いよいよカモの季節がやってきた。先日、近所の河原を覗いてみるとマガモ、コガモの群れが見られた。渡ってきた当初はエクリプスで地味だったカモたちも11月に入ると繁殖羽に変わり冬の河原に彩りを加える。そんなカモの中でもトモエガモは特別だ。トモエガモの名前の由来は♂の顔にでる3色の模様。この美しいカモは世界的希少種で極東特産である。西日本や日本海側では群れで見られることもあるようだが関東ではそれほど多くは見られず、大抵は1羽~多くて数羽というところである。
トモエガモ♂。顔の模様が美しい。肩羽の数枚が脇腹にかかるほどの長さでとてもきれいだ。
羽ばたくと大雨覆いのオレンジ、翼鏡の緑色光沢、次列風切縁の白ととてもカラフル。
トモエガモ♀。全体的褐色で地味なのでけっこう見逃されていると思う。嘴の根元の白い斑点が特徴。下の写真は都市公園の周りに生える木の実(ドングリ)を食べに陸地に上がったところ。
2007年12月・撮影地千葉県