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コマドリ(Japanese robin)~2014.06(M)

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前の記事でも書きましたが根室周辺の森林地帯はとても魅力的な場所でした。温根沼周辺から対岸の落石に向かっていくつかの林道が走っています。林道を車で走ってみると広葉樹の森、針葉樹の森、湿原、沼地、渓流が次々に現れ、その環境を好む多様な野鳥が生息していました。広葉樹の森ではキビタキやセンダイムシクイ、針葉樹の森ではウソやルリビタキ、渓流沿いにはコマドリやミソサザイといった具合です。海沿いからすぐの場所にこのような環境が広がっているのは緯度の高いこの地域ならではといった感じです。森の中は木々が茂りうっそうとしておりなかなか姿を見ることはできませんが、じっと耳を澄ましているとたくさんの鳥たちのさえずりが聞こえてきます。最近はあまり聞くことが出来なくなってしまった野鳥のコーラスがこの場所ではまだ聞くことができます。なかでもコマドリは驚くほど数が多く、いくつかある沢沿いにはかならずコマドリのさえずりが聞こえるほどできた。写真のコマドリは林道脇の苔むした倒木の上でさえずっているところ撮影しました。姿が見られたのはこの個体のみです。
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ウソ(Eurasian Bullfinch)。ウソもたくさんいました。林道沿いに生えている草の実を食べているのか、私の車に驚いて道路から飛び立つ鳥の姿を双眼鏡で追うとたいがいこのウソでした。ウソの鳴き声を聞いているとこの場所が海からすぐそばの場所であることを忘れてしまいそうです。
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コゲラ(Pygmy Woodpecker)。北海道のコゲラは亜種のエゾコゲラですが、外見上は本州のものとほとんど変わりません。この周辺では数が多いという訳ではないらしく姿を見かけたのは一度だけで、アカゲラの方がずっと多く見かけました。
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2014年6月中旬・撮影地北海道根室市
by hideaki0310 | 2014-06-27 06:00 | 北海道 | Comments(0)
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