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ウミガラス(Common murre)~2014.7(E)

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6月中旬に続く落石クルーズ。6月中旬の時は気温もまだまだ低く防寒対策もばっちりしていったので寒さを感じることはありませんでしたが、今回は7月の下旬、しかも根室地方としては比較的気温が高かったのでちょっと油断しました。上はアンダーウエアにネルシャツ+登山用の雨カッパ、下はジーンズで手袋も持たずという格好で乗船しましたが。。。甘かったです。凍えることはありませんでしたがやはり寒く、手袋は必須だと思いました(笑)
鳥のほうはウミガラス、エトピリカ、ケイマフリ、ウトウといったこの時期定番のメンバーが姿を見せてくれました。ツノメドリは今季はまだ観察されておらず、狙っていたウミバトを見ることもできませんでしたがそれはそれ。また冬の時期のお楽しみとしたいと思います。


夏羽のウミガラス。夏羽のウミガラスは遠くからでもお腹が白いのですぐにわかります。今回は船のすぐそばでのんびりしてくれたのでしっかりと撮影できました。他に群れで飛んでいる4羽のウミガラスも観察しました。確実に繁殖しているという記録はまだないとのことでしたがこの時期に相当数のウミガラスが見られているので繁殖している可能性は高いと思います。
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エトピリカ。今回初めてエトピリカの若鳥を観察しました。繁殖に参加している成鳥と違ってユルリ島のかなり手前でその姿を見ました。全身ほぼ真っ黒で嘴のオレンジも目立ちません。遠目でみるとウトウのように見えますからいままで見逃していたかもしれません。
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こちらが成鳥。繁殖期の真っただ中のため少々落ち着きのないように感じられました。
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昨年に引き続き観察できたのがこのカンムリウミスズメ。昨年同様すでに冬羽に換羽していました。落石クルーズでは毎年7月に入るとしばしばカンムリウミスズメが観察されています。日本で繁殖するウミスズメ科の鳥は7種類いますが、このうち6種類は北日本や北海道周辺の亜寒帯を主な分布域としています。唯一カンムリウミスズメだけが黒潮や対馬海流の影響のある暖帯海域に生息しています。知られている繁殖地の北限は、日本海側では石川県の七ツ島(最近山形県の飛島周辺での繁殖の可能性が話題となった)、太平洋側では伊豆諸島です。カンムリウミスズメの繁殖は早く3月~4月にかけてですから伊豆諸島で繁殖を終えた個体群がこの海域まで移動していることになります。カンムリウミスズメの繁殖期以外の行動はあまり知られておらず、近年まで北海道の根室沖までやってくることも知られていませんでした。
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シロエリオオハム。6月中旬には成鳥の夏羽を見かけましたが今回は若い個体のみでした。しかしながら相当数がこの海域に夏もとどまっていることがわかります。
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ウトウ。
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海鳥の生態はまだまだ知られていないことが多く、そのために貴重な種類の保護が進まないという点も多くあるようです。落石クルーズは地元の方の努力もあって今年運行を始めて5年目とのことでした。このクルーズが始まってから今まで知られていなかった鳥たちの行動も徐々にわかってきていますし、周辺の漁師さんたちの協力で網にかかって死んでしまう鳥たちもかなり減ったそうです。単に観光だけでなく海鳥の保護につながっているこのクルーズの意義は非常に大きいと思います。この記事を読んだ皆さんも是非機会があればこのクルーズに乗船してみてください。海鳥の魅力にはまること請け合いですよ。

2014年7月下旬/撮影地根室市沖(落石クルーズ)/ニコンD4s+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED(テレコンバーター使用)
by hideaki0310 | 2014-08-11 07:00 | 落石クルーズ | Trackback | Comments(0)

ウミガラス(Common Murre)~2013.07

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今回のクルーズでは夏羽のウミガラスに出会うことができた。ウミガラスと言えば、道北の天売島が有名であるが、近年天売島では個体数が激減しているという。ここユルリ島周辺ではエトリピリカと同様、少数が繁殖をしており、夏期でもその姿を見かけることが多い。
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光線の具合で顔から背中にかけてチョコレート色に見える。深い霧の中、海中に首を突っ込んで潜水しながら餌を探していた。この海域では近い仲間のハシブトウミガラスも観察することができるが、ウミガラスの方が嘴が細くて長い。上嘴基部の白線もほとんど目立たない。
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上の写真は、同じ海域で2月に撮影したもの。

2013年7月下旬・撮影地ユルリ島周辺海域
by hideaki0310 | 2013-08-05 05:00 | 落石クルーズ | Trackback | Comments(0)

ウミガラス~2012.02落石クルーズ

ウミガラス(Common Guillemot)

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今回のクルーズで是非観察したかったのがこのウミガラス。いままでも何度か遠くに浮かんでいる姿は見たことがあったが、肉眼で観察する距離ではなく白と黒の特徴のなる体色をなんとかみることができた程度であった。希に港内まで入ってくることがあるが、遠方の人間としてはそのようなチャンスにそうそう巡り会うこともできない。午前中の歯舞のクルーズでは船で近づいた途端に潜ってしまい、漁師さん曰く「一度潜ったら長い時には十数分潜るのでほぼ見つからない」というお話を聞いて諦めた。

ここ落石周辺では少数が繁殖しており、クルーズ船に乗ると夏期もウミガラスの姿を見ることができる場合もあるが、やはり今の時期の方が数としては多いらしい。近似種のハシブトウミガラスも冬になるとみることができるようだ。

ウミガラス(冬羽)。夏羽と違って目の後ろ部分~首回り~胸にかけて白く、目の後ろに黒い線がみえるところが特徴。羽ばたいた時の羽の裏側は白い。いまの時期は単独で見られることも多い。

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このウミガラス、かつては海鳥の繁殖地として有名な天売島では多数繁殖していたが、いまではほんの数えるほどの数しか繁殖していない。温暖化などの見た目にはわからない環境の変化が確実に訪れているのだろうと思う。

2012年2月上旬・撮影地根室市/ニコンD300使用
by hideaki0310 | 2012-03-04 07:00 | 落石クルーズ | Trackback | Comments(0)