機代がかかりですが
普段の節約で何とかしましょう!(爆)
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