知床半島 その1(ケイマフリ)

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世界自然遺産に登録された知床半島には手つかずの自然が残されており、シマフクロウやヒグマといった貴重な生物の生息地となっています。知床半島が素晴らしいのは陸地だけではありません。半島周辺を囲む豊かな海です。また、半島の東側であるウトロと知床峠を越えた反対側の羅臼では地形の関係もあって気候がかなり異なります。羅臼側は海流と風の関係で気温が低く、霧に包まれることが多いのですが、峠をを挟んだ反対側のウトロは晴れることが多いのです。そういった気候の違いもあり、半島の東側と西側では見られる動植物にも違いがあるようです。今回はウトロ側と羅臼側の両方で船から観察しました。

ケイマフリ。ケイマフリはウトロ側のほうで目にすることが多いです。ウトロ側は海岸線が切り立った崖になっている場所が多く、そういった岩場で多くの海鳥が繁殖しています。ケイマフリもその中の一つです。
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船からは下の写真のような場所に多くの海鳥が見られます。写っているのはウミウとオオセグロカモメです。
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フルマカモメ。これは羅臼側で撮影しました。羅臼側のクルーズは岸から離れた場所を進みますので、非常に多くのフルマカモメを目にすることができます。関東近辺ですとオオミズナギドリがメジャーですが、ここではフルマカモメが主役です。ここでも白色型が一羽だけ出現しましたが、暗色型がほとんどです。日本近海で見られるフルマカモメはほとんどが暗色型で白色型はほとんどみかけませんが、緯度が高い地域では逆にほとんどが白色型で暗色型は少数派になるようです。
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ウトウ。港をでるとすぐにいくつかの群れと遭遇しました。
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羅臼側の主役はなんといってもクジラなどの海獣類です。3月~6月にかけてはシャチ、7月~9月にかけてはクジラが多く見られるようです。今回はなんと両方出現してくれ、特に野生のシャチは初めて見ました。この時期、こんな陸地の近くでシャチが見られるのも世界的にめずらしいそうです。今回は5~6頭の群れを数回見ることができました。シャチは海のギャングと呼ばれ、クジラやアザラシなどを餌にします。近くで見るとすごい迫力でした。
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マッコウクジラ。最初は遠くに潮吹きが見えました。まき上がる海水はかなり遠方からも確認することができます。最後のほうに近くで観察することができました。やはり大きい!ちなみに写真ですとわかりにくいですが、このマッコウクジラ、尻尾の大きさだけで3メートルあるそうですよ。この後、天敵のシャチを嫌がるように深い海に潜行していきました。
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2011年7月下旬・撮影地知床半島
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by hideaki0310 | 2011-08-08 08:33 | 北海道 | Trackback | Comments(0)
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