北海道ではよく見かけるケイマフリですが、関東近海で姿を見る機会はなかなかありません。それでも冬季になると神奈川県よりも南に位置する奥駿河湾などではしばしば姿が目撃されるようなので、いくつかの個体群は関東より南で越冬しているのでしょう。今回見られた個体はこの場所が気に入ったようでもう一ヶ月近くこの地に滞在しているようです。時々岸近くにやってきてくれるので至近距離で観察することができました。このケイマフリ、この時期らしくまだまだ冬羽でしたが、よく見てみると換羽中のようにも見えます。黒い背中がやや褐色味があったのと足の色がややくすんだ赤だったことから推定すると若い個体なのかもしれません。
たまに岸近くにやってきては船の周りを潜り、餌を探していました。
2014年3月上旬・撮影地千葉県