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クロトウゾクカモメ

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季節外れの台風2号影響で銚子周辺には15メートル以上の風が吹きつけていました。アジサシを確認しようと海岸沿いに近づこうとするも強風に煽られた砂によって視界は遮られ、海岸から押し寄せた大量の砂に海外沿いの道が埋まってしまうほどでした。海岸沿いや利根川沿いではウミネコが風に煽られるようにわずかに飛んでいる程度です。そんな中、利根川河口で一羽のトウゾクカモメと思われる個体を発見。双眼鏡で追いましたがあっという間に対岸に飛んでいってしまいました。強風の際には思わぬ場所に降りていることもあるのでいつもの漁港脇の空き地にいるウミネコの群れの中を探しましたが、それらしき姿は見つからず。。。と、海上をウミネコよりスマートで明らかに飛び方が異なるものを発見!クロトウゾクカモメでした。

クロトウゾクカモメ夏羽。クロトウゾクカモメはトウゾクカモメより一回り小さく個体差もありますが、ウミネコと同じかやや小さいくらいです。
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同じ仲間にシロハラトウゾクカモメがいますが、以下の点で識別できます。
①中央尾羽→シロハラトウゾクカモメは中央尾羽が他の羽根の2倍以上の長さ(クロトウゾクはそこまで長くない)
②初列風切→シロハラトウゾクカモメは初列風切表にある白い羽根が通常1~2本で目立たない(クロトウゾクは5~6本入る)
③羽根の裏→シロハラトウゾクカモメは黒一色に見えることが多い(クロトウゾクは白い班が入る)
などです。
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このときは海上に浮かぶ浮遊物目当てに岸壁沿いをウミネコとともに行動していました。強風に煽られてこの場所に飛ばされてきたのでしょう。ウミネコ相手に自慢の盗賊行為は見られずむしろウミネコに威嚇されていました。
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よく見ると海上にもう一羽いました。この日は合計4羽のクロトウゾクカモメが見られました。(別の場所で最初に見た一羽は遠かったのでシロハラトウゾクかクロトウゾクかは不明です。)
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前回も秋に台風直後の銚子港でクロトウゾクカモメを目撃しました。この日もカメラが三脚ごと飛ばされそうな風でしたが、「風にもマケズ」という方は是非。

2011年5月下旬・撮影地銚子
by hideaki0310 | 2011-06-01 22:03 | 千葉県 | Comments(4)
Commented by びびさん at 2011-06-02 17:32 x
おお~、クロトウゾクカモメが4羽ですか!!!
流石、荒れた天気の時は抜かりがないですね(笑)
クロトウゾクの飛翔カットいいですね~
Commented by kazucl1 at 2011-06-03 00:23
あの強風の中銚子とは、気合いと根性ですね(笑)
クロトウゾクカモメ飛翔お見事です。
こんな天候じゃないと見られないんでしょうね。
Commented by hideaki0310 at 2011-06-03 14:11
びびさん、こんにちは。
当日、雨は上がっていましたがものすごい風でした。
風が強すぎて鳥が飛べないほどでしたが、午後からは晴れ間も
見えました。実はこれほとんどノートリなんですよ。近かった
です。こんな天候ならではですね。
Commented by hideaki0310 at 2011-06-03 14:14
ごっちさん、こんにちは。
アジサシリベンジと思いましたが、強風でなにもいなかった。。。
クロトウゾクは何度も目の前を飛んでくれたのでものにできましたが、ちょっと露出補正をミスりましたね。
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