エトピリカ

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今回は夏の道東にエトピリカとシマフクロウを求めって行ってきました。どちらも環境省のレッドリストでは絶滅危惧1A種(CR)に指定されており、日本での生息数は非常に少ないのが現状です。シマフクロウについては新聞などで報じられているせいかシマフクロウの住む森を確保するんどの保護活動が比較的進んでいますが、エトピリカは知名度も低く、その生態も相まってまだまだといった段階です。私自身、シマフクロウについては小さいころから書籍を読んだりしていつか見てみたいと思っていましたが、エトピリカに関しては「変わった名前の鳥だなあ」くらいの知識しかありませんでした。

エトピリカとはアイヌ語でくちばし(エト)が美しい(ピリカ)という意味で、名前の通り、橙色の大きなくちばしが特徴です。日本での生息数は正確には分かっていないようですが、今回訪れた根室モユルリ島周辺の海域では約20羽と言われており、ほかの場所を合わせても30~40羽程度のようです。エトピリカは人が近寄れない離島の断崖で繁殖するため、生態の調査などはなかなか難しいようで正確な個体数の把握も困難とのことでした。

エトピリカ夏羽。最初に発見した時は約200メートルほど離れていましたが、双眼鏡で覗くとその特徴ある嘴のおかげですぐにエトピリカとわかりました。
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繁殖期の今は特徴である嘴のほかに飾り羽が目立ちました。興奮しながら双眼鏡を覗いていると島影からもう一羽エトピリカが飛んできて、比較的近くに着水したのが確認できました。少し離れた場所から観察していると水面でバシャバシャと水浴びを始めたようです。
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ゆっくりと船で近づいていくと肉眼でもはっきり見える距離になりました。嘴の模様がとても美しいです。
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海面からの飛び立ちです。ほかのウミスズメ類と同じようにかなりの距離海面を蹴って飛び立ちます。
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今回のクルーズではエトピリカ以外にもいろいろな種類の鳥が観察できましたので、クルーズの内容は後日ご紹介いたします。

2011年7月下旬・撮影地根室モユルリ島周辺 撮影機種ニコンD3/ニッコール300ミリF4+テレコン×1.4使用
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by hideaki0310 | 2011-07-25 01:01 | 落石クルーズ | Trackback | Comments(2)
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Commented by N_BIRDER at 2011-07-25 22:21
おっ!?いい天気ですね。
日ごろの行いが宜しいようで。笑
息子さんも大喜びだったんじゃないですか?
Commented by hideaki0310 at 2011-07-26 12:24
こんにちは。おかげさまで天気は良かったのですが、風が強く、うねりも伴って
船はかなり揺れました。手持ちのレンズを持っていったのですが、船につかまっていないと転がってしまいそうでした。
息子にもカメラを持たせてみましたが、しっかりとエトピリカの飛び出しを撮ってましたよ(^O^)
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