ソリハシセイタカシギ(Pied Avocet)~2014.04

b0148352_20534342.jpg与那国中学校でオオチドリを観察していると私の携帯が着信を知らせた。知り合いの方が祖納水田でセイタカシギを観察していたら突然ソリハシセイタカシギが飛来したようだ。その知らせを受けてすぐに祖納水田に向かう。与那国中学校から祖納水田までは目と鼻の先なのですぐに現場に到着するとソリハシセイタカシギが優雅に採餌している。与那国島でもソリハシセイタカシギは珍しいらしく、毎年この時期に与那国来ているバーダーの方も島ではソリハシセイタカシギは初めて見たと話していた。この個体、単独での飛来であり、かつ近似種のセイタカシギが近くにいたのにもかかわらずはまったくの別行動。以前、石垣で見た個体はセイタカシギと一緒に行動していたのだが。。。


この個体はおそらく成鳥と思われる(羽根の黒い部分に褐色味がない)が、このような成鳥でも単独または少数で渡りをしているものと思われる。前回、奄美大島で観察した時は3羽で行動していたし、関東などで観察されるものも単独または数羽ということがほとんど。常にある程度の数で行動するセイタカシギとはやや性質が違うようだ。


首を左右に振りながら、独特の嘴を使って採餌する。写真のように顔を完全に水の中にいれて採餌することもしばしば。
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20~30分ほど我々ギャラリーを楽しませてくれた後、ふっと飛び立ちそのまま姿を消してしまった。
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私自身、ソリハシセイタカシギを見るのは3回目なのであるがこれほど至近距離で観察できたのは初めてだった。

今回掲載した写真はすべて車内からの撮影。近年、野鳥カメラマンのマナー違反が問題になることが多くなった。法令違反などは論外として野鳥撮影に対する姿勢も問われている。同じバーダー、カメラマンの立場から言わせていただくと、相手は野生動物。近くで撮影しようとぶっとい三脚にでっかいレンズをもってドタドタ鳥に近づけは当然鳥は逃げる。ベテランのバーダー、カメラマンは近くで撮影するために車をブラインド代わりに使ったり、物陰から撮影するなど工夫している。鳥に近づくときは相手の呼吸を読みながら三脚をたたむなどして低い姿勢で近づく。石垣島で出会った地元のバーダーの方いわく「この島で鳥の情報について秘密はないので島外の人にも聞かれれば自分が知っている情報は教える。ただ、少なくとも静かに車内から撮影してほしい」と話していた。これを読んで自分には当てはまらないと思った方も多いだろうが、近年フィールドでは大声で歓談しながら鳥を待っている集団をよく見かける。歓談をするのは自由であるが他の場所でお願いしたい。我々人間が野鳥にとってどれだけプレッシャーになっているのか。。野鳥観察(撮影)は忍耐と体力、工夫が必要な趣味であることをお忘れなく。

2014年4月上旬・撮影地与那国島祖納地区
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by hideaki0310 | 2014-04-26 07:00 | 南西諸島 | Trackback | Comments(0)
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