キマユムシクイ・キタヤナギムシクイ

今週の初め、秋2回目の舳倉島に行ってきた。前回とは1週間しかたっていないが鳥の種類はかなり入れ替わっていたようで今回は2日間(といっても2日目は午前中で引き返しで朝方のみ)で49種類、前回とは違った種類が11種類あった。2日間ともに北東の風が吹き、かなりの数の鳥たちが島にやってきては渡っていったようだ。島の中央で上空を見上げると澄み切った秋の空に鳥たちの群れがいくつも確認できる。その群れを待っていたかのように2羽のハイタカと居着きのハヤブサが猛然と突っ込んでいく。見ていると狩りの成功率はあまり高くないようだが、小鳥たちにとってはようやくたどり着いた小さな島も安住の地ではないようだ。

今回は前回と同様、ムシクイの仲間が多く見られた。中心はやはりメボソムシクイ。草むらのいたるところからメボソムシクイの地鳴きが聞かれた。ムシクイ類の識別にはこのメボソムシクイを基本種とするとわかりやすい。ただし個体差が大きいので注意が必要かもしれない。自分自身、十分注意しようと思う。
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次に今回一羽だけ確認できたキマユムシクイ。島中央の松林の中の常緑樹の花芽をつついていた。メボソムシクイより一回り小さく翼にはくっきりと2本の翼帯が見られる。最大の特徴は風切り先端の白い羽縁でこれが見られるのは他にカラフトムシクイだけである。そのカラフトムシクイとの違いは眉班が目の先でつながっていないこと、はっきりした頭央線が見られないことだ。カラフトムシクイは眉班がさらにはっきりしていて黄色みが強く、全体的にずんぐりとみえる。キマユムシクイの地鳴きはメジロのようなツィーッという特徴的なものだが今回は聞かれなかった。
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最後はキタヤナギムシクイである。キタヤナギムシクイは前回島に渡ったときに撮影したのであるが見ることができたのが一瞬であったこととと撮影した個体の足がかなり黒く見えたのとでチフチャフではないかとの迷いが生じていた。図鑑でみるキタヤナギムシクイは足は暗いピンク色、体下面や眉班は白黄色とあるが、この個体は足が黒っぽく、体下面の黄色みもほとんど見られない。しかしながら自分なりの最終的な結論はキタヤナギムシクイとした。判断理由は全体的なシルエットがチフチャフよりスマートに見え後ろに長い印象であること、顔つきが面長な印象であること、海外の図鑑によると足はこの個体のようにかなり黒に近いものがいるということ、嘴が全体は暗色ではあるが上下のつなぎ目が淡色であること、過眼線が細いことなどである。
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2010年10月中旬・撮影地舳倉島
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by hideaki0310 | 2010-10-20 17:29 | 舳倉島 | Trackback | Comments(2)
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Commented by ごっち at 2010-10-21 01:02 x
2週連続の舳倉島お疲れ様でした。
ムシクイの識別は難しいですね。
キマユムシクイ2本の翼帯が綺麗にでてますね~
キタヤナギも春に見たチフチャフにそっくりですが
シルエットがなんとなく違うかな?くらいにしかわかりません(汗)
Commented by hideaki0310 at 2010-10-21 09:50
ごっちさん、舳倉島お疲れ様でした!
2日目の引き返しにはまいりましたね。それがなければ憧れの
セジロタヒバリがばっちり撮れていたかも?と考えると悔しいですね。
まあ、それも運でしょう。また春にでも一緒に行きましょう!
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